解体されゆく姫路中央卸売市場と播但線(飾磨港線)と姫路市場駅の廃線跡 | 紅葉まてぃっく

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ヤフーブログ解体で難民と化した大宮総合車両センターを観察するブログ

間に合わなかった…

旧姫路中央卸売市場

 

策の向こう側に播但線(飾磨港線)

さらにその向こう側に姫路市場駅がありました。

 

大本の姫路中央卸売市場がありましたが

移転し解体中です。

 

線路撤去後も

貨物ホームがほんの一部残っていたのですが

もう跡形もないですね。

手柄駅(山陽電鉄)

駅前の地図には

中央卸売市場の文字が残る。

2023年まで稼働していたので

あちこちの地図では表記が残ります。

市場入り口にあった看板

ちょうど看板あたりに

播但線が通っていました。

案内

 

播但線は姫路までで折り返していますが

かつては飾磨港まで走っていました。

これは飾磨港線と呼ばれ姫路~飾磨港を結び

1895年~1986年まで使用されていました。

開業当初は私鉄で播但鉄道→

山陽鉄道を経て国有化し播但線と

なりました。

 

末期は貨物輸送はトラックに置き換わり

旅客列車も1日2往復のみだったようです。

 

1964年8月の時刻表が手元にあったので

見てみると…

 

姫路7:38→飾磨港7:51

姫路17:38→飾磨港17:53

 

飾磨港7:58→姫路8:13

飾磨港18:00→姫路18:15

 

廃止20年前より2往復でした。。

左が山陽電鉄

歩道が播但線の廃線跡

大部分が遊歩道として

残っています。

姫路中央卸売市場周辺の航空写真比較

(国土地理院地図航空写真より作成)

1974~1978年・1979年~1983年・2010年

 

姫路市場駅は1957年~1979年まで使用されていました。

側線は3線で播但線から枝分かれしていました。

 

しかし、ここで問題なのは

この姫路市場駅は山陽本線の

貨物支線の駅でした。

昭和30年代は姫路~市場は単線だったようで

播但線に囲まれた路線ですが

書類上は山陽本線の駅という

不可思議な状態だったようです。

 

航空写真を見ると

複線にも見えますが…

どうだったのでしょう。

 

2025年3月31日撮影

 

 

おわり