さらば新京成電鉄&泉北高速鉄道 2つの鉄道会社が本日を以て消滅


こんにちは!
本日は2025年3月31日ということで、年度末。2024年度最終日ですね。2024年度もあっという間でしたね。そんな年度末の3月31日、二つの鉄道の最終日となります。新京成電鉄泉北高速鉄道の2社です。新京成電鉄津田沼~松戸を結ぶ準大手私鉄です。この鉄道は4月1日に親会社である京成電鉄に吸収合併され、新京成電鉄は消滅します。新京成電鉄消滅後は、新京成線は京成松戸線となる予定です。泉北高速鉄道は中百舌鳥~和泉中央を結ぶ同じく準大手私鉄です。この鉄道も4月1日に南海電鉄に吸収合併され、泉北高速鉄道は消滅します。南海合併後の路線名はそのまま鉄道名を引き継ぎ、南海泉北線となる予定です。このように本日は二つの鉄道が消える日となっています。

新京成電鉄の車両たち
この2社の合併で準大手私鉄は日本に3社のみになってしまいます。
両者ともに親会社の影響を受けながらも独自色を出していた面白い鉄道でしたので、消滅は寂しいなと思いますね。新京成電鉄京成電鉄と似たような会社ながらも、京成とはまた違った面白さのあった路線でした。例えば車両の塗装や駅の駅名標や路線案内などをピンクにしてみるというのがその最たる例なのではないか?と思います。今後ピンク塗装は無くなるそうですから、車両のカラーリングも消えていくことになりそうです。また新京成といえば広告も特徴的でしたよね。新京成線沿線企業の広告が車体に全面や半面ラッピングになっていたり、駅にも多数の広告があります。車体広告なんかは無くなってしまったりするのでしょうかね?京成合併後の広告の取り扱いも気になります。泉北高速鉄道についても、色々な車両が走っていて面白い鉄道だったと思います。なかなか泉北線には用事がなく、泉北の車両は南海線内で見ることが多かったのですが、南海塗装ではないブルーの塗装の車両がやって来ると少し嬉しかったですね。泉北の車両も塗装変更を検討しているようなので、現行塗装が見れるのは今のうちなのかもしれませんね。

泉北高速鉄道3000系
ちなみに2社ともに同じ合併ですが、合併後の運賃の扱いは2社で異なります。泉北高速鉄道南海線との相互間の運賃は値下げとなります。南海電鉄から泉北高速鉄道(逆もしかり)に行く場合、2社の初乗り運賃を支払わなければならなかったのですが、1社になることでそれが解消されたため、運賃は値下げとなります。一方で新京成電鉄の合併後は、1社になっても運賃は変わらず、据え置かれる方針です。同じ合併とはいえ、京成と南海で扱いが異なるのも面白い点ですね。同じ合併でも企業が違う以上、違いは出てくるものですね。

このように本日二つの鉄道が消滅します。おそらく直ちに車両等の見た目が変わることは無いと思われます。今後じっくり時間をかけて、様々な動きが出てくるでしょう。京成松戸線と南海泉北線の今後にも注目です。
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