下津井電鉄の旧児島駅から車で南下して、旧下津井駅へとやって来ました。

 

 

旧児島駅から風の道を歩いて来るとこの道に通じて、ここが終点となります。

 

 

 

 

 

保存車輌は柵の向こうにありますが、それでも十分楽しめます。

 

 

小中学生の頃に鷲羽山の麓を走る下津井電鉄というのがあるとは知っていましたが、その後の歴史は知りませんでした。ナローゲージだったということも、今回の訪問前に初めて知りました。

 

 

当然それぞれの車輌たちについても知識がなかったので、この記事を書きつついろいろなサイトを見て驚いています。

 

 

この紅白の車輌は、側面にモハ1001と記されています。

 

 

旧児島駅にネーム板があった「赤いクレパス号」です。

 

 

 

 

落書き自由だという楽しい車輌だったようです。

 

 

 

隣のこの子はモハ103かな?少し見栄えが悪いのは塗装し直している途中なのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

奥の方には貨車が1輌見えていると思っていましたが、どうやら有蓋車と無蓋車の2輌のようです。奥の車輌がホワ6という木造貨車で手前の車輌がホトフ5という来歴不明の車輌です。

 

 

 

デッキの付いた黄色と水色のツートンカラーの車輌はクハ5です。なかなか味のある形をしています。

 

 

 

 

元々はガソリンカーだったのが電車に改造されたそうです。

 

 

 

 

 

グリーンと黄色の車輌はディーゼルカーのようなので、ホジ3でしょうか。

 

 

 

 

 

一番奥には下電バスもあります。

 

 

隙間からほんの少しだけ姿を見せているのは2000形メ―リーベル号の3輌編成です。

 

 

 

元々は本州と四国の連絡ルートであった下津井電鉄ですが、国鉄・JRとの乗り継ぎの不便さや道路網の整備が進んだことによって利用者が減少しました。そこで瀬戸大橋の開通を見据えて観光路線へとシフトし、満を持して登場したのがこの展望列車メリーベル号だったようです。

 

 

 

メリーベル号の運行だけではなく、児島駅や下津井駅の改修にも投資したものの、観光客は瀬戸大橋や四国を直接訪れたために思ったような収益を上げられず、下津井電鉄は廃線へと向かうことになってしまったようです。

 

 

フェンスに掲げられた写真は色褪せてしまっています。

 

 

 

 

廃線前に一度でも来ておきたかったなぁと思いました。退職して暇を持て余したら、風の道を歩きに行こう。