2025年2月、所用で帰省した福岡から新幹線を乗り継ぎ、豊橋へ。

今回、念願の飯田線完乗を果たすべく、まずは豊橋駅から特急伊那路号で終点飯田に向かいます。

 

 ところで、JR東海373系の運用ですが、特急列車から普通列車まで、終日無駄なく動き回っているマルチプレイヤーですね。1995年に登場して早30年が経ちますが、手入れが行き届いていることもあって、古めかしさを感じさせません(少なくともブログ筆者にとっては)。ブログ筆者の373系乗車体験は、過去には、ムーンライトながら号特急東海号があります。なかでも特急東海号には何度となく乗車しました。そして今回、飯田線唯一の優等列車にようやく乗車することができます。

 

 特急伊那路1号の始発駅豊橋駅。出発は10:08ですが、そのおよそ15分前に4番線に入線してきました。3両編成に対し、始発駅から乗車したのは目算で20名程度でしょうか。前日豊橋入した際に事前に特急券を入手すべくみどりの窓口に赴き、購入を自由席か指定席か一瞬迷いました。結果的に、平日昼間の飯田線での特急列車のニーズはこの程度なのかもしれません。

 

▼定刻通り、10:08に豊橋を出発しました。備忘兼ねて、豊橋駅に乗り入れる名鉄とJRですが、豊橋〜平井信号所間の約4kmについては、飯田線と名鉄名古屋本線の2線共同使用となっている件は先達の皆様には承知の事実。前日の名鉄乗車とこの日の飯田線乗車をもって、どのように共同使用されているかを目の当たりにできました。

 

豊橋以降の途中駅

船町、下地、小坂井、牛久保、豊川(停車)、三河一宮、長山、江島、東上、野田城、新城(停車)、東新町、茶臼山、三河東郷、大海、鳥居、長篠城、本長篠(停車)、三河大野、湯谷温泉(停車)・・・・

 

▼湯谷温泉10:54発。愛知県新城市にあるのですが、どうも奈良時代に開湯したという古湯だそう。

▼車窓から蛇行する宇連(うれ)川が見えます。山間に入るこのあたりから飯田線の秘境感を強く感じる区間です。

 

湯谷温泉以降の途中駅

三河槙原、柿平、三河川合、池場、東栄、出馬、上市場、浦川、早瀬、下川合、中部天竜(停車)・・・

 

▼中部天竜駅11:21着。ここで豊橋行の特急伊那路2号と離合(行き違い)。つつがなく11:22発で、再び北上開始。

 

中部天竜以降の途中駅

佐久間、相月、城西、向市場、水窪、大嵐、大和田、中井侍、伊那小沢、鶯巣、平岡(停車)・・・

 

▼城西→向市場には、「渡らずの鉄橋」で名高い、第六水窪川橋梁が。佐久間ダム建設によるルート変更がきっかけで誕生した橋梁であり、特にこの「秘境区間」でのハイライトの一つです。開閉しない特急の窓からうまく撮影できるか不安でしたが、なんとか収めることができました。

▼通過駅ながら、伊那小沢駅の駅名標を撮影。

▼平岡駅11:57発。昭和初期には三信鉄道の終点だった時代もありました。途中下車はできませんでしたが、ここの駅そばにある「ふれあいステーション龍泉峡」をテレビでみたことがあり、機会があれば泊まってみたいなと思いました。

 

平岡以降の途中停車駅

為栗、温田(停車)、田本、門島、唐笠、金野、千代、天竜峡(停車)・・・

 

▼天竜川にかかる南宮大橋を左手にみて、温田駅に到着します。

 

 

天竜峡以降の途中停車駅

川路、時又、駄科、毛賀、伊那八幡、下山村、鼎、切石、飯田(特急伊那路号の終点)

 

▼特急伊那路号は定刻12:41に飯田に到着しました。

▼飯田駅の駅前広場から臨む飯田駅舎。想像以上にモダンな作りでした。その造りと裏腹に駅の待合室には小さなお菓子屋さんが営業しているだけ。

 そのため、乗り継ぎ列車まで1時間ほど持て余しましたので、飯田駅周辺を「練り歩」いてみましたw。

▼飯田駅周辺を散策中、飯田駅の南側にある踏切あたりから留置中の特急伊那路号を撮影。この車両は折返し、特急伊那路4号で豊橋に戻る運用のようです

 

このあと、飯田駅14:07の駒ヶ根行に乗車、飯田線の北上を続けました。

 

本日は以上です。