近鉄名古屋と伊勢エリアを結ぶ名伊間急行は6両編成での運行が多く、オール4扉車による列車も見られますが片道100km以上走るため必ずトイレ付き車両を含む編成が充当され、そのトイレも大半の編成が洋式化されているので使いやすくなっています。ただ和式の編成も少数ながら残っているのでそれに当たってしまうとハズレ感が強くなり、特に大阪線に転属した5200系VX02・VX03と入れ替わる形で名古屋線にやって来た2610系の初期車(X11・X12)だと尚更です。
(2025.3.26 漕代〜斎宮間にて撮影)
五十鈴川行きの名伊間急行に充当される1200系FC92ほか6両編成です。下り方先頭のモ1211は下枠交差形パンタを2基搭載しているので一見2両固定車のように見えますが2両目のトイレ付き車両はサ1381で、乗務員室の無い完全な中間車です。ちなみにトイレはB更新を受けた時に洋式化されています。
※撮影した列車は近鉄名古屋9:21発の931レです。
(2025.3.26 漕代〜斎宮間にて撮影)
931レで五十鈴川へ向かったFC92ほかの編成は折り返し同駅11:14発の1130レで戻って来ましたが名古屋方の2両は1259系VC69で、3タイプ混成の組み合わせでした。一見ブツ6のように見えるこの組み合わせですが名古屋線の急行では日常のことであり、撮影・乗車出来る機会はそれなりにあるので驚くことはありません。