東武スカイツリートレイン・2025年春は【区間特急】!走りを追い、迎え、そして乗りも。 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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毎年春、お花見の時期になると東武鉄道ではスカイツリートレインを臨時列車として走らせる。

ここ何年かは、浅草〜とうきょうスカイツリー間を普通列車扱いで「さくらトレイン」を徐行運転。

特に昨年まで2年ほど、とうきょうスカイツリー駅付近高架化工事のため浅草発のみの運転に縮小し

今後どうなるのだろう?と動向をそれとなく気にしていた。


近年のスカイツリートレインは、6050系の検査や多客期に野岩鉄道が借り入れ、普通列車の代走や

同線に関わる団臨の機会は増えたものの、東武鉄道内での臨時特急の運転は減少。

この年末年始は春日部→会津田島、会津田島→浅草で運転があったがGWにも運転決定!今年は

高架化が一定の完成を見たこともあり、また運転があるのだろうかと期待していたが…


今年春は、少し斜め上の運転計画が上がってきた。


要約すると、


運転区間は浅草〜南栗橋間で特急扱いだが、春日部〜南栗橋間は特急券不要。


隅田川と幸手権現堂の花見を当て込んだ設定だが、幸手駅の臨時停車の扱い上、全区間有料特急とは

ならない【区間特急】【準特急】のような扱いに落着し、今までと違う珍しい扱いとなった。

これまでにも、北千住くらいまでは客扱いしてはと思っていたが、なかなか斜め上の発想になった。


ということで、既に取り掛かり始めていた記録や、近隣各所への予定を繰り合わせながら記録へ。

その経緯上、どうしてもついでの扱いになってしまうのは致し方なかったが。


3月22日土曜日、北千住駅

昨年末は仕事依頼が入り乗車を見送らざるを得なかったが、これまでの数年間の注力の割合もあって

記録の優先順位は低く見積もっていたところがあった。

この時も、移動中北千住駅ホームで急行を待っていたところ接近を察知して慌てて迎撃。

たまたま最後部付近にいたので、ギリギリで捉えることができた。


しかも…

ロンキヤこと、JR東日本のキヤE197形が通過!


あまりに急なことにビックリして、慌ててブレてしまったのが痛恨事。

ブレなければ、極めてレアなツーショットだったのだが。

ただ、この出来事が記録に火をつけた側面は否定できないものがある。


しかし、火がついたはいいが、久しぶりの東武スカイツリーラインでの勘はすっかり鈍っていた。

この日午後の復路というか、南栗橋を基準にしたら「往路2本目」42号は五反野で待ってみたのだが

緩行線の中目黒行き各停と被ってしまい、敢えなく撃沈。

仕方なく、とうきょうスカイツリー駅で南栗橋に戻る43号を撮影。

しかし、まだ下りホームは移転していない暫定状態。

そのため、敢えて上りホーム、それも先端ではない場所で発車したところを迎撃。


建設真っ只中の新下りホームを通過、速度を上げていく。

この新ホームに、スカイツリートレインが発着する姿を見ることはできるだろうか?


そして、翌3月23日日曜日、東向島駅。

スカイツリートレインの記録は、意外にこれまで曳舟〜北千住間でのアプローチが無かった。

それと、今回のダイヤは上り40号が(自分の行動パターン上)北千住以北が迎撃しづらく…

それもあり、初めて東向島駅の北千住側でアプローチを仕掛けた。

東向島駅のこの場所で仕掛けること自体、乗車待ちついで以外では(記憶する限りは)前例が無い。


上下でホーム位置が少し異なるのには目を瞑って、まぁまぁ許容範囲で撮れたと思う。

編成も4両だから、少し余裕もあったし。

そもそも、何故か東武鉄道はこういうホーム構造が多い気がする。


撮影移動中の、北千住駅の特急発車案内。

行先は、特急券販売区間終点の「春日部」とされていた。

特殊な運行形態である故に、システムが対応できていないらしい。


同様に、特急券の販売も有人窓口のみとなっている。

これは今回に限らず、スカイツリートレインに関しては毎回そうなっているらしい。

次回の会津田島への運転も、券売機販売が無い旨が書かれているが…

無人駅はともかく、券売機の発券システムに組み込まれていないのは不便である。

そのあたりが、今までの運転を通してそんなに利用率が高くないと印象を持った一因なのだろう。


さてこの日は、東武動物公園まで足を伸ばした。


というか、東向島からではそこまでしか先回りできなかったのである。

本当は杉戸高野台に行きたかったのだが、というオチの果てであった。


東武動物公園くらいは停車してくれても、とも思ったが、考えてみれば日光線方面は定期も通過。

まして乗降扉が2両あたり1ヶ所しか開かないとなると、停車扱いが煩わしいのだろうか。


続けて、3月29日土曜日は雨降りで気温も下がったために出撃見送り。

翌30日日曜日に天候も回復し、出撃となった。

降りたのは、トイレに寄りたい関係もあったが牛田駅。

やはりホーム位置がチグハグなのと、北千住側の線形に迷いが生じたが一発勝負!


なによりも、被らなければ全て良いわけで。

ホッとして後続の普通、そして急行に乗り継いで向かったのは、


春日部。

高架化工事の進展で構内の様相は変わってきたが、スカイツリーライン下り線はまだ従前のまま。


停車位置に追いつくのに難儀したが、この41号の特急券不要区間のみ乗車を敢行!

実際に乗車したのは、一昨年暮れの野岩鉄道普通列車代走以来となった。


特急券不要といっても、走りは特急と全く遜色はない。

東武動物公園前後の徐行以外は、まだまだ健在なる走りを存分に見せてくれたのである。


そんな中で出色となったのは、やはり幸手駅での停車扱いとなった。

短い停車時間ではあるが、ダイヤも比較的余裕がある区間でもあり滞りなく発車となった。


こうしたアナログな扱いがまだ残るのも、東武鉄道らしき部分。

それはそれで貴重なシーンを、しっかり記録に留めておきたい。


そして12:08、南栗橋に到着。


乗客の下車が終わると、速やかに車両基地へ回送。

上り42号は15:33発であり、2時間半近くも開く。


別の予定も立てていたので潔く見送り、この日の記録は終了とした。


そして、今日。

やっていそうでやっていなかった、竹ノ塚駅でまず40号を一閃。

来づらいと言いながら、どうにか無難に辿り着いた。


そして折り返し41号は、定番ポイントの小菅へ。

さすがにここは数人撮影者が居たが…

身体がよろめく程の突風に悩まされつつも、穏やかに見送ることができた。


ひとまず、まだ少し先に臨時運転も決まり、ちょっとだけ安堵。

しかし6050系そのものも最早風前の灯となりつつあり、もうしばらく動きを見つめていきたい。