2015年の撮影だけど今もそれほど変わっていないけど、動かす機会もないので草が生い茂っている。
写した頃はまだ1~2年に一度くらい蒸気機関車が入線したのでその転向に使われてきた。その後は???
小牛田であれば出入りする車両は電車を除けばキハ110系とDD200だから転向の必要はない。かえって電車であればエンドを変えたい時や、配線の関係で逆向きになってしまった時に1両ずつ載せることは考えられるけど実際にはここではほとんどないだろう。仙台総鉄にいる金太郎EH500だと首都圏を走っているうちにエンドが変わってしまうこともあり得るのでここで戻そうとしてもデカくて載せられない。それならやっぱり蒸気機関車か。
陸東では、新庄まで行かずに鳴子温泉までDLとのプッシュプルでD51を走らせたことがあるが、必要があったか?
石巻線はC11が真岡を去ってからは運転されていない。機会があっても終点の女川が棒線なのでPPにするだろう。まあ蒸気機関車でも回送でここに来た時に向きを変えたいのであれば可能性がゼロではないが。
いろいろ考えてみてもそれほどの必要性はなさそうだ。それでも残っているのはJR東日本がコスト削減を強力に進めており、撤去費用をかけたくない「消極的残置」のような気がする。ただ、いつどうなるのか保証はできないので蒸気機関車現役時代のC58やC11を偲びたいという方はぜひ来ていただきたい。入構しなくともそばの道路から見学できるので。