みなさんこんにちは
車種別投稿となったJR九州小倉総合車両センター見学会。今回はななつ星の補機や代走、SL人吉のPP機として活躍した黒いDE10です。

JR九州 DE10 1753
現在運用は退いていますが、センター内で新たな仕事を受け持つ1753号機です。
その新たな仕事とは…。
キハ40を3回運転体験すればこのDE10を運転できるとのことで料金は50,000円。この見学会の前週3月15日(土)に初の操縦体験が行われたそうです。

鉄道模型好きには大事なアングルで
コックやホース、エンドビーム等、あまり目の向かない部分こそ後で撮っておけばよかった…。
となりがちなので 笑。

キャブに貼られた日本車両の銘板
銘板の標記は日車で昭和52年製造、鉄道車両3284両目と言う意味だそうです。

スノープロー中央から
こうやって見ると地面とのクリアランスがかなり狭いのがわかります。雪が降ってもラッセル要らずな九州ですが、動物の飛び出しも多いので排障器としては重要かもしれません。

2エンド側ヘッドライトの裏から
2つのお椀型の丸い部分がヘッドライト裏になります。その間にジャンパホースが中央に掛けられています。こんなところに収納されていたんですね。

ボタンやメーターの並ぶ運転台
横向きに座って操作する運転台はATS機器の増設で近代化が図られています

マスコンハンドル周辺
ELに比べると小ぶりですが、ピカピカの目盛り部

仲良く並ぶブレーキハンドル
上のL字が単弁ハンドル、下のストレートが自弁ハンドル 運転台ってなぜかボケ感のある写真を撮りたくなります 笑。

2エンド方向 運転席目線
一度体験してみたかった横向きに座るDE10の運転席。しかもお気に入りの黒いJR九州機になんて至福の時間です。思ったより首に負担は無さそうです。

1エンド方向 運転席目線
逆方向を向くとこんな感じの景色、正面窓まで遠いので側窓から顔を出したりしてみました。
こうやって乗ってたんだ。と納得する自分…。

エンジン始動時に取り扱う制御箱
黒いメーターパネルは左から電圧計、電流計、回転計。中段右側には丸い予潤滑スイッチとスターター(始動)スイッチが設置されています。丸ボタン下の白いメモにはエンジン始動の流れが記載されていました。

DML61ZB V型12気筒ディーゼルエンジン
しばらくするとエンジン部分を解放して内部を観察できるようにしていただきました。DE10のエンジンをこうやって見るのは初めて。

エンジンが大きいとタービンも大きい
自動車で言うターボチャージャー、吸気冷却用のインタークーラー部分です。61,000ccも排気量があると補器類もスケールが違いました。

今度は逆側から3軸台車を
動輪は思ったより小径、近くに寄ると蒸気機関車のような油の匂いが漂ってきます。

エンジン横にある始動・停止スイッチ類
左から予潤滑、始動、停止のボタンが並び、2つの圧力計が設置されています。

エンジンをキャブ方向から
各所に点検蓋があるとは言え決して整備性は良いとは思えない、四角い箱に収まったエンジンは要塞のようでした。

九州のDE10も今は旅客会社所属のみ
DE10は門司機関区のJR貨物所属機がゼロとなりました。今ではDD200やHD300、小規模貨物駅にはDB500が投入され後を継いでいます。JR九州もDD200-702が投入されるタイミングでこの1753号が運用落ち、今後増備が増えるにつれDE10は減っていくと思われ、まだまだ撮れるうちに撮っておきたいですね。
ご覧下さいましてありがとうございました。
次回はマヤ34-2009です。