第1661回('24) 信楽高原鐵道を乗り鉄・降り鉄  | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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2024年7月13日~15日、海の日の3連休は、まだ梅雨明けしていないであろう事を念頭にあえて遠出はせず、地元・関西で2泊3日の乗り鉄・降り鉄旅行を敢行しました。行先は滋賀・京都・大阪でした。早朝の人の少ない時間帯に京都や大阪で駅訪問するのも目的のひとつでした。まぁ、実際に梅雨明けはしておらず、前2日は天気が良くありませんでした。
 
今回は初日(7/13)前半の内容です。
早朝に加古川を出発して、JR神戸線→東海道・山陽新幹線→琵琶湖線→草津線のルートで貴生川駅へ。信楽高原鐵道信楽線に乗り換えて、全駅を訪問しました。本数が少ないため、距離の短い駅間では徒歩移動もしました。
信楽高原鐵道線の降り鉄にはデジタルチケットの『信楽高原鐵道フリー乗車券(940円)』を利用しました。
近年、ローカル鉄道では1日乗車券のデジタル化が進んでいて、紙では販売しない事業者も出てきています。きっぷを買うにもスマホが必須の時代になっています。
  
今回の日程 2024年7月13日 (土) 【前半】  
 
加古川521(JR神戸線)537西明石601(東海道山陽新幹線・のぞみ66号)637京都656(琵琶湖線)720草津733(草津線)801貴生川805(信楽高原鐵道信楽線)819紫香楽宮跡835(徒歩)855雲井930(信楽線)933勅旨952(徒歩)1025玉桂寺前1046(信楽線)1048信楽1154(上り普通)1217貴生川 
 
【後半へ続く】  
 
 

(1)加古川521(JR神戸線 普通・米原行き)537西明石 225系8連 
   7両目補助席に着席 7割の着席率→満席に スマホを操作して移動
 
 
この日は4時に起きて、朝食を済ませてから自宅を出発して加古川駅へ。
まだ梅雨が明けておらず、雨は降っていなかったものの、どんよりとした空模様でした。
加古川駅では事前に購入していた貴生川までの乗車券を自動改札機に通して入場。
高架ホームヘと上がり、JR神戸線の上り1番列車である
5:21発の普通・米原行き(西明石~京都間快速)に乗車。
転換クロスシート窓側席の空席がありましたが、西明石で下車するため補助席へ。
この電車ですと1本で草津駅へ行けますが、時間を要して信楽高原鐵道入りが遅くなるため、
新幹線で京都までワープすべく、西明石駅で下車しました。
 
 


(2)西明石601(東海道山陽新幹線 のぞみ66号・東京行き)637京都 
   JR東海所属N700S-J9編成16連 1号車自由席の窓側E席に着席 
   ガラガラ→京都着時点で約4割の着席率 車窓風景を眺めて移動

 
西明石駅では東京や名古屋へ遠征する時と同様、新幹線ホームヘと移動して、
当駅始発の『のぞみ66号』東京行きに乗車しました。車両はN700Sでした。
この日最初で最後のリクライニングシートなので、道中はくつろいで過ごし、
少し眠気が来たものの無事に京都駅で下車できました。
居眠りしてしまうと東京まで行ってしまいますからwww 
 
下車後は在来線ホームヘと移動しました。
 
 

(3)京都656(琵琶湖線 普通・米原行き)720草津 223系4連+225系4連 
   8両目(225系)転換クロスシート窓側席に着席 満席 景色を眺めて移動
 
 
京都駅では琵琶湖線の1本早い米原行きに乗車しました。
この電車は大阪始発で加古川からですと乗車できません。
この電車に乗るため先回りした次第です。
満席でしたが、京都で大半の乗客が入れ替わったため転換クロスシート窓側席に座れました。
どの途中駅においても乗降が多かったですが、
増減は少なく、下車した草津駅まで満席状態が続きました。
 
草津駅下車後はトイレへ立ち寄ってから草津線ホームヘと向かいました。
 
 

(4)草津733(草津線 普通・柘植行き)801貴生川 221系4連+223系4連 
   1両目(221系)転換クロスシート窓側席に着席 ガラガラ 景色を見て移動
 
 
草津駅からは草津線に乗車しました。長い8両編成ですが、草津線でも8連運用が存在します。
草津線は思ったほどのローカル線ではありません。まぁ柘植方は閑散としていますが…。
乗車列車は柘植行きですが、後4両は途中の貴生川で切り離します。
私は貴生川で下車しますので、後方4両で構わないのですが、
後方は草津駅の改札からの階段が近くて乗車率が高いため、
階段から遠い前方の、柘植まで直通する編成の先頭車両に乗り込みました。
予想通りガラガラでした。余裕で転換クロスシート窓側席に座れました。
ラッシュの逆方向だったため、道中は乗降が少なかったです。
そして28分の乗車で列車は貴生川駅に到着し、私は下車しました。
 
 



(5)貴生川805(信楽高原鐵道信楽線 普通・信楽行き)819紫香楽宮跡 
   SKR310形単行(312号) ボックスシート進行方向窓側席に着席 
   約6割の着席率 車窓風景を眺めて移動
 
