2025年3月30日(日)
その④の続きで、SL村上ひな街道号に乗って村上を目指していきます。
出発時刻も近づいてきたのでそろそろ車内に戻ります。
ばんえつ物語号で運転される時は「新津⇔会津若松」となっている側面幕はオコジョの2人(?)が手持ちする「臨時」に。
車内に入ってまずは1号車オコジョ展望車へ。
展望車とキッズスペースを兼ねた車両です。
いつもなら往路はSLが1号車側に付くのですが、今日は方向が逆なので展望車が往路で一番後ろになっています。
続いて4号車展望車へ。
24系寝台車によく似た車体でばんえつ物語号で使用される12系の中でも異色の車両です。
内装もかつて大阪と札幌を結んだ寝台特急トワイライトエクスプレスのロビーカー「サロン・デュ・ノール」を彷彿とさせる造りになっています。
個人的にはこのようなゆとり空間がある車両ってすごく好きなんですよね。
年々このような車両は減りつつありますが、乗ることが目的の列車ゆえこのようなゆとりのある車両を連結できているのはありがたいものです。
さてさて、8時59分SL村上ひな街道号は力強い汽笛を上げて村上に向けて新津駅を離れていきます。
しばらくすると乗車記念の缶バッチが配られました。
HMは緑主体でしたが、缶バッチは黄色になってます。
せっかくなので売店にいって食べ物を購入。
村上の郷土料理でもある鮭の焼き漬けをいただきます。
しっとりとしていてじんわりとお酒の味が広がってきます。
お酒のツマミには最適ですね(下戸なので飲めませんが…)。
そうこうしていると最初の停車駅新発田駅に到着です。
この駅では20分ほど停車します。
発車票にはいつもなら表示されないSLの文字が表示されています。
普段乗り入れしない列車がいるだけで駅の雰囲気が変わりますね。
新発田駅の停車中にも乗務員の方による足回りの点検が行われているようです。
新発田駅はSLが停車する位置のホームが少し低くなっており、足回りがよく見えます。
ピッカピカに仕上げられたロッドが綺麗です。
9時59分SL村上ひな街道号は再び村上に向けて走り出していきます。
新発田を出てからはスピードを上げて快調な走りを見せてくれます。
こちらはカードになっており、表面にC57 180の写真、裏面に村上町家の人形さまめぐりの観光案内情報が掲載されたQRコードになっていました。
鮭の焼き漬け以外にも購入したアイスをそろそろ食べます。
こちらは越後雪室屋ブランドのアイスで、雪室で低温熟成されたこしひかりを使用したアイスです。
こしひかりのほのかな甘みが広がるアイスでした。
他の乗客の会話で知ったのですが、レシートに列車名が入るようで。
確かによく見たら「SL村上ひな街道」の文字が。
捨てなくてよかった…
列車は気が付くと坂町駅に近づく頃に。
坂町では先行しているSL回送のDE10が退避しています。
列車は坂町駅を村上に向けてラストスパートを駆け抜けていきます。
その⑥に続く。