こんにちは。

 

 2025年3月15日(土)、JR各社は「ダイヤ改正」が実施されました。当然「JR四国」も然りです。

 

 JR四国のダイヤ改正(2025年)については、下記をご覧下さい。

 
 この記事の中で、ダイヤ改正後消滅する列車を書き、「もう一度乗っておきたい……。」と思いましたが、急な寒波到来等で仕事量が増し、結局夢は叶いませんでしたショボーンえーん。まあ、いろんな方が YouTube 等に上げて頂いてますので、それを見て思い出に浸りたいと思います。
 
 また今回のダイヤ改正で、「ものがたり列車」もダイヤ改正が行われました。その記事は、下記をご覧ください(記事後半の「おまけ記事」の中で紹介してます)。
 
 今回の記事の内容は、2025年ダイヤ改正後に「四国まんなか千年ものがたり」に乗ってきた話です。
 
 実際に乗ってみて、今迄との違い等を書いていきたいと思います(【速報】と言っておきながら、乗車後10日以上過ぎていますが……てへぺろ

 
 本当は「ダイヤ改正」初日(3/15)の便に乗りたかったのですが、まだまだ仕事が忙しく、日曜以外休むのが難しく、2日目(3/16)の便に乗車しました。
 ただ、休みの確定が遅くなり、予約した時は往復とも「1号車ボックス席」の相席しか空いていませんでしたショボーン
 
 でも、何度か窓口に足を運び(地元民の特権ですね)、往復とも「1号車カウンター席」に変更確保することができましたチョキ(真面目に仕事しろ!ニヤリ)。
 
 2025年3月16日(日)です。
 
 今日は「四国まんなか千年ものがたり」往復だけの予定なので、比較的朝はゆっくりできます。激務のため(言い訳)、ぼさぼさだった髪を散髪し、お友達へのお土産等を買って「多度津駅」です。
 
 いつも通り「車deトレイン(こちら)」利用で駐車場に車を停めさせていただきました。ただ「多度津駅(観音寺駅も)」では、このサービスが3月31日で終了になりますガーン。4月以降の駐車方法(場所)等の変更が余儀なくされます。
 
 生憎この日は一日中雨模様の予報です。

 
 
 
 
 
 ホームでお友達と合流です。今日は、千年のドン(Tさん)と、千年女王(Yさん)と一緒です。私は1号車1番C席。お二人も1号車で2番B・C席です。丁度私の背中合わせの席でした。
 
 
 
 私のお隣(A・B)は、高松からの母娘の方で、初「千年ものがたり」でした。僭越ながら、所何処でアドバイスもさせて頂きました。
 
 「そらの郷紀行(下り便)」
 
 【多度津駅】出発 10:19発(変更なし)。
 
 地元の方や、駅職員、運転区の皆さんのお見送りを受け出発です。
 
 今回の下り便(そらの郷紀行)は、3月からメニューが変わった予約料理を付けました。
 
 【善通寺駅】10:26着・発(変更なし)。
 
 善通寺駅からも乗車が可能です。
 
 【琴平駅】10:34着(変更なし)。
 
 琴平駅には、乗客専用の待合室(ラウンジTaijyu)があり、料理を予約されている方に「ウェルカムサービス」があります。内容は「本日のスープ」と「お水」です。
 ↑季節の花で乗客をもてなしてくれます。
 
 3月は「千年女王」のお誕生日月です。そこで、ささやかながらのプレゼント進呈。
 
 【琴平駅】10:48発(変更なし)。
 
 料理が提供される前に、飲み物等の注文を。
 今回もノンアルコールカクテル「瀬戸の夕焼け(カシスオレンジ)」を注文。
 
 今回からコースターの形が変わっていました。
 ↑「四角形」になっていました。
 
 ↑今までのコースター(季節により色は変わります)。
 
 【讃岐財田駅】11:04着→11:11発(出発が1分早くなりました)。
 
 この辺りから料理が提供されます。
 
 下り便の料理(讃岐三畜と旬の地元野菜の洋食プレート)です。
 
 
 「金刀比羅宮が運営する神椿(かみつばき)の調理長監修「さぬきこだわり食材の洋風料理」は、洋食ならではの技法をこらし、千年ものがたりオリジナル版として製作。厳選した香川県の地元食材を使ったお食事を提供します(HPより抜粋)。」
 
