2020年訪問
長野県某所にある、スハフ12 7の車体です。
スハフ12 7の車歴は⋯
- 1969年6月 富士重工にて新製、宮原客車区に配置
- 1973年頃 宮原客車区→尾久客車区
- 1974年頃 尾久客車区→高崎客車区
- 1977年頃 高崎客車区→長野運転所
- 1995年12月 廃車
鉄道ピクトリアルなどの雑誌には新製配置と最終配置しか載っていませんが、地道に各年の国鉄車両配置表を見ていった結果、尾久と高崎にもいたことがわかりました。
民営化前には簡易和式車「ふれあい」に改造され、各方面への臨時・団体列車で使用されていました。簡易和式車とは、単に座席のモケットを剥がして畳を敷いただけの本当に簡易的なものだったようです。
廃車後は長野県内でオハ12 69と共にカラオケ店として使用されていましたが、閉店後は散り散りとなってしまいました。そして千曲川沿いの資材置き場に置かれていたようですが、現在は別のところに移動しています。
真ん中にドアが取り付けられていますが、これはカラオケ屋時代からあったものです。ちょうど車両の真ん中らへんをカットしたもので、資材や草が無ければ、「・スハフ12 7」と標記してあるところが確認できます。
2025年4月16日編集