※記事内の写真は2021年12月に撮影したものです。

 

都営バス草41は東京メトロ銀座線田原町駅近くの浅草寿町と東武伊勢崎線梅島駅近くの足立梅田町を結んでいます。

終点の足立梅田町は梅島駅まで500m足らずの住宅街の中にあります。梅島駅まであとちょっと!というなんともモヤモヤする終点ですが、以前は終点より先の道路が大型車の運行が難しい狭さだったそうです。現在は道路の改良により大型車の運行には支障はないように見えますが、路線の延長などはされていません。

路線の中間あたりにある町屋駅バス停より北は鉄道空白地帯を通っており、さらに他のバス路線も希薄なため特に利用者が多いようです。

運行頻度は平日昼間は毎時2~3本と都バスでは少なめなものの土休日、特に日曜日は倍近くまで増えます。平日の所用から休日の行楽まで、沿線住民に根ざした路線といえるでしょう。

 

運行頻度(毎時):平日→昼間2~3本、最大4本(朝)、土曜日→ほぼ終日3~4本、休日→ほぼ終日4本(14分毎)

 

↓寿四丁目交差点のすぐ北側、国際通り上に浅草寿町バス停があります。左奥にはちょうど足立梅田町行きが停車中。この交差点の西(写真左)側地下に田原町駅があります。写真左奥には駅出入口があるので電車とバスの乗り継ぎも抜群です。

↑浅草には多数のバス路線が乗り入れますが、ロータリーなどはないので浅草を起終点とするバス路線は基本的に周辺の道路をぐるっと回って折り返します。こちらの国際通りを西辺、写真右に伸びる浅草通りを南辺、すぐ先から右に伸びる雷門通りを北辺として4回右左折をして折り返します。しかし草41はその限りではありません。

 

↓上写真背後を望む。奥で道を塞ぐように停まるバスの左にバス待機場があります。待機場を出るバスはご覧のように信号のない所を豪快に右折で出ていきます。

 

↓高層ビルはないものの、三方を建物に囲まれて窮屈な印象の待機場。バックで入るので誘導員が常駐します。

他の路線も朝夕のみ、土休日のみなど時間帯や曜日によってはこちらの待機場を利用することはありますが、草41は曜日、時間帯関係なく一貫してすべての便がこちらを利用して折り返しています(たぶん)。この待機場のヌシといえそうです(笑)。

 

↓待機場へは誘導員の手を借りて道路から直接バックで進入します。浅草の外れに位置するので人通りはそこまでないものの神経を使うでしょう。

↑ただいま進入中の草39は上野まで延長運行される平日日中以外はこちらの待機場を利用します。第二のヌシといえるか。

 

↓というわけで始発の浅草寿町バス停(足立梅田町方向→左、降車場→右)。草41は右の降車場で降車扱い後、先ほどの待機場で折り返し、左の乗り場で乗車扱い、来た道を戻ります。

多数の路線と共に北に進みます。しかし少し先の交差点で早速、東に向かう路線たちが雷門通りに右折して別れていきます。

 

↓(上写真から150m少々)正面の大きな建物は商業施設の浅草ROX。テナントを見た感じ地元住民向けのようです。

この辺りから人通りが増えます。

 

↓上写真すぐ先に浅草一丁目バス停(足立梅田町方向→左、逆方向→右奥)があります。左の乗り場は最新のピカピカの上屋に更新されていました。周辺は店が密集しているので利用者は多いと思われます。

 

↓浅草ROXの手前で右を望むと、正面には東京スカイツリー。その足元には立派なアーケードを備えた新仲見世が伸びています。新仲見世を300mほど進むと、雷門から伸びる仲見世に突き当たります。

↑新仲見世の手前を横切る六区ブロードウェイも多数のお店や娯楽施設がひしめき合う商店街となっています。

 

↓浅草ROXを過ぎた先に浅草公園六区バス停(足立梅田町方向→左)があります。1つ前のバス停との距離は200m足らず。真下につくばエクスプレスの浅草駅があります。

 

↓交差点を挟んだ先に逆方向乗り場があります(右奥)。降車がメインと思われますが、新しい上屋を備えています。

 

