みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先月中旬、頂いた連休で実に14年ぶりの韓国・ソウル周辺をひとり旅した際の道中記をお送りしています。


旅は第1日目(2025年3月17日)です。
14年ぶりの韓国上陸を果たした「仁川国際空港(인천국제공항 Incheon gukje gonghang インチョンクッチェゴンハン、仁川広域市中区)」から空港連絡鉄道「A'REX」でソウル市内中心部に向かおうというところ。


同じ路線を使っていながら、各駅停車とノンストップの直通列車で、改札が完全に分けられている空港連絡鉄道。
後者に乗ることにしたのですが、オレンジ地のデザインが目立ちます。直通列車は車両塗装もそれで統一されているという徹底ぶりでした。


改札を入りました。入場は列車発車の30分前からだということで、さほど混みもせずゆったりとしています。


直通列車で、ここ空港第1ターミナルからソウル駅までは、最速43分。全車座席指定の列車だといいます。はじめて乗りますので、どのような列車、車窓なのでしょうか。
2面4線のホームからは、たくさんの人々が降りて来ます。ちょうど、ソウル駅からの各駅停車が到着したところでした。


先日記事でも触れましたが、ソウル駅から空港第1・第2ターミナルまでを結ぶこの連絡鉄道。
各駅停車と、直通列車とでは運賃体系が区分されているがために、長いホームはこのように柵で分けられています。奥が各駅停車の列車が発着するホーム。

どちらの列車に乗ったのかわかるようにするためですが、これを見て思い出したことが。
「特急スカイライナー」や「アクセス特急」などが走る「成田スカイアクセス線(成田空港線)」と、従来からの「京成本線」経由とでは、運賃体系が異なることによるものでした。
よく考えられているなあと、感心したことを思い出したのでした。出典①。


ところで、ホームに降りて目立つのは、ホームドアが完備されていること。それも、高さのあるフルスクリーン式というもの。
これは、この先お世話になる「ソウルメトロ」や「KORAIL(韓国交通公社、日本ではJRに相当)」の大多数の駅でも同じ仕様でした。
こちらは一転してさながら、ヨーロッパを思わせるような開放的な駅設備でした。また後日項にて取り上げます。

日本でも、地下鉄や新交通システムなどでフルスクリーン式ホームドアは見かけますが、さほど数はありません。
乗客に対する保安度としてはこれ以上ないものですので、各駅に完備されているとは、相当に安全意識が高いのだなと感じた次第です。
よくある、胸のあたりまでしか高さがないホームドアのものは旅行中、こちらではいっさい見かけませんでした。
ちょうど、次の各駅停車が入って来ました。
ソウル駅から来たものですので、次は第2ターミナルに停車するのみ。この方向であれば、ホームを分ける必要はないですね。
心地良いVVVFのモーター音を響かせ発車して行きました。勝手をいわせて貰いますと惜しむらくは、正面から列車の顔を撮れないこと。


さて、ソウル駅ゆきの直通列車まではまだ20分ほどあります。ウォンにも両替しましたし、ちょっとジュースで一服しよかいなと、ホームに見つけた自販機に向かいます。

おっ、ポカリスエットがありますね。
日本のよりひとまわり大きいサイズですが、2600ウォン(約270円)。620mlありました。
あれ、日常の感慨からするとえらい割高です。

250mlのものは、1700ウォン(約180円)。

そしてオロナミンCは1500ウォン(約160円)。
この後に各地で見つけた自販機でも、この両品が揃って売られているものが多くありました。

やったことはありませんが、これならば、帰国してからでも試せそうです。
しかし、14年前に家族旅行で韓国にやって来た時には、ここまで高くなかったような。

気になったので、当時、自販機のラインナップが珍しくて記録していた写真を見返しますと…

ペットボトル、1500ウォン(当時、約120円)。おや、だいぶ値段が違います。
といいますか、2倍弱に跳ね上がっているほど。この間、かなり物価高著しかったのだろうかと推察します。あちこちで気軽に買い求められたのを覚えているのですが。

ちなみに14年前の訪問時では「100円=1240ウォン」でした。今回の「100円=904ウォン」より、円安でレート自体がかなり違いますが。
2011(平成23)年7月、宿泊先最寄りだった、ソウルメトロ「塩倉駅(염창역 Yeomchang-yeog ヨムチャンヨク、ソウル特別市江西区)」にて。ブログ主撮影。

今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#京成成田空港線」)