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青春の旅立ち-中央東線全駅取材と篠ノ井線の旅6.

2025-04-14 | 鉄道・旅行

 6.中央東線辰野支線小野の駅取材

特急「あずさ1号」で塩尻に到着したのは09:31だった。
中央本線辰野支線は塩尻から辰野の区間を往復するダイヤである。
充当されていたのはE127系100番台A2編成だった。

E127系は新潟地区で運行されていた急行形を置き換えるために、
1995年に0番台が新潟支社に2両編成×13本=26両が導入された。
長野支社でも1998年12月8日から松本地区に、
100番台を2両編成×12本=24両を導入した。
20m級、ステンレス車体、片側3扉、100番台はセミクロスシートを採用、
主電動機はかご形三相誘導電動機、モーター出力120kW、
GTO素子VVVFインバータ制御、TD平行カルダン駆動方式。
0番台と100番台とでは前面のデザインが異なり、
100番台は交流通勤形701系に酷似している。

塩尻での乗り換えは29分で、いったん改札を出て駅舎取材する。
東口駅舎はリニューアルされていた。

JR塩尻駅は島式3面6線の地上ホームを有する中央本線の駅である。
中央本線は東京から松本までが中央東線、
松本から名古屋までが中央西線として建設され、
塩尻から松本までの区間は重複し、
松本でスイッチバックする線形になっている。
国鉄が分割民営化した後は中央東線がJR東日本、
中央西線がJR東海に所属するが、重複する区間はJR東日本に所属する。
そのため中央西線の列車も松本まで乗り入れる。

橋上駅舎化されていて、1番線は中央東線みどり湖経由上り、
2番線は中央東線下り篠ノ井線直通、
3番線は中央東線辰野支線及び中央東線みどり湖経由の待避列車、始発列車、
4番線は中央東線みどり湖経由の待避列車、
始発列車及び中央東線下り篠ノ井線直通、中央西線名古屋方面、
5番線は中央西線名古屋方面、6番線は中央西線からの篠ノ井線直通列車が使用する。
4番線のみが中央西線、中央東線の両方に繋がっている。
1902年12月15日に国有鉄道として松本から延伸時に終着駅として開業した。
1906年6月11日に辰野経由で中央東線が延伸、
1909年12月1日に中央西線奈良井まで延伸した。
かつては中央東線と中央西線が直接繋がっていたが、
1982年5月17日に現在地に移転、
この時から中央東線と中央西線はスイッチバックする線形となった。

辰野支線の列車は10:00ちょうどに塩尻を出発した。
12分で小野に到着する。

JR小野駅は単式1面1線と島式島式1面2線の、
計2面3線の地上ホームを有する中央本線辰野支線の駅である。
ただ、駅舎と反対側の島式ホームの外側は一部線路が撤去され、
旅客営業には使用されておらず、保線車両の留置線となっていて、
実質的には相対式2面2線構造と云っていい。
駅舎側の1番線は下り塩尻方面、2番線は上り辰野方面が使用する。

1906年6月11日に岡谷から塩尻までが、
辰野経由で敷設された時に同時に開業した。
駅所在地は長野県上伊那郡辰野町大字小野で、
塩の道として機能していた三州街道や初期中山道の小野宿のあった場所だった。

駅の直ぐ近くには大鳥居が設置されていた。
駅前に設置されていた案内板には、

 ここ憑(たのめ)の里は、はるか平安の時代に、
 清少納言『枕草子』第六十二段『里は』に詠まれた由緒ある里であります。
 古くから官道である「東山道」が小野を通っていたことから、
 遠く京の都にも、たのめの里は知れていたものと考えられます。
 そして、今から四百余年前の天正十九(一五九一)年十一月二十三日、
 天下人秀吉の知行割りによって、 結果二つの村に分けられてなお、
 たのめの里は一つとして、人々はいつもの時代も一緒に、
 この故郷(ふるさと)の発展に力を尽くして参りました。

と書かれている。
小野駅の折り返し列車の待ち時間は59分だった。

時間を持て余し、近隣を写真を撮ってみた。
空は青く晴れて蒸し暑かったが心地の良い夏だった。


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