おはようございます。
来年のダイヤ改正で、カムイ号とライラック号が全車指定席となります。
これにより、北海道内のすべての特急列車が全車指定席となります。
会社としては、えきねっとによる季節変動型の割引きっぷを推奨し、インバウンドを中心にさらなる利用者の獲得を目指したいのでしょう。
しかし、個人的な見解ながら、紙の切符とみどりの窓口は、あえて残すべきと考えます。
紙の切符を残すことで提供可能な、北海道の鉄道ならではの付加価値が隠されているのでは?と思うからです。
もっと申しますと、「この制度があれば、割引無しでも喜んで紙の切符を買いますよ!」と思えるサービスがJR北海道に潜んでいると思うのです。
そのサービスとは、乗車対象区間の「乗車券+指定席特急券」の合計額を、みどりの窓口で、しかも満額で、さらに全額現金で購入した人に限り、2011年以降立入禁止となってしまったこの安全柵の向こう側に立入できるというものです。
いかがでしょうか?
この安全柵の向こう側に何があるか、恐らく多くの方がご存じかと思います。
しかし、「満額、かつ現金のみ」に「見えない付加価値」をつけることで、「高くても買いたくなる」心理を働かせたり、窓口のスタッフに「現金で支払うので満額請求してくださいね」と言いたくなるのは、個人的には有りと考えます。
恐らく多くの鉄道ファンの方が、これに飛びつくでしょう。
勿論、小生もその1人です。
ちなみに、クレジットカードを含めたキャッシュレス決済を対象外としている理由について申し上げます。
これらの決済方法は、カード会社の手数料が3~4%差し引かれ、かつ1カ月以上のタイムラグを設けた状態で事業者に支払われるのです。
現金だと振込のタイムラグも、カード会社の手数料控除も一切ございません。
なお、対象はすずらん号(785系)とカムイ号(789-1000系)を除くすべての北海道内の特急列車としつつ、あくまで業務用スペースである関係上、業務用の荷物を載せる場合はそちらを優先させるのを忘れずに。
そして、もう1つ。
他の乗客と譲り合いながら空間を共有するのを忘れずにしたいものですね。