今回は、三池鉄道機関車No2。前回のNo1と同じく、1911年ドイツ・シーメンス製。
資料は鉄道ピクトリアル434、P30~、在籍車両主要諸元他から同様に以下抜粋。
No.2:1911年、ドイツ・シーメンス製
長さ6810㎜、20トン車グループ(22トン)
No2は、最後の3回目でお目にかかることが出来た。
最初のNo2撮影画像は、三池鉄道の三池港駅で、客車列車発車前の先頭に立つ。
この列車は、三池港着で左のホームに到着の客車の機関車を先頭に付替え、押込んで
右側出発ホームに入替を行なった後であり、出発準備で待機中の状態になっていた。
2枚目の画像は、その途中の機回し時の状態。(再掲載、2-1ホハ203での画像と同じ)
ちょっと見た限り、No1とよく似ている外観と思われた。
資料から出力は186kw。機関車では、今から思うだけであるが小さめと感じていた。
No1も含め、輸入機だけではなくその後の国産機も20トン車では共通の数値らしい。
旧型国電では、旧モハ30のMT15で、100*4=400kW
1949年からのモハ63のMT40で、142*4=568kW、になっている。
※旧30系:MT15で100kW、1937年からのモハ54/60:MT30で128kW
1949年からのモハ63:MT40で142kW
(※鉄道ピクトリアル684、P72の国鉄電車用主電動機諸元から抜粋)
1両2台車4軸でモーターは4個あるから、その4倍になる。もちろん時代が異なるため
単純な比較はできないが、小型機関車であることは数値からも理解できそう。
三池鉄道の機関車では、輸入機はNo1とNo2が稼働で撮影できた。
上新電鉄 デキ1/2/3:1924年製、9.18m、200kW。
※鉄道ピクトリアル434、P25から
以下、参考画像は、高崎で撮影ができたデキ3になる。
次回も輸入機のNo2を予定です。
参考
三池炭鉱鉄道関係
鉄道ピクトリアル434(私鉄の電気機関車)
◇P30~:三井石炭鉱業(株)専用鉄道
その他
鉄道ピクトリアル684(73系電車)
◇P72、主電動機