こんにちは

OLIVEです

今回はヨーロッパ乗り鉄旅のPART4


前回はベルギーの首都、ブリュッセルに着いたところまででしたね

実はベルギーに来たのは今回が2度目



前に来たのは2003年

22年ぶりのベルギーです(笑)
今回はそのベルギーの首都、ブリュッセルからスタートです

前回到着したブリュッセル南駅です




Bruxelles-Midi/Brussel-Zuidと表記されることが多いですが、これは前者はフランス語表記で後者はオランダ語表記となっています

多くの国と隣り合っており、様々な言語を話す人達が集まる都市ならではの表記ですね

イギリス、フランス、オランダ、ドイツからベルギー国内に乗り入れている高速列車はすべてブリュッセル南駅を発着します

そのため、ベルギーの玄関口とも言える主要駅です

次の列車までは2時間程あるので少しベルギー観光をして来ました


まず行ったのはグラン=プラス

世界一美しい広場と呼ばれており、ベルギーを代表する観光地となっています

周りを囲んでいる建物からは歴史を感じ、圧巻でした


次に行ったのは小便小僧ことManneken Pis

有名な観光地ですね

先ほどのグラン=プラスから歩いていけます


ちなみに衣装は世界各地から贈られており、1000着以上持っているそうです

今回はボリビアのカーニバルの衣装らしいです


出てきたのは0ユーロ札



なんと本物のお札のようで偽造防止技術まで施されています

ですが、0ユーロなので使うことはできず記念品として販売されているようです

EU圏内の観光地で販売されており、ブリュッセルはManneken Pisが描かれているデザインでした



もちろんブリュッセル限定なのでいいベルギー土産になりました


裏面にはヨーロッパの観光地が勢揃いしています

Manneken Pisも端にいますね(笑)
あとはやっぱりベルギーといえば…

ビール

1杯飲んできました(笑)
美味しかったです

観光はこれぐらいにしてブリュッセル南駅へ戻ります

短い時間でしたが22年ぶりのベルギーを満喫することができました

そこまで広い国ではないのですが、見所もたくさんあり、改めていい国だと感じました

好きな国の1つです

さて、まだ乗る列車の時刻までは時間があるのですが、戻った理由は…

Eurostar Premier Loungeに行くためです

Eurostar Premier LoungeはEurostarの最上位クラス、Eurostar Premierの席を予約した乗客のみが利用できるラウンジです

日本にも似たようなシステムはありますね

私が次に乗る列車もEurostarで、今度はEurostar Premierを利用するのでラウンジも利用してみることにしました


中はこんな感じです

落ち着いた雰囲気で綺麗でした

私が次に乗る列車はEurostarですが、イギリスに戻るわけではありません

次に乗るEurostarではブリュッセルからパリへ向かいます

ブリュッセルからパリへ向かう高速列車といえば赤い車体が印象的なThalys(タリス)が有名ですが…

Thalysは2023年にEurostarと合併をしました

そのため、以前Thalysと呼ばれていた列車は今では全てEurostarとなりました

Eurostarといえばロンドンとパリ、ブリュッセルを結ぶ国際高速列車のイメージが強く、Thalysがイギリスに行かないEurostarになったというのはややこしく感じますが車両は引き続き同じ車両が使われているので見た目で判断はできます

また、Thalys=赤のイメージがあまりにも強かったため、Eurostarになった後もロゴは変更されたものの、車体の塗装は赤いThalys時代のままで運転されています

