市役所前駅【和歌山県】(紀州鉄道線。2022年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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車両の写真は学門駅にて撮影。
 
今回の【駅】シリーズは、
和歌山県中部、紀中・日高地域の代表都市である御坊市の中心市街地西部、官庁街に位置するミニ私鉄路線・紀州鉄道線の駅で、駅名の通り御坊市役所への最寄駅である、
市役所前駅 (しやくしょまええき。SHIYAKUSHOMAE Station) です。
 
  
駅名  
市役所前駅 (駅番号なし)  
 
所在地  
和歌山県御坊市     
 
乗車可能路線  
紀州鉄道:紀州鉄道線  
 
隣の駅  
御坊方………紀伊御坊駅   
西御坊方……西御坊駅  
 
訪問・撮影時  
2022年8月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1967年開業)。
駅舎………………×(開業時より駅舎は存在しなかったと思われます)。
出入口……………東側のみ。西からは駅前の踏切を渡って東側へ。
バリアフリー……×(ホームヘのルートはスロープですが、手すりがありません。
          車両側はステップがあるため非対応)。
点字ブロック……未設置。
駅前広場…………×(最寄りのバス停留所は約150m東の県道188号沿い)。
 
 


駅出入口です。南方向を望む。
駅北側を東西方向に延びる県道188号線の、踏切東側に出入口があります。
出入口はスロープになっていて車いす通行可能ですが、手すりがありません。
尚、紀州鉄道線の運用車両がステップ付きなので、紀州鉄道線自体がバリアフリー非対応です。
また、出入口は車道に面していますので、自動車や自転車などに注意が必要です。
ホームに上がった所に飲料自動販売機があります。
 
 


駅前です。東を望む。
駅東側は御坊市の古くからの市街地ですが、商店は多くありません。
北寄りには御坊市などの公共機関や公共施設が複数見られます。それに関連して事業所も少なからず見られ、規模が小さいながらも御坊市のビジネス街の様相を呈しています。
 
 

駅前です。西を望む。踏切手前の左手にホーム出入口があります。
駅西側は市街地西端部で、駅前に商店は少ないですが、東側と同様に公共機関・公共施設が複数見られます。
約150m北西には御坊市役所があり、駅から近いです。市役所は私の訪問時(2022年8月)に新庁舎の建設工事が始まっていて、2024年1月に竣工しました。
また、県道188号を100m程西へ進むと、南北方向に延びる国道42号線と交差します。国道42号沿いにはロードサイド店舗が立ち並んでいて、中心市街地が空洞化した現在、国道42号沿いが御坊市の商業の中心地になっています。
 
 

ホームに上がりました。西御坊方を望む。
市役所前駅は無人駅です。紀州鉄道線は車内収受方式のため改札設備がありません。
出入口前に時刻表があるのみです。
 
駅員配置………なし(開業時以来の無人駅と思われます)。
自動改札機……なし(そのまま列車に乗車して下さい)。
ICカード………利用不可(エリア外。
       もしICエリア内(JR)から乗り越しの場合は後々面倒です。
       まず当駅下車時は紀州鉄道線の運賃のみが徴収されると思われます)。
幅広通路………○(駅構内は車いす通行可能。但しスロープに手すり無し。
         点字ブロックは未設置)。
窓口……………なし(駅舎が存在しないため)。
自動券売機……なし(きっぷ不所持で乗車の場合は車内で整理券を取り、
          下車駅で支払います)。
自動精算機……なし(車内精算です。JRからの乗越の場合は事前に運転士へ申告を)。
トイレ…………なし(ご注意下さい。車内にもトイレがありません)。
売店……………なし(出入口前に飲料自動販売機はあります)。  
コンビニ………なし(最寄店舗は約150m西「ローソン」)。
 
 

建植式駅名標です。非電照式です。
簡素なデザインです。自駅名が大きく表示されています。
ローマ字は併記されていませんが、自駅は勿論、隣駅にも「ふりがな」が併記されています。
駅ナンバリングも導入されていません。
 
 


駅構造……地平駅。南北方向。
配線………単式ホーム1面1線(棒線駅)。
 
番線番号は付けられておらず、下り紀伊御坊・西御坊方面、上り御坊方面とも同じホームから発車しますので、乗り間違えないよう注意が必要です。
 
ホーム有効長……約22m(1両分)。
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に狭いです。
上屋(屋根)………御坊寄り(手前側)の約15m(1両弱分)。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機。
 
停車時に西御坊行き列車は降車口が、御坊行き列車は乗車口が、それぞれ僅かに上屋からはみ出してしまうため、雨天時は注意が必要です。
手前の御坊方の端に駅出入口のスロープがあります。
 
写真は西御坊方を望む。 
 
 


御坊方を望む。
手前の西御坊方ホーム端は雨ざらしです。
 
 

御坊方を望む。
ホーム端に出入口のスロープがあり、そのすぐ先に駅前通り(県道188号線)の踏切があります。
この先、左右に広がる官庁街の中を北上し、やがて沿線が住宅街に変わると右へカーブします。そして進路を北東に変えると、拠点駅である紀伊御坊駅へと至ります。紀州鉄道線の定期券やグッズ類、学門駅などの入場券は紀伊御坊駅窓口にてお買い求め下さい。
 
 

西御坊方を望む。
この先、住宅街の中をひたすら一直線に南へ走ると、終着駅の西御坊駅へと至ります。両駅間の距離は0.3kmと短く、しかも直線区間で見通しが良いため、市役所前駅ホームから西御坊駅を肉眼で確認できます。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2022年。          
 
単式ホーム1面1線の棒線駅で、駅舎が無く直接ホームヘ出入りする形です。線路東側にホームがあり、北側の踏切前に出入口があります。駅前は市街地で、御坊市役所など公共機関が多く立ち並ぶ官庁街の様相を呈していますが、駅の利用は振るわないようです…。
  
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)    
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新幹線で新大阪まで。
       特急『くろしお』で御坊まで行き、紀州鉄道線に乗り換えて3駅目で下車。 
難波から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       大阪市内各駅から『くろしお』~御坊乗換紀州鉄道線のルート。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (最寄店舗は約100m西「ローソン」)    
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は約150m西北西「丸亀製麺」)   
 
東京からの到達難易度は高いですが、紀州鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は市役所前駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)