 メニューです。
 
 私のお気に入りは、A.「ブラウンシュリンプのフライ」でしたね。
 
 【坪尻駅】11:28着→11:34発(大きく変更)。
 
 今回の改正で、「坪尻駅」の出発が7分早くなり、滞在時間が『13分』から半分以下の『6分』へと、かなり短くなりました。今まではホーム等で記念写真を撮った後でも、駅前の散策時間が取れていましたが、今後は「記念写真」か「駅前散策」の選択になるかも。
 ↑参考(2024年夏撮影)。
 
 今回私は雨のため下車せず、車内でまったりとしていました(よって写真もありません)。
 
 出発後、「温製料理」が提供されました。
 
 ↑オリーブポークのハヤシライスです。ご飯は香川県産のコシヒカリです。
 
 【阿波池田駅】 11:54着→11:55発(大きく変更)。
 
 「阿波池田駅」も大きく変わりましたね。今までは扉も開き、ホームで「千年ものがたり」のハッピやJR四国の制帽を被って、記念撮影のサービスが人気でした。
 ↑参考(2024年夏撮影)。
 
 しかし、今年のダイヤ改正では停車時間が僅か1分に。当然、扉も開きませんショボーン
 
 改正後列車はなんと1番線に停車します。
 
 
 ↑短い停車時間ですが、駅員さんのお手振りは健在です。
 
 ↑一番線壁の「駅標」です。
 
 食後のコーヒーと、デザート(マドレーヌ)です。
 恒例の「記念乗車証」です。今日は女性車掌さんだったので、レアカードが入手できました。
 
 【三縄駅】 通過。
 
 「三縄駅」には今まで特急列車(南風12号)の通過待ちのため3分間運転停車していました。この時間を利用して、「マロくん駅長」と保護者の方のお手振りが名物になっていましたね。
 ↑参考(2020年夏撮影)。
 
 【阿波川口駅】12:11着→12:14発。
 
 「阿波川口駅」は、今迄通過でした。運行当初は減速して通過してくれてましたが、その後のダイヤ改正で時間がタイトになり、高速での通過に変わっていました。でも、時々狸さんのお手振りを見る事もできました。
 今回のダイヤ改正で3分間運転停車します(扉は開きません)。
 
 
 ただ、駅舎側の線路を「南風12号」が通過するようになったので、狸さんのお手振りは無くなりましたえー
 
 【小歩危駅】通過。
 
 今までは、1分未満だけ運転停車していましたが、今回から通過になりました。
 
 【大歩危駅】12:34到着。
 
 終点「大歩危駅」には、今迄より13分早く到着します。よって、乗車時間も〔2時間28分〕から〔2時間15分〕へと、13分短縮されました。
 
 往復乗車の場合、今迄は1時間34分のインターバルでしたが、改正後は、11分長くなり、1時間45分になりました。
 
 
 
「しあわせの郷紀行(上り便)」
 
 【大歩危駅】14:19発(2分出発が早くなりました)。
 
 上り便の席も、下り便と全く同じ席(1号車1番C席)です。
 
 
 帰りはスイーツセットを注文しました。
 
 
 ↑「いちごのオペラ」&アイスコーヒーです。
 
 【小歩危駅】14:34着→14:38発(停車時間が1分長くなりました)。
 
 【阿波川口駅】14:46着→15:01発(変更なし)。
 
 「阿波川口駅」は、到着・出発とも時間変更はありません。雨天以外は「フォトサービス」も実施されています。地元特産品の販売もありますよ。今回はわちゃわちゃしていたので、写真はありません。
 
 お見送りの動画だけ、貼っておきます。
 
 【阿波池田駅】15:17着→15:25発(出発が1分早くなりました)。
 
 上り便の「阿波池田駅」では、扉が開き、記念撮影もできます。ただ滞在時間が1分だけ短くなりましたがショボーン
 
 いつもホームや駅付近からハートを手で作ってお見送りして頂いてた、清掃員の方が今月一杯で退社されます。丁度ホームでお会いできたので、直接お礼を伝えることができました(写真はありません)。
 
 出発後「季節のジェラート(ピスタチオ)」と、グッズ(マスキングテープ)を購入。
 
 実は、グッズ・お土産の販売は、今迄アテンダントさんが席まで見本をもってきて注文を聞いてくれていました。しかし、今回からはアテンダントさんにこちらから申し付けるようになりました。見本は2号車に置いてあるので、各自が勝手に見に行くようになりました。
 車内放送で案内はありましたが、聞いていない方もいるので、販売ロスが増えそうですね。
 
