さようなら泉北高速鉄道 | ハンター湘南の旅ブログ

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4月1日、南海電気鉄道は2026年4月に「NANKAI」と社名変更すると発表
このタイミングから、
大手私鉄までエイプリルフールネタかよ
とスルーしていたが、今日になってガチなのに気づいた。驚いた
案内上は引き続き「南海」だけど。

この日新京成と同時に、泉北高速鉄道も吸収合併で消滅

結局、今春は泉北高速鉄道まで足を伸ばす時間が取れず、昨秋が最後の乗車になってしまった。
その時堺市内で見かけた「2025年7月○日、泉北高速鉄道○○駅前にて立会演説会開催」の政治ポスターはまだ残っているのか? 
全国にありがちな違法寸前のポスターだけど

統計を見ると、泉北高速鉄道は新京成以上に乗客が減っている
ニュータウンの少子高齢化に加えて、高速道路やバイパスの整備でマイカー利用が増えていると思われる。

昭和末期に計画的に分譲されたファミリー向けのニュータウンは世代が偏っていて、まず子供世代が徐々に独立、2000年代以降は一斉に定年退職を迎え、定期客が激減という典型的パターンだ。

神奈川県では洋光台駅と港南台駅が、旧ニュータウンで高速道路が近いという共通点があり、似たような傾向が見られる。

そんな泉北線で唯一、下町的要素がある深井駅は例外で、駅周辺に新しいマンションが目立ち、最近は乗降客が増加し、栂・美木多駅を上回った。
新旧混然とした町中をだんじりが行き交う光景が10月に見られるのが特徴。

しかし、泉北ライナーは深井駅だけ通過している
まあ、分岐駅の中百舌鳥は、御堂筋線に流すまいと「ちゃっかり通過」しているから、深井駅に停めると、それがさらに際立ってしまうけど。

区間によっては定期運賃が大幅値下げになっていて、地元住民は大歓迎で、人口は増加に転ずるかもしれないし、和泉中央にキャンパスを構える桃山学院大学は志願者の増加が予想される。

秋ぐらいに、新しくなった泉北線に乗りに行きたい。