特急 新宿わかしお号と、いすみ鉄道代行バス【春の房総・懐かしの乗り物風景①】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

テーマ:

(千葉県・房総半島の里山風景)


 
特急「新宿わかしお」で春の房総へ

JR 新宿駅(東京都)7番線


土休日運転の臨時特急「新宿わかしお1号」安房鴨川行き


通常、東京駅始発の房総特急わかしお号は、京葉線、外房線経由だが、
この新宿駅始発は、中央快速線、中央・総武緩行線、総武快速線、外房線経由となる。

停車駅は、新宿を過ぎると、錦糸町、船橋、千葉、蘇我、大網、茂原、上総一ノ宮、大原、御宿、勝浦、上総興津、安房小湊、安房鴨川の順。


使用車両は、幕張車両センター所属・E257系500番台。

自由席はなく、全席指定





新宿(しんじゅく)駅午前7時22分発


駅弁「大船軒 サンドイッチ」。鰺の押寿司で有名な大船軒(神奈川県鎌倉市)は、現在はJR東日本クロスステーションに吸収合併され、会社自体は存在しない。

中央快速線を走る。中央・総武緩行線のE231系電車と並走。

中央快速線から、中央・総武緩行線に入る。
御茶ノ水駅を過ぎると中央快速線が右へ逸れる。

中央快速線の御茶ノ水駅〜神田駅間にある旧・万世橋駅の跡。現在は、駅の遺構を活かした商業施設になっている。

中央・総武緩行線に入った特急新宿わかしお号。秋葉原付近。

隅田川を渡る。


錦糸町の手前で、総武快速線に入る。

荒川を渡る。


江戸川を渡る。




中央・総武緩行線が並走。

西船橋駅




幕張車両センター。かつては房総特急183系号国鉄色、房総急行153系湘南色、165系湘南色、房総各線113系横須賀色などが多数在籍していた。


千葉(ちば)駅には、午前8時06分から8時10分まで停車。


千葉駅を過ぎると、外房線に入る。京成電鉄千葉線と少しの間並走。

京成千葉線を走る新京成電鉄車両(現在、新京成は京成に吸収合併)


本千葉駅を通過


蘇我(そが)駅に停車

隣にはワインレッド帯の京葉線E233系電車。

房総地区の普通列車で活躍する209系電車。


蘇我駅を過ぎると、車窓は長閑な風景に。


  


上総一ノ宮(かずさいちのみや)駅停車

元・京浜東北線の209系が停車中。かつては113系横須賀色が活躍していた。







大原到着
いすみ鉄道(元・国鉄木原線)が合流。

いすみ鉄道は、大原駅と上総中野駅を結ぶ単線非電化のローカル線。廃止対象だった赤字ローカル線・国鉄木原線を第三セクター化。今も経営は苦しい。



大原(おおはら)駅、午前8時55分着。ここで下車。


いすみ鉄道大原駅に留置中の新型気動車「キハ20  1303」。

いすみ鉄道は、2024年(令和6年)10月4日(金)の脱線事故で長期運休中。復旧の目処は立っていない。

そのため大原駅にも車両が留置されたまま。

隣には、房総地区のローカル区間で活躍するE131系電車。


JR大原駅に隣接する、いすみ鉄道大原駅。

いすみ鉄道の列車は長期運休中だが、駅構内の売店等は営業中。

いすみ鉄道大原駅と、JR大原駅は駅舎内で隣接。


JR外房線大原駅(右)と、いすみ鉄道大原駅(左)

  

いすみ鉄道代行バスで国吉駅へ。
長期運休中のいすみ鉄道では代行バスを運転。


《いすみ鉄道代行バス  いすみ鉄道HPより》



大原駅前のロータリーは大型バスが入れないため、大型の代行バスは、大原駅から徒歩2.3分のコンビニエンスストア駐車場から発車。


大原駅午前9時05分発の、いすみ鉄道代行バス 上総中野駅行きに乗車。

この日は沿線でイベントがあるため、朝から代行バスはほぼ満席。


大原駅を過ぎると、長閑な里山を走る。

水を張った春の田んぼ。

白鷺の姿も。


約半年間も列車がやって来ない、いすみ鉄道の踏切。

長期運休中の、いすみ鉄道線に沿って走る。


新田野(にったの)駅

いすみ鉄道の踏切を渡る。


 

いすみ鉄道 国吉駅到着

代行バスは、国吉駅ロータリーへ。


隣には本物のボンネットバスが停車中


日本全国でも数少ない動態保存のボンネットバス

ボンネットバスは、国吉駅前などでこの日行われるイベントのため、3台やってきた。

個人所有の1968年式いすゞ TSD40形ボンネットバス

車体には日本国有鉄道(国鉄)のツバメのシンボルマーク



いすみ鉄道代行バス、国吉(くによし)駅午前9時23分着。ここで下車。


いすみ鉄道 国吉駅

駅舎内

ホームは2面2線

国吉駅近くに国吉神社・出雲大社上総教会があるため、駅舎にもしめ縄。奥出雲町地域おこし隊と、いすみ市地域おこし隊のコラボで実現。

いすみ鉄道は、「菜の花列車」で名高い路線。


駅ホームの待合所には古い伝言板

脱線事故で列車が来なくなり約半年。

列車が来ないホームに、今年も菜の花が咲く。

いすみ鉄道沿線では、いすみ鉄道とコラボした自動販売機をあちらこちらで見かける。



春の国吉駅まつり、春の昭和まつり

この日は、いすみ鉄道国吉駅前で、いすみ鉄道応援団が主催する「春の国吉駅まつり」を開催。
屋台村、ミニライブ、人車鉄道体験乗車、国鉄キハ28、キハ30開放など、「鉄分」の濃いイベントが行われる。

春の国吉駅まつり(いすみ鉄道応援団主催)



また、近くにあるポッポの丘でも「春の昭和まつり」を同時開催。
国吉駅とポッポの丘の両会場は、3台の昔懐かしいボンネットバスで結ぶ。

春の昭和まつり(ポッポの丘昭和まつり実行委員会主催)


※2025年(令和7年)3月30日(日)