 【坪尻駅】15:46着→15:51発(滞在時間が5分になりました)。
 
 上りの「坪尻駅」停車も2分短縮になり、滞在時間がたった5分になりました。記念写真を撮りたい方は、早めに降りて下さいね。私は、ここでも雨のため車内でまったり。
 
 【讃岐財田駅】16:06着→16:15発(停車時間が2分増えました)。
 
 「讃岐財田駅」では、到着が2分早くなり、停車時間が2分増えました。ここでは、特急(南風15号)が通過後、扉が開きます。今までは特急が遅れれば扉の開かない場合も多くありました。
 今回のダイヤ改正で、南風15号の琴平駅出発が3分早くなりましたので、「千年ものがたり」が「讃岐財田駅」到着後、直ぐに通過していきます。だから、扉の開く確率もあがり、開いてる時間も長くなりました。速足なら、樹齢700年を超える「タブノキ」も見に行けるかも(アテンダントさんに聞いてくださいね)。
 
 ↑奥の方に見えるのが「タブノキ」です(車内から撮影)。
 
 ↑この日も、ゆっくり降りて、地元の方にご挨拶ができました。
 
 【琴平駅】16:31着(変更なし)。
 
 「琴平駅」には、いままでどおりの時間に到着します。
 
 関東のTさんと、関西のYさんは、南風20号に乗車するのでここで離脱です。
 
 
 お二人をお見送りさせて頂き、私は車内に戻ります。
 
 ただ、ダイヤ改正で出発が9分遅くなりました。
 
 【琴平駅】16:59発(9分遅くなりました)。
 
 【善通寺駅】17:07着→17:13発(時間が変更になりました)。
 
 「善通寺駅」では、到着が9分遅くなり、出発が12分遅くなり、停車時間も3分から6分に延長されています。ここでは、下車もできます。
 
 【金蔵寺駅】通過(変更)。
 
 今まで特急通過待ちのため、4分間運転停車していましたが、特急は「善通寺駅」で交換したので、ここは通過になりました。
 
 【多度津駅】17:21着(7分遅く到着します)。
 
 終点「多度津駅」到着は、今迄より7分遅い17時21分です。よって乗車時間は〔2時間53分〕から〔3時間02分〕に、9分延長されています。
 
 ここで注意点です。
 
 「千年ものがたり」下車後、特急で移動される方は……。
 
 高知方面の「南風」は乗換時間は30分以上あるので問題ないですが、岡山・高松方面の「しおかぜ24号・いしづち24号」は対面での5分乗換になってます。
 最も注意してほしいのは、松山方面の「しおかぜ19号」は、地下道を渡っての乗換で、4分乗換です。余韻に浸ってると、乗り換え出来ませんのでご注意ください。
 
 ↑3番線に「しおかぜ19号」は入線してきました。
 
 『まとめ』
 
 今回ダイヤ改正後往復乗車してきました。一番気になったのは、下り便(そらの郷紀行)と上り便(しあわせの郷紀)の格差がますます大きくなったという点です。
 
 乗車時間は、下り便が2時間15分。上り便は3時間2分で、その差47分もあります(多度津駅⇔大歩危駅)。フルサービスの「琴平駅⇔大歩危駅」間では、下り便が1時間46分。上り便が2時間12分で、26分の差です。
 
 また、停車駅(扉が開く駅)は、下り便では「琴平駅」「坪尻駅」2駅のみ。
 
 一方上り便は、「阿波川口駅」「阿波池田駅」「坪尻駅」「讃岐財田駅」「琴平駅」5駅あります。
 
 同じ金額を払ってのこの差はちょっと残念ですね(金額は営業キロで決まるので、しょうがないですが)。
 
 でも、実際は「下り便(そらの郷紀行)」が満席が多く人気が高いですね(団体ツアーの兼ね合いもあると思いますが)。
 
 また、グッズ販売が自己申告になったのも、アテンダントさんの負担軽減でしょうがないかもですが、ちょっと残念ですね。2月に「千年ものがたり」でも、QRコードでの注文の試験が行われたようです。これなら、いちいちアテンダントさんを呼ぶ必要もないので、ある程度の解決策になるかも。早期の正式運用が待たれますね。
 
 まあ、どっちにしろ「千年ものがたり」の魅力は落ちていないので、今後も乗り続けたいと思います。
 
 また、2025年4月1日で「千年ものがたり」は8周年を迎えます。3月29日~31日乗車の方には、記念缶バッジ配布や記念グッズが販売されるようです。10周年も見えてきましたね。益々の「千年ものがたり」の発展をお祈りいたします。
 
 ありがとうございました。