皆さま、こんにちは!
先々月のことです。
一時期、ネットで話題になったこちらを訪れましたよ。
豊肥本線(阿蘇高原線)平成(へいせい)駅です!
この駅の何が話題になったかって…
もうお気づきですよね。
駅名が先の元号である「平成」だからでした。
こちらが平成駅の駅名標なり~
駅名標に描かれたイラストは
熊本市側から見た阿蘇連峰と「白河水源」で知られている白川、
熊本市の市花である肥後椿かな?
描かれた石像の正体は不明ですけど
ご存知の方はいらっしゃいますかね?
元号が「平成」から「令和」に変わった今から6年前、
全国から大勢の元号マニア?がここに集ったのは
記憶に新しいところです。
ここでは駅名標の脇に昭和タクシーさんの看板があり、
自動販売機では大正製薬のリポDが売られてました。
明治乳業のドリンクを持って立てば
明治・大正・昭和・平成が揃うとのことで
ドリンクを持った訪問者が大勢訪れたみたいですけど…
そんなアクティブなことが出来る皆さんを心から尊敬する
陰キャな自分でした。
話を駅に戻します。
平成駅は平成4年に開業した駅で、
熊本市中央区平成に駅があることから
この駅名が付いたそうです。
地域名である熊本市の「平成」は
平成2年に造成が完了した住宅地とのこと。
改元直後はここ以外にも地区名に「平成」を名付ける
自治体による平成ブームが起きたそうです。
その結果、全国各地に30近くの平成地区が誕生したそうですよ。
そういえば我が地元にも
仙台市宮城野区平成がありましたっけ。
そんな平成駅は単線上に設けられた、
列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。
2本のホームは跨線橋で結ばれてました。
平成4年に開業した当時の豊肥本線は非電化で、
平成駅も単式ホームがあるだけの棒線構造だった模様。
平成11年に熊本駅‐肥後大津駅間が電化された際に
交換設備が設けられたそうです。
過去の時刻表を見ると
それまで上下合わせて78本の列車が停車してたところ、
交換設備の設置により102本まで増えたみたいですね。
構内が一線スルー方式であることから、
南側にある1番線が
開業当時からあるホームであることがわかります。
平成18年に無人駅から駅員配置駅に変わったそうですけど、
自分が訪れた2か月前はこんな感じでして…
明確に無人化されたワケではありませんが、
3年前の令和4年春のダイヤ改正で
きっぷの窓口販売が廃止されたようです。
これって無人駅化と何が違うのでしょ?
平成駅のユニークなところは
県道182号線(平成大通り)の高架道の真下にあるところです。
故に構内は日中でもかなり暗い感じ。
でもでも、そのおかげで雨天でも雨を凌ぐことが出来ます。
大阪万博の大屋根リングはぜひ平成駅を見習ってほしい。
この日は超好天で、跨線橋の上から平成地区の
澄んだ街並みを俯瞰することが出来ました。
さてさて、平成駅から北側にある南熊本駅までの
営業キロはわずか0.9キロで、
直線の線路で結ばれているために
平成駅のホームから南熊本駅を望むことが出来ます。
写真の線路の奥に南熊本駅の構内が見えるのが
わかりますかね?
実は国鉄時代、この区間の途中から分岐する
貨物の専用線が伸びていたのですよ。
施設は撤去されましたが、
線路跡とわかる湾曲した道路が残っているらしく…
平成駅から歩いても10分かからない場所にあるので
現地を訪ねてみることにしました。
長くなりましたので次回に続きます。
続きもぜひチェックください。
↑(熊本駅方面)
平成駅(令和7年2月23日)
南熊本駅
新水前寺駅
水前寺駅
東海学園前駅
豊後竹田駅
朝地駅
緒方駅
豊後清川駅
三重町駅
菅尾駅
中判田駅
↓(大分駅方面)
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