
↑↓221系で運転される快速が六地蔵に到着。時間帯により、みやこ路快速、区間快速の三種類が設定され停車駅も異なる。特記以外2025年4月。
まさにドリームであった。
キハ35系の時代からすれば。停車している時間が長く感じられた、その幅の狭いロングシートから、転換クロスシートであっという間に景色が流れる。
117系から221系に。その快速系統の流れを覚え書き程度であるが書き綴ってみたい。
そのJR奈良線に快速電車が登場したのは1991年3月16日からであった。
2扉転換クロスシートの117系。本線新快速から追われ、僅かに残った8+4連新快速のうちの4連を使用したものであった。途中停車駅は宇治と木津のみの1時間ヘッドだったと記憶している。今の線路容量とは比較にならない状況で、精一杯の設定であったようだ。
1995年には、その本線117系新快速の設定が若干増え、編成も6+6連に変更された。これによって奈良線快速、普通の117系も6連となった。福知山色もコンスタントに入線した。
その後もJR奈良線は新駅の設置、一部複線化、快速停車駅の増加などで他の線区と同様に利用増が顕著となった。
その典型的なケースが正月であった。初詣客で稲荷を筆頭に宇治以北での混雑を緩和するため、正月ダイヤでは117系は原則撤退、京都所の113系を入線させ、103系と共に快速、普通に充当した。
この快速は稲荷対応もあり、京都~宇治間を各駅に停車、以南を快速とした。区間快速とは逆のパターンの停車駅である。
そんな車両差し替えも221系の投入により解消した。
2001年3月3日、221系みやこ路快速の登場が大きな転機となった。奈良線からも117系が撤退したのである。
103系は普通をメインに活躍したが、区間快速、あるいは朝ラッシュ時に6連車の快速を目撃したこともある。
その後は103系が引退し、快速系が221系、普通が221系と205系が担当している。103系の時ほど205系の代走は見かけないが、うれしートが設定されたことで、代走ではどうなるのだろう?
221系はもって生まれたものがあるようで、行く先々で混雑する列車を担当することになっているようだ。
*参考
wikipedia「JR奈良線」