野田市駅【千葉県】(東武野田線【東武アーバンパークライン】。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
千葉県野田市の中心市街地東寄りに位置する東武野田線【愛称:東武アーバンパークライン】の主要駅で、醤油の町として有名な野田市の代表駅、そして醤油の町を象徴するように、駅の南北にキッコーマンの工場が立地している、
野田市駅 (のだしえき。Nodashi Station) ですが、
今回の記事は、高架化工事が一部だけ完成していた2022年8月に訪問した際の駅について記事にしました。
当時は西側の島式ホーム1面2線のみで、駅舎は仮設でした。
そのため、現在の野田市とは状況が異なります。ご了承下さい。
新しくなった野田市駅へは、また機会がありましたら再訪問して、改めて野田市駅の記事をUPしたいと思います。
  
 
駅名  
野田市駅 (当時は副駅名なし。TD 17)  
 
所在地  
千葉県野田市    
 
乗車可能路線  
東武鉄道:野田線【愛称:東武アーバンパークライン】  
  
隣の駅  
大宮方……………愛宕駅  
柏方・船橋方……梅郷駅  
  
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要(2022年8月時点)  
駅形態……………地平駅(1911年開業、2021年高架化)。
駅舎………………南西側の仮設駅舎。東西自由通路はありませんでした。
出入口……………西側のみ。東からは約130m南東のガードをくぐって西側へ。
バリアフリー……○(出入口に段差なし。改札階~ホームにエレベーター有)。
点字ブロック……出入口~改札~ホーム間に設置。
駅前広場…………△(仮設のタクシー乗り場とバス停留所を設置)。
 
 

仮設駅舎です。北東を望む。
現在の西口(写真左側)の南東側(船橋方)にありました。
2階建てで、1階に改札口があり、2階に宿直室などがあったと思われます。
出入口に段差がなく、仮設駅舎でもバリアフリーに対応していました。
当時、正式な駅前広場はありませんでしたが、仮設駅舎前には三角コーンで区切られた簡易なロータリーが設けられていて、タクシー乗り場として使用されていました。
現在は西口前にロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場はそちらへ移っています。
 
 


駅前です。上写真は西を、下写真は南を望む。
当時は駅前通り沿いに複数の仮設バス停留所が設けられていました。現在は駅前広場へと移転しています。
以前より野田市駅前は写真奥(西口南側)や駅北東側にあるキッコーマン野田工場に囲まれており、駅前に一定規模の商店街がありませんでした。
逆に駅前には醤油の町・野田市のイメージに合った光景が広がっているとも言えます。
尚、駅西側のキッコーマン工場には野田線・船橋方とを結ぶ専用線が存在していて、貨物輸送が行われていました(現在は廃止)。
野田市の中心市街地は駅から約1km西の一帯で、1駅北の愛宕駅近くまで市街地が広がっています。
 
 


2022年8月当時、野田市駅西口は建設工事中でした。
2024年3月に完成しました。
 
 

また、駅裏の北東側一帯は線路際までキッコーマン野田工場(製造第2部)が迫っています。
工場の周囲は住宅地が広がっています。
尚、高架橋(駅)とキッコーマン工場の間には若干のスペースがあるため、そこに歩道を整備して東口が設けられるのでしょうか?
 
 

仮設駅舎時代の改札口です。
 
駅員配置…………あり(有人駅)。
自動改札機………あり(4通路)。  
ICカード…………『PASMO』のエリア内。
有人通路…………窓口に面した右端の自動改札通路を兼用。
幅広通路…………あり(右端の自動改札通路。点字ブロック設置)。
窓口………………あり(改札窓口のみ。出札窓口は未設置)。
自動券売機………あり(改札口の右手前。ICチャージ可)。
自動精算機………なし(ICチャージ機のみ。紙のきっぷで精算の場合は改札窓口まで)。
トイレ……………改札内コンコースのみ(多機能トイレはありませんでした)。
改札内設備………AED。
売店………………なし(飲料自動販売機はホーム上にあります)。  
コンビニ…………なし(最寄店舗は約650m北「セブン-イレブン」)。
 
そして、2階にあるホームとは当時も今も階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで連絡しています。
野田市駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札内より改札口を撮影。
 
 

改札を通ると、階段等までに高架下の仮設通路を通る必要がありました。
現在の改札口は、階段等が至近距離にあります。
 
 

上下方向エスカレーター・エレベーターは1面2線時代からありました。
 
 

2番線に設置の、路線図・時刻表などと一体になった建植式駅名標です。
電照式で、バックライトはLEDと思われます。
横長のタイプで、東武鉄道の標準デザインです。
中央の矢印は東武アーバンパークラインのテーマカラーであるフューチャーブルーとブライトグリーンが使用されています。
また、駅ナンバリング「TD 17」も併記されています。
現在は駅南側のキッコーマン野田工場内にある「もの知りしょうゆ館前」という副駅名が付与されています。
 
 

こちらは縦型の駅名標です。多国語が併記されています。
 
 


駅構造……高架駅(2021年高架化)。北西~南東方向。ホームはカーブしています。
配線………島式ホーム1面2線(交換可能駅)。
 
左(西)が1番線で上り春日部・大宮方面、右(東)が2番線で下り柏・船橋方面です。
  
ホーム有効長……約6.5両分。
ホームドア………なし(2022年8月時点)。
ホーム幅…………標準レベル。
上屋(屋根)………ホーム全長にわたり設置。  
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機。  
 
当時は2番線の右側で3番線と4番線を増設する2面4線化工事が行われていました。
2024年3月に2面4線化が実現しました。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも大宮方を望む。
 
 


上写真は1番線(右)より、下写真は2番線(左)より、いずれも柏方・船橋方を望む。
2面4線化された現在は、駅の風景が大きく変わっています。
 
 

2番線より大宮方を望む。

2022年当時、右側の3・4番線部分は工事中でした。
野田市駅は後に2面4線化されましたが、野田市駅前後の区間(春日部~運河間)は高架化後も単線のままです。輸送力増強のためには複線化が望まれます。
この先、高架区間で住宅街の中を北西へ走ると、愛宕駅へと至ります。
 
 

2番線より柏方・船橋方を望む。

2022年当時、左側の3・4番線部分は工事中でした。
この先、緩やかに左へカーブして(昔の地平時代は、この左カーブの先で右から来たキッコーマン野田工場の専用線が本線に合流していました)、単線高架区間で住宅街の中を南東へ走りますが、やがて地平に下ります。その後も住宅街の中を走り続け、緩やかに右へカーブすると程なく梅郷駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年(駅訪問の為)。          
  
単線区間にある駅で、2022年当時は島式ホーム1面2線の交換可能駅で、2021年に高架化されました。東側では2面4線化すべくホームの増設工事中でした。当時は高架下ではなく西側の高架外に仮設駅舎がありました。今は高架下に移転しています。出入口は西側にしかなく、将来的には東口も開設されるものと思われます。駅前は以前より商店街形成されておらず、東西にあるキッコーマンの工場に囲まれた形になっています。まぁ野田市のイメージ通りの光景なのですが。
  
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)  
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       山手線~常磐線で柏へ。東武線に乗換(急行もOK)。 
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       東海道新幹線~上野東京ライン経由常磐線で柏へ。東武野田線に乗換。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし (最寄店舗は約650m北「セブン-イレブン」)   
飲食チェーン店・・・なし (1km圏内に店舗はありません)    
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、東武アーバンパークラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は野田市駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:東武鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)