終焉カシオペア | こぴっとちぴっと

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2009年8月 上野駅14番ホーム 9:21着「カシオペア」。

 

クルーズトレイン「カシオペア」が廃止されると発表されました。

1999年7月 「北斗星」「トワイライトエクスプレス」の成功を受けて、新造寝台客車E26系が登場。

カシオペア座の形「W」をコンセプトにダブルデッカー、2人用個室で臨時列車として1編成のみでの運行。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EF81 79 カシオペア塗装機 2011年6月廃車。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア人がデザインしたという、このカシオペア塗装は突飛で何か無理しているような感じがして…せめて日本人に自信を持ってデザインを任していればよかったのに。500系新幹線はドイツ人のデザインだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牽引機は後にEF510のカシオペア専用機 シルバー塗色の510号機が新造されました。が、JR東日本が「北斗星」「カシオペア」へ新造導入させたEF510の15両は早々にJR貨物へと譲渡してしまうという肩すかしにはガッカリ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製造から30年のE26. 車体の老朽化により廃止という恒例のアナウンス。特急用客車の30年はそう高齢ともいえないような…

クルーズトレイン「四季島」やハイグレードトレイン「和」もあるし、機関車と機関士養成が要る客車はもういらないわ…といった理由かも。

 

 

 

 

 

 

加工に手がかかるステンレスを車体に採用したのは、長寿命・メンテナンスフリーを企図してのことだったでしょう。なら30年くらいではもったいないです。

 

 

 

 

 

 

2人単位でしか乗れないというカシオペアの販売システムは、ハードルが高く乗ることは叶いませんでしたが、収益単価を上げるためと一人旅乗り鉄層を選別するためでもあったのかな…?

 

 

 

 

 

 

電源車を展望ハイデッキラウンジカーとまとめたり、食堂車通路を食堂内とは別に分けたのは新造客車に相応しい巧みな設計でした。

 

 

 

 

 

 

 

臨時寝台特急「カシオペア」としては、北海道新幹線開業による青函トンネル内システム変更に伴い2016年3月で打ち切り、以降同年6月から「カシオペア紀行」へと転進、他JR東日本管内の臨時列車として運行。2025年6月廃止決定。

 

廃止後の行く末の予想と希望的意見などが…

ワタシの気まぐれの希望では、牽引機に困らないJR貨物に譲渡してJR各社を跨いで全国をクルーズトレインとして走らせる…老朽化を謳っているのでコレは無理か。まず各社間が難癖つけてまとまらないだろうし。大井川鐡道の鳥塚社長がひょっとして?

 

 

 

 

 

このヘッドマーク、Nでも機関車に取り付ける際、正位置が微妙で…

 

 

 

 

 

 

 

無くなってしまえばこの専用塗装も悪くはなかったかな…と思う手前勝手。

 

 

 

 

 

 

隣ホームに遅れて9:38着の「北斗星」が並びました。同じファインダーに納めるのは残念ながらこんなものでした。