2025年2月10日(月)
その⑫の続きで、今日は函館地区のあちこちへ。
本日は今回の遠征の目的の一つである函館朝一の藤城支線経由・鹿部周りの普通森行に乗車します。
5881D 藤城支線・鹿部周り 森行
乗車する5881Dは平日のみ大沼への送り込みを兼ねて函館⇒大沼間でキハ40 3両で運転されます。
道内運転のキハ40では最長編成を組む列車です。
今日はキハ40 1803が終点森まで行く先頭に付いています。
札幌・函館と道内南部に配置されたためタイフォン撤去はされず、鹿笛ホイッスルは設置されなかったタイプのキハ40です。
終点森まで行くのでこちらの車両に乗車します。
車内にはダイヤ改正で引退するキハ40を惜しむポスターがたくさん掲示されています。
キハ40に携わってきた函館運輸所の人たちの思いが書かれています。
終点森まで乗り通す人が多いのか森行の車両は席がほぼ埋まっているのに大沼止まりの一つ隣の車両はガラガラ。
朝6時前から大沼に行く人はやっぱ少ないんですかね。
5時49分エンジン音を唸らせ定刻通り列車は函館駅を後にしていきます。
薄暗い函館の市街地を列車は進んで行きます。
かつては多くの特急・急行列車の駆け抜けた藤城支線も今は貨物列車と日3本の普通列車が走るだけになっています。
列車は高架線ひた走り山間の緩い勾配を登っていきます。
列車はトンネルを抜け大沼湖畔沿いへ。
今日は雲の多い天気ということもあり駒ヶ岳の山頂は雲の中でした。
函館から37分大沼駅に到着。
当駅で4850Dとして折り返す函館側2両を切り離します。
乗客がいないことを確認するとすぐに切り離しの準備が始まります。
切り離し作業は15分ほどで完了。
切り離し作業中には函館を6時02分に発車した特急北斗2号が高速で通過して行きます。
6時40分1両と身軽となったキハ40は砂原支線へと進路を取り、鹿部、渡島沼尻、渡島砂原と内浦湾に沿いながら森を目指していきます。
かつての銚子口駅(現銚子口信号所)を越え、内浦湾が徐々に見えてくるころには太陽の光が車内に差し込みつつありました。
7時44分終点森駅に到着。
長いようであっという間の1時間55分のキハ40の旅もこれにて終了。
引退前にちょっと変わった経路を走るキハ40に乗れてよかったです。
森駅といえばのお決まりのこ線橋から一枚。
残念ながら駒ヶ岳が全く見えませんでした。
左側に停車している普通列車に乗って函館に戻ります。
その⑭に続く。