 
貴生川駅では改札を出ずに信楽高原鐵道(SKR)線の信楽行き列車に乗り継ぎました。
信楽線は非電化で、車両は気動車です。
乗車したSKR310形気動車は現在の最古参車両です。乗客はそこそこいました。
2009年以来15年ぶりの信楽高原鐵道乗り鉄だったので、
道中は景色を眺めていましたが、以前とあまり変わりない風景でした。
そして山越えをして信楽の盆地に入ると、
列車は紫香楽宮跡駅(しがらきぐうしえき)に到着。私ともう1人が下車しました。
下車時、スマホにデジタルチケットの『信楽高原鐵道フリー乗車券』を運転士に提示しました。
 
紫香楽宮跡駅は単式ホーム1面1線の棒線駅で、駅舎が存在しない無人駅です。
西側に住宅地があり、その向こう側に紫香楽宮跡(しがらきのみやあと)があります。
 
 



(6)紫香楽宮跡835(徒歩)855雲井 
 
信楽線は概ね1時間間隔の運転で、
駅にほぼ何もない紫香楽宮跡駅で1時間を過ごすのは退屈なので、
約600mしか離れていない雲井駅まで徒歩移動することにしました。
駅を出て国道307号を南西へ歩き、途中のファミリーマート前で国道から南へ逸れて、
雲井の集落の中を通ると、雲井駅に到着しました。
道路ですと遠回りになるので1kmほどの距離で、撮影しながらだったので20分を要しました。
 
雲井駅は単式ホーム1面1線の棒線駅で、西側に開業以来の小さな木造駅舎があります。
無人駅です。
 
 


(7)雲井930(信楽線 普通・信楽行き)933勅旨 SKR310形単行(312号) 
   ロングシートに着席 約半分の着席率 景色を眺めて移動
 
 
この列車もSKR310形気動車の312号で、この日は312号1両で機織り運転を行っていました。
クロスシートは全て埋まっていたためロングシートでしばし車窓を眺め、
次駅の勅旨駅(ちょくしえき)で下車しました。
勅旨駅も単式ホーム1面1線の棒線駅で、駅舎が存在しない無人駅です。
駅前には田園を主体とした農村風景が広がっています。
 
 




(8)勅旨952(徒歩)1025玉桂寺前 
 
勅旨駅と玉桂寺前駅の距離は1km程度なので、ここも徒歩移動で時間稼ぎをしますw
信楽線東側の集落を南下して、住宅が途切れて山地に入ると、
信楽線の重要文化財である第一大戸川橋梁前を通りました。
道路沿いには案内看板がありましたが、
実際の橋梁は草木に覆われてあまりよく見えませんでした。
その後は大戸川に沿って引き続き南下し、玉桂寺の手前で大戸川に架かる吊橋を渡ると、
玉桂寺前駅(ぎょくけいじまええき)に到着しました。
もう少し時間があれば玉桂寺を拝観できたのですが…。
 
玉桂寺前駅も単式ホーム1面1線の棒線駅、駅舎がない無人駅です。
駅前は南側が山地で北側が田園地帯となっています。
駅施設の撮影後は、ホームの待合所で、予め買っておいた菓子パンを食べて、
これを昼食としました。
 
 


(9)玉桂寺前1046(信楽線 普通・信楽行き)1048信楽 
   SKR310形単行(312号) ボックスシート進行方向窓側席に着席 
   約3割の着席率 車窓風景を眺めて移動
 
 
この列車も312号で、今度はボックス席が空いていたのでそこに座り、
終点・信楽駅までの僅かな時間ですが車窓風景を眺めて過ごしました。
 
終点の信楽駅は3度目の訪問です。
相対式ホーム2面2線のスルー構造で、終端部に引上線があります。
ホームには信楽焼のタヌキの焼き物が多数置かれています。
当初は関西本線の加茂までの建設計画がありましたが、頓挫しました。
現在は学研都市線とを結ぶ「びわこ京阪奈線」の構想があります。
 
西側には駅舎があります。有人駅です。列車別改札を行っているので、
駅員の許可を取って、出場前にホームの撮影をしました。
 
出場後は駅舎の撮影や駅前散策を行いました。
駅前は旧・信楽町(現・甲賀市信楽地区)の中心市街地です。
北側には以前に社員旅行で訪問した近江牛食べ放題の店があったはずでしたが、
その店舗は無くなっていました。
 
 


(10)信楽1154(信楽線 普通・貴生川行き)1217貴生川 
   SKR310形単行(312号) ボックスシート進行方向窓側席に着席 
   約6割の着席率 車窓風景を眺めて移動
 
 
信楽駅までの訪問を終え、あとは起点駅の貴生川駅を観察するのみです。
貴生川駅まで乗り通すので、ボックスシートに座ってしっかりと車窓を眺めました。
紫香楽宮跡駅までは駅が密集していますが、
最後の1区間は9.6kmの間に途中駅が皆無です。
途中駅での乗降はほぼ無く、23分の乗車で終点の貴生川駅に到着しました。
 
下車後は貴生川駅のホーム、駅舎、駅前を観察しました。
JRと信楽高原鐵道は複合ホーム2面3線で、橋上駅舎を有しています。
北側に近江鉄道線ホームがありますが、改札はJR・SKRと分離されています。
駅前は郊外の住宅地で、商店は少ないです。
駐車場が多く、パークアンドライドもほぼ草津線でしょうね。
 
貴生川駅訪問をもちまして信楽高原鐵道の全駅を制覇しました。
この後は草津線に乗り換えて、駅巡りを続けました。
  
  
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)