※記事内の写真は2022年12月に撮影したものです。
埼玉県吉川市にあるJR武蔵野線吉川美南駅東口では現在、大規模な開発工事が行われています。西口に関しては2012年の駅開業後すぐに開発が始まりましたが、東口は農業振興地域だったため開発は行われませんでした。2017年に駅周辺が市街化区域に変更されて以降、開発工事が始まっています。
↓図の南端を武蔵野線が通り、真ん中に吉川美南駅があります。以前は線路沿いに2車線の道路が通る以外は畦道や農道しかなかったようですが、開発によって図左下から右上に1本、そこから右下に伸びる1本の主要道路が敷かれます。そして右下に伸びる道路からロータリーへの道路が分岐する形になります。主要道路は暫定的ながらすでに開通しています。
図の左下から見ていきましょう~
|越谷都市計画事業吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業の事業計画について|ホーム - 吉川市公式ホームページ
①↓開発区域を東端(図左下)から望む。正面の電柱から向こうが開発区域です。道路左側は沿道サービスゾーンとのこと。”おしゃれな庭”というコンセプトに沿った開発が行われます。
②↓少し先(上写真右奥)に進むと、道路脇に用水路と思しき大きな穴が掘られていました。
③↓上写真の穴の延長上には新道路の歩道を建造中。まずは両脇の縁石から造っていくのですね。
④↓新道路はゆるやかに左に曲がり、線路沿い(写真右奥)に伸びる旧道路と離れていきます。
新道路開通に伴い、線路沿いの旧道路は現在通行止めとなっています。
⑤↓左下が車道と歩道の境目の縁石です。ということで撮影地点は現在、車道となっています。
⑥↓カーブの先は両側の縁石が造られ、すでにうっすらと道路の形がわかる状態でした。中央が車道です。歩道はかなり広くなるようです。
⑦↓上写真右を向くと武蔵野線を越える古めかしい跨線橋の坂があります。こちらは線路を越える数少ない道路なのでもちろん現在も通行できます。
⑧↓跨線橋の向こう側は開発済みで住宅密集地となっています。線路沿いのマンション群がある所は武蔵野操車場の跡地。跨線橋は操車場も越え、現在の倍以上の長さがありましたが、操車場廃止後に付け替えられています。
⑨↓上写真背後を望む。線路反対側とはまったく違った光景が広がっています。左から右奥へ建設中の新道路が伸びています。右から左奥へは大場川が通っており、それを跨ぐ新道路の橋はすでに完成していました。写真目の前には調整池が造られます。
⑩↓線路沿いの旧道路から新道路の橋を望む。川を半分塞いで左側に調整池を整備中。川の右側には病院ができることが決定しています。
⑪↓新道路は橋から先はすでに車道の舗装までされていました。川の向こう右側は前述の病院、左側には開発区域最大の調整池ができます。左奥のクレーンが数基立つ所は産業ゾーン。現在は洋菓子工場がすでに稼働しています。
⑫↓上写真背後は未舗装。しかし、舗装に使われる重機がすでにスタンバイしていたのでこの後すぐに舗装工事が行われたのでしょう。デカいのとちっこいのが並んでいてちょっとかわいいw
⑬↓上写真右(北)を望む。左側は住宅街、右側は調整池となります。右側はすでに調整池となる大きな窪地となっていました。正面の橋は仮橋。新道路の橋ができたのですでに撤去されています。
⑭↓新道路の橋から駅の方(上写真右後ろ方向)を望む。遠方の写真中央に駅があります。正面には病院ができるので、ここから駅を見通すことはできなくなるでしょう。
つづいて、駅から開発区域を見ていきましょう~
⑮↓橋上の駅舎から北を望む。下を通るのが旧道路。左から右奥へ大場川、奥を左右に当時建設中だった新道路が通っています。正面の空き地に病院ができます。
⑯↓上写真やや右を望む。写真中央奥で、左奥を通る上写真の新道路からもう1本の新道路が分かれます。こちらは写真右へ伸びます。真下のロータリーはそちらの道路につながります。いずれの道路も現在は開通しています。
↑正面の空き地にはホームセンターが出店するようです。左隣は病院となります。
⑰↓上写真やや右を望む。奥を新道路が横切っています。左がロータリーへのアクセス道路。正面の空き地は商業、業務地として利用されます。スーパー、ドラッグストアにちょうどいい大きさの空き地ですねぇ(笑)。新道路の向こう側に大きめな公園が整備され、その周りを住宅地が囲む形になるようです。
⑱↓ロータリーから南東(上写真右)を望む。こちら側もやはりロータリー沿いは商業地として利用されます。その裏は住宅地となります。
⑲↓上写真から左に少し移動し同方向を望む。商業地を突っ切るように2本の側溝が整備されています。記事冒頭の図にはありませんが、歩行者通路でもできるのでしょう。
⑳↓ロータリーからアクセス道路を望む。2年前の撮影時ですでに道路の形はできあがっていました。道路右側は駐輪場として暫定利用されていました。
㉑↓こちらが新道路に突き当たる丁字路。正面には前述の大きめな公園ができます。
↑駐輪場の先には新道路を突っ切って歩行者通路が伸びていました。
㉒↓歩行者通路を進むと約500m先を通る県道に抜けられます。公園整備後は公園を通り抜ける形になるのでしょう。
㉓↓丁字路から南東(上写真右方向)を望む。右端に駅が見えます。道路右側が商業地となる他は戸建住宅街となります。
㉔↓上写真背後を望む。約200m先でもう1本の新道路に突き当たります。こちら側は道路左にホームセンター、病院が建ち、右側は沿道サービスゾーンとして利用されます。
㉕↓上写真やや左を望む。遠方に建物の列が伸びています。その手前側が農業振興地域として開発が制限されていた地区です。
㉖↓最後に駅へのアクセス道路を望む。緩いカーブを曲がって駅前ロータリーへと至ります。数年後には道路両側に商業施設が建って駅前らしい景観となるでしょう。
こちらの開発の事業完了は2036年を予定しています。大きな動きがあったらafterを撮りにきましょう。
おわり
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