そのため、旧ThalysのEurostarをEurostar Red、元々のEurostarをEurostar Blueと呼んで区別することもあるようです

883系を青いソニック、885系を白いソニックと呼ぶのと同じ感じですね(笑)
私が今回乗るのは旧ThalysのEurostar Redです



Eurostar Redは私が好きな海外の高速列車の1つで、22年前にベルギーに来たのも、Eurostar Red(当時Thalys)に乗るためでした

今回乗るのはその時以来です

発車時間も近づいてきたのでホームへ向かいます


乗る列車はオランダのアムステルダムからやってくる12:13発パリ北行きのEurostar 9334



車両は…

Eurostar Red PBA 4533編成単独運用です





真っ赤で重厚感のある先頭部が本当にかっこいいです

大好きなPBAの単独運用に乗れました





Eurostar Redの車両は2種類あり、PBAはParis、Bruxelles、Amsterdamの頭文字をとって名付けられました

その名の通り、これらの3都市に行けるように3電源に対応しているのがPBAです

車体の形状からも分かるように、TGVファミリーの1つでTGV Réseau(レゾ)というグループに分類されます

Réseauとはフランス語でネットワークという意味でフランス国内に留まらず、様々な国に乗り入れられる仕様となっているTGVがRéseauです

機関車の形状も初代TGVに近く、TGVらしいデザインとなっています

Réseauのうち、9編成がEurostar Red(当時Thalys)仕様としてオリジナルの赤い塗装となっており、これら9編成を特にTGV PBAと呼びます



私はまさにTGVらしいデザインであるPBAが好きで、今回もPBAに乗りたかったので、PBAである確率が高まるアムステルダムから来る列車を選びました

22年前に乗ったときもPBAには乗れたのですが、TMSTなど一部車両を除いてTGVファミリーは基本的に輸送力調整のため、JR東日本の新幹線のように2編成を連結し運転することも多く、当時も2編成が連結して運転された列車に乗りました

これはこれで魅力はあるのですが、単独運用マニアとしては単独運用のTGVに乗りたいという思いがずっとありました

そのため、今回は単独運用に乗れるよう色々調べて乗る列車を選択しました

外国の列車のため、なかなか苦労しましたが、なんとか読みがあたり、Eurostar 9334はPBAの単独運用





ついにPBAの単独運用に乗ることができました





説明が長くなりましたが、それでは乗車します



乗り込むとすぐに列車はパリ北駅に向けて出発しました


今回乗ったのはEurostarの最上位クラス、Eurostar Premier



車内も赤一色です

2+1列の座席配置でゆったりとした空間となっています


今回座った席は車端部の席

ヘッドレストが幅広で快適でした


テーブルは日本でもお馴染みの前の席の背面から引き出して使うタイプです

恒例の乗車は…

Eurostar Red PBA 4533編成のカププラ





もちろん自作です

787系を元に作りました

ちょっと作りが大雑把ですが(笑)、雰囲気は出せたと思います

実車に一緒に乗車できてよかったです





また、Eurostar Premierは食事が付いてきます




今回の食事はこんな感じでした

ちなみにビールはEurostar限定のビールです

食事もビールも美味しかったです

列車はベルギーの高速新線HSL1とフランスの高速新線LGV北線を飛ばしていきます


最高時速300km



TGVファミリーが誇る高速走行を満喫できました


客室内は天井も赤でした

流石Eurostar Redですね

そして列車は約1時間20分後の13:35にパリ北駅に到着しました


パリ北駅にて1枚



20両編成対応ホームなので10両単独運用だとかなり余裕がありますね


編成番号の4533です



下にはTGV 380065の表記があり、TGVファミリーの1つであることが分かります

380065というのは機関車の車番で、実はTGV PBAは38000形という形式名があります

ですが、PBAと呼ばれることがほとんどです(笑)

今回はCoach 11に乗りました



単独運用ですが、号車番号はCoach 11~18となっていました


車体は赤と銀の2色

現在は赤の面積がより増えた新塗装になっています


Eurostarのロゴは同じです


Eurostar Redの赤い車体にも馴染んでいていいロゴマークですね

間に8両の客車を挟んで、4533編成を作っています



Bruxelles-Midi、Brussel-Zuidの表記もありますね


最後にEurostar Red PBA 4533編成を1枚





ベルギー、フランスを駆け抜ける赤い疾風、PBAの魅力を改めて満喫することができました





やっぱりEurostar Redは昔から大好きな高速列車の1つです





単独運用のPBA 4533編成に乗れてよかったです





今回はここまでです

ようやくPBAの単独運用に乗ることができ、満足したEurostar Redの旅となりました


今回の旅では3か国目のフランスに到着



次回はパリからスタートです

ではまた



OLIVE