川宮駅【愛知県】(ゆとりーとライン。2023年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県名古屋市守山区北部、農地も残る郊外の住宅地に位置する名古屋ガイドウェイバス・ガイドウェイバス志段味線【愛称:ゆとりーとライン】の駅で、名古屋市営守山プールがある山下公園への最寄駅である、
川宮駅 (かわみやえき。Kawamiya Station) です。  
  
  
駅名  
川宮駅 (Y 06)  
 
所在地  
愛知県名古屋市守山区  
 
乗車可能路線  
名古屋ガイドウェイバス:ガイドウェイバス志段味線【愛称:ゆとりーとライン】  
   
隣の駅  
大曽根方………金屋駅  
小幡緑地方……川村駅  
  
訪問・撮影時  
2023年8月  
 
 
駅概要 (2024年6月現在)  
駅形態……………高架駅(2001年開業)。ホームは2階
駅舎………………×(改札口もありません)。
出入口……………西口(1番出入口)、東口(2番出入口)。駅構内通り抜け不可。
バリアフリー……○(各出入口~ホーム間にエレベーターあり)。
点字ブロック……各出入口~ホーム間に設置。
駅前広場…………×(駅付近に一般路線バス停留所はありません)。
 
 


川宮駅は、南北方向に延びる幹線道路(県道30号線)の中央分離帯高架部にあり、2階がホームです。
金屋駅以南では3階がホーム、2階がコンコースですが、川宮駅、川村駅、白沢渓谷駅ではコストダウンのためかコンコース階が省略されています。
県道の東西に出入口があり(西口…1番出入口、東口…2番出入口)、東西とも階段とエレベーターの設備があります。
 
東西出入口からの階段・EVは2階各ホームと結ばれていますが、ホーム間を直接移動可能な通路が存在しないため、行先により利用する出入口をあらかじめ選択する必要があります(小幡緑地方面…1番出入口、大曽根方面…2番出入口)。もしホームを間違えてしまったら、一旦1階に下りて、駅直下にある県道横断歩道(押ボタン式信号機あり)で県道の反対側へ渡り、そちら側の階段またはEVでホームヘ上がる必要があります。
 
上写真は1番出入口南側より、下写真は2番出入口南側より、いずれも北を望む。
県道の左側が1番出入口、右側が2番出入口です。
1番出入口の手前にはコンビニ「ファミリーマート」があります。
 
 


こちらは駅北側より南を望む。
県道30号を挟んで右(西)が1番出入口で、左(東)が2番出入口です。
1番出入口の位置は、2番出入口と比較して北側(手前側)にあります。
また、駅部の横幅が狭く、歩道直上まで届いていないため、各ホームと各出入口タワーは歩道と車道の一部を跨ぐ渡り廊下状の通路で結ばれています。
2階がホームです。
 
 


西口に相当する1番出入口です。上写真は南を、下写真は西を望む。
階段とエレベーターの設備があります。どちらも2階まで通じています。
前述の通り、こちらから反対側の大曽根方面ホームヘは行けませんので、手前の横断歩道を渡って反対側の2番出入口へお回り下さい。
 
 


東口に相当する2番出入口です。上写真は北を、下写真は東を望む。
こちらも階段とエレベーターの設備があります。川宮駅はバリアフリーに対応しています。
 
 


上写真は1番出入口2階より、下写真は2番出入口2階より、いずれも南を望む。
駅周辺は平坦な住宅地ですが、所々に田畑が残っています。昭和時代は田畑の割合が高かったです。
商店は県道30号線沿いや、約120m南の大永寺交差点で交わる東西方向の幹線道路(名古屋市道)沿いに点在しています。
約500m南西に大永寺があり、約300m南には山下公園があります。山下公園内に名古屋市営守山プールがあります。
 
 

駅前です。西を望む。左手に1番出入口があります。
駅西側は住宅のほか中小の工場が多いです。
また、約650m北西の庄内川沿いにはアサヒビール名古屋工場があり、工場の西側を中央本線が通っています。
約1.4km南西には中央本線の新守山駅があります。
 
 

駅前です。東を望む。右手に2番出入口があります。
駅東側も住宅地ですが、西側より田畑が多く残っています。
 
 

また、駅東側を南北方向に「すいどうみち緑道」という遊歩道が延びていますが、これは犬山市内を流れる木曽川から砂田橋駅近くの鍋屋上野浄水場へ向けて埋設されている送水管の直上に設置された遊歩道です。
駅北側で県道30号線・ゆとりーとラインを斜めに横切って、後方(北側)では「ゆとりーとライン」の西側を通っています。
写真は南(鍋屋上野浄水場方)を望む。
 
 