↓上写真左奥を望む。左奥にはたぶん浅草で一番大きい浅草ビューホテルがあります。この辺りから少しずつ人通りが減り、のんびりした空気が漂い始めました(訪問時は)。

 

↓浅草ビューホテル前から右を望むと、今度は別の塔が見えます。正面は浅草花やしきで、塔は営業終了したアトラクションのものです。花やしき手前から右に飲み屋街のホッピー通りが伸びています。国際通りは落ち着いていますが裏通りは賑わっていそうですねぇ。

 

↓(上写真左に100m少々)西浅草三丁目バス停(足立梅田町方向→左)。この辺りまで来るとお店も減り、だいぶ静かです。

↑奥の交差点を言問通りへ左折し、以下各路線と別れます。

直進→草43(浅草寿町~足立区役所)、草63(浅草寿町~池袋駅東口)、右折→上46(上野松坂屋前~南千住駅東口)、東武バススカイツリーシャトル東京スカイツリータウン方向(上野駅公園口~東京スカイツリータウン)

また、交差点を右~奥へ都08(日暮里駅~錦糸町駅)がかすめます。

各路線の逆方向(浅草方向)乗り場は交差点の先にあります。

 

↓左折してすぐの所に西浅草三丁目バス停の浅草寿町方向乗り場(右奥)があります。言問通り沿いはお店は少なく静かです。事業所も見受けられますがメインは住宅かな。

直進してきた上26(上野公園~亀戸駅)と合流、少しの間共に進みます。

 

↓(上写真から200m足らず)入谷二丁目バス停(足立梅田町方向→左、逆方向→右奥)。正面の交差点から左にかっぱ橋道具街が伸びています。

↑交差点の右奥が入谷二丁目なのでバス停の所在地は入谷二丁目ではありません。

 

↓上写真左側の乗り場には東武バスのバス停も併設されていますが、バス停名は全く異なりかっぱ橋道具街入口です。手前の小さいポールが東武バスのものです。

 

↓かっぱ橋道具街。メインは田原町駅に近い反対側と思われますが、1㎞近く離れたこちら側にもちゃんと道具店がありますねぇ。

 

↓(1つ前のバス停から約300m)中入谷バス停(足立梅田町方向→左奥、逆方向→右)。飲食店をはじめとしてお店が増えてきました。すこし生活感が出てきましたね。

 

↓(上写真から約250m)東京メトロ日比谷線が地下を通る昭和通り交差します。右に入谷駅があります。

 

↓交差点のすぐ先に入谷鬼子母神バス停(足立梅田町方向→左、逆方向→右)があります。車線減少の矢印があるからか、都バスにしては珍しく左の乗り場には「バス停」の路面標示がありません。

↑左の乗り場の目の前に入谷鬼子母神の名で親しまれている真源寺があります。

駅前なのでそれなりにお店はありますが、上野駅という大ターミナル駅の隣だからか商店街などはないようです。

 

↓(上写真から200m足らず)下谷二丁目バス停(足立梅田町方向→左奥、逆方向→右奥)。ここら辺から飲食店が増え、急にゴチャゴチャし始めます。そして、左奥には鶯谷駅があるので鶯谷といえば、なホテルが現れ始めます(笑)。

↑内側の車線はこの先で高架になり、JRの多数の線路を跨ぎます。草41は外側の車線へ。並行する上26はバス停を出るとすぐ内側車線に移動して線路を越えます。というわけで上26とはこちらでお別れ。

 

↓下谷二丁目バス停。両方向とも上屋付きです。

 

↓(1つ前のバス停から約200m)鶯谷駅バス停(足立梅田町方向)。駅に近づき、ゴチャゴチャ感が増してきました。

↑上26は右の一段高い高架道路を通るので鶯谷駅バス停はありません。

 

↓高架道路を挟んだ反対側に浅草寿町方向の乗り場があります。こちら側も飲食店などそれなりにありますが、少し落ち着いた雰囲気。

 

↓鶯谷駅バス停から少し進んだ所にある交差点を尾竹橋通りへ右折、進路を北に変えます。ちなみに交差点を左に曲がると鶯谷駅北口があります。

 

つづく

②鶯谷駅→尾竹橋

尾竹橋→足立梅田町