大宮の鉄道博物館の第22回目はその後の特急電車の形態に影響を与えた183系直流特急用電車からです。通称は”電気釜”とも言われる形はかつての寝台特急581・583系にも通じるのかもしれません。
個人的には東京地下ホームで房総方面を目指す「わかしお」「さざなみ」が鮮烈なデビューを飾った記憶があります。まさに地下ホームからこの手の特急電車が発着するのに新時代を感じていたのかも。お馴染みの「ふたまたせん」さんから。
1972年より製造され、2015年迄運用されました。ボンネット特急の181系の後継車として開発され、上越線特急の「とき」、信越線特急の「あさま」や、中央線特急の「あずさ」、房総特急の「さざなみ」「わかしお」、また、東海道線東京口特急の「あまぎ」、「踊り子」等が主な列車です。
後に信越線特急の「あさま」は横川~軽井沢間の勾配区間を専用補機の機関車と協調運転ができる189系となりましたが、この183系の発展型になります。
※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。