上写真は1番出入口前より、下写真は2番出入口前より、いずれも北を望む。
駅北側も住宅地が広がっています。しかし県道30号線沿いに商店は多くありません。
前方で送水管と交差しており、左前方に「すいどうみち緑道」が延びています。
緑道を500mほど北上すると、庄内川の河川敷に到達します。
送水管は庄内川の川底の下をぐぐっています。
 
 


上写真は1番出入口の階段を登ってホームに出るところです。東を望む。
下写真は2番出入口の階段を登ったところでホームを眺めているところです。西を望む。
 
川宮駅にはコンコースが無く、階段orエレベーターを登って連絡通路を渡ると段差なく各ホームに到達します。
改札口は設置されていませんが、もし新交通システム化されるとなると、階段・EV付近からホームまでのどこかに改札口を設置するのでしょうか? 自動券売機を置く場所には苦労しそうですが…。
また、トイレはありません。駅構内には2番出入口南側(県道東側)」のファミリーマートのご厚意でトイレを利用可能で、店員に挨拶の上で利用する旨の貼り紙があります。本来は駅構内に設置してほしいものですが…。駅構内には飲料自動販売機もありません。
尚、ゆとりーとラインでは『マナカ』などの交通系ICカードが利用可能です。
 
 

駅構内にはこのような貼り紙がありました。
放尿する者がいるのですね……。まぁ犬なのか人間なのか分かりませんが…。

やはり駅構内または駅前にトイレを設置してほしいですね。
 
 

下り1番線ホームに設置の駅名標です。非電照式です。
名古屋ガイドウェイバスの筆頭株主は名古屋市であるため、名古屋市営地下鉄の駅名標デザインと類似しています。
駅ナンバリングは「Y 06」で、駅番号のシールが後から貼られています。
 
 


駅構造……高架駅(2階。南南西~北北東方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右(西)は1番線で下り小幡緑地方面、左(東)は2番線で上り大曽根方面です。
 
ホーム有効長……約30m(常時客扱い可能なのは上下線とも1台のみ)。
ホームドア………なし(線路際に安全柵を設置。ドア部分のみ開口しています)。
ホーム幅…………ゆとりーとラインでは標準レベルですが、狭く感じます。
上屋(屋根)………ホーム階全体が屋根に覆われています。
ホーム上設備……ベンチ。   
 
ホームは県道30号線中央分離帯の高架部にあります。
ホーム有効長は金屋駅以南より5mほど短く、コストダウンを図った構造となっています。
尚、地平行き階段とエレベーターは県道の歩道より外側の出入口タワーに設置されているため、ホームと出入口タワーの間は県道の車道と歩道を跨ぐデッキで結ばれています。
そして、ゆとりーとラインは全駅、全車両においてバリアフリーに対応しています。
車いすでの乗降の際、バスに内蔵のリフトを使用します。
 
上写真は1番線より、下写真は2番線より、全て大曽根方を望む。
 
 


上写真は1番線(左)より、下写真は2番線(右)より、全て小幡緑地方を望む。
各路面(軌道面)の両側には、側方案内式のガイドウェイが設置されています。
 
 

1番線より大曽根方を望む。
この先、住宅地を通る県道30号線の中央分離帯高架部を南南西へ走り、やがて左へカーブすると住宅の密度が上がって南へ進みます。その後は右へカーブして進路を南南西に戻し、最後は上り勾配になって金屋駅へと至ります。
 
 

2番線より小幡緑地方を望む。
遠方には愛知・岐阜県境辺りにそびえる山並みを望めます。
この先、農地が少し残った住宅地を通る県道30号線の中央分離帯高架部を北北東へ走り、やがて左へカーブした後、すぐに右へカーブします。その後も農地が残る住宅地の中を東北東へ走ると、川村駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年          
 
相対式ホーム2面2線の高架駅ですが、大曽根方面の各駅とは違いコンコース階が存在せず、出入口から直接2階ホームへ上がる形です。ホーム間の移動ができないため、行先を間違えてしまったら一旦地平まで下りて県道を渡り、反対側の出入口からホームへ上がる必要があります。無人駅で、路線バスと同じく車内収受方式なので、改札口はありません。駅前は郊外の住宅地で、平坦な地形です。田畑も少しだけ残っています。
  
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)    
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新幹線(名古屋)中央西線の快速以下(大曽根)ゆとりーとライン。  
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。
       新幹線(名古屋)中央西線の快速以下(大曽根)ゆとりーとライン。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (西口前に「ファミリーマート」あり)    
飲食チェーン店・・・あり (最寄店舗は約360m東「モスバーガー」)  
 
東京・大阪とも到達難易度はさほど高くありません。ゆとりーとラインを乗り鉄の際は、ぜひ一度は川宮駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:名古屋ガイドウェイバスのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)