南海2000系は高野線の増発・ズームカーの代替として登場した車両です。
1990年に登場し2200系と共に高野線で活躍しましたが、橋本まで複線化が完成し大型車両の乗り入れができるようになると持て余し気味になってしまいます。
約半数が長期休車になった後、南海本線に活躍の場を移しましたが2024年に南海本線の列車を4扉車に統一することになり南海本線を追われます。
2両の編成は小回りが利くことからワンマン化改造されて支線区の2200系を置き換え、現在に至ります。
4両編成は2両編成を繋げて8両編成で急行などで活躍中です。
2001F(4両) 浜寺公園~羽衣
本線では普通列車用として活躍しましたが、「2扉車」と正面に大書きされていました。
2002F(4両) 諏訪ノ森駅
初期の車両は濃淡の緑帯塗装で、デザイン変更で緑帯が消された跡が残ります。
2003F(4両) 湊駅
南海本線では2扉車4両編成が関西空港まで乗り入れる運用がありました。
2021F(2両) 橋本駅
「天空」のお供の自由席車両として高野線の橋本~極楽橋で活躍しています。
2022F(2両) 中百舌鳥駅
急行橋本行きを後ろから。ちょっと無理やりな写真になりました。
2023F(2両) 千代田工場
入場中の状態でイベント(こども車掌体験)に使われる2023F。
2024F(2両) 橋本駅
天空も常時4両みたいなんで次の天空は2000系の4両を改造するかも?
2031F(2両) 住之江~七道
本線時代は2両編成の2本繋ぎの4両編成もありました。
2032F(2両) 堺駅
こうやって見ると意外と本線で2000系を撮ってたなーと。
2033F(2両) 難波駅
2000系本来の仕事、急行高野山極楽橋行き。やっぱり2000系はこうであってほしいなと個人的には思います。
2034F(2両) 中百舌鳥駅
中百舌鳥駅を爆走する2034F。ホームドアの関係か高野線の普通に使われることもなくなりました。
2035F(2両) 汐見橋駅
ワンマン運転対応車
2両編成での短距離の往復運転は2000系では性能的に持て余し気味なんじゃないでしょうか。
2036F(2両) 和歌山市駅
めでたい電車「かなた」
ワンマン運転対応車
2000系初のめでたい電車の登場です。7100が廃車になる時には加太線は2000系に統一されるかも??
2037F(2両) 白鷺駅
長編成の急行はイカシマス!昔は10両編成も。(後部6両三日市町とか)
2038F(2両) 高野下~下古沢
2000系は50‰の急こう配に半径100mの急カーブの区間を走れます。
2039F(2両) 羽衣~伽羅橋
ワンマン運転対応車
2両でトコトコ走る姿も可愛らしいです。短い車体も相まって。
2040F(2両) 羽衣駅
ワンマン運転対応車
2000系の所定数のワンマン化改造が完了し支線区の2200系を置き換えました。
2041F(4両) 中百舌鳥~百舌鳥八幡
現在では17m級の2扉車は高野線では肩身の狭い思いをしているのでしょうか?
2042F(4両) 住之江車庫 ※左側
本線時代は住之江車庫でいつも数編成が昼寝していました。
2043F(4両) 和歌山市駅
和歌山市までの普通の運用もありました。難波まで通しで乗る人は居ないでしょうけれど。
2044F(4両) 天下茶屋駅
やっぱりラッシュ時対応は2扉車では厳しいらしく。将来的にはホームドアの対応も考えないといけない?
2045F(4両) 九度山駅
山岳線区でも2300系が幅を効かせてるので、と言っても2000系も活躍はしています。
2046F(4両) 天下茶屋駅
登場から35年、南海でまだまだ使い倒すのか?それとも他社への譲渡もあるのか?
ということで現在は高野線と支線区で活躍している2000系でした。
2000系は最後の南海の緑帯を纏った車両でした。
いつか復元塗装が出るといいなー。