新車に東北本部もウキウキ?仙石線E131系製造中の写真公開!写真から分かる仕様を見る


こんにちは!
今回は仙石線に関する記事を書いていきたいと思います。
昨日、JR東日本東北本部が仙石線に導入されるE131系800番台の情報を公開しました。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/sendai/20250326_s01.pdf
このプレスリリースでは今後のE131系導入に関するスケジュールや製造中の様子などの情報が公開されています。今回はこのスケジュールや、写真公開で見えたE131系800番台の仕様など、見ていきたいと思います。

今後のE131系、205系のスケジュール

まずは今後のE131系や205系のスケジュールを見ていきたいと思います。まずはE131系の導入スケジュールです。今回の発表では、今後、このようなスケジュールとなっていくことが発表されています。

2025年4月~ 落成(今回の資料では言及無し)
2025年7月~ 試運転開始
2025年12月~ 営業運転開始
2026年春頃~ 205系が全編成 E131系への置き換え完了後、ワンマン運転開始

このようなスケジュールのようです。E131系第一編成の落成が今年の4月のようでしたので、営業運転は秋ごろには始まるのかな?と思っていましたが、意外にも遅く12月からのスタートのようですね。鶴見線のE131系が12月デビューでしたので、スケジュールとしてはあのような形なのかなと思います。一つ気になるのが宮城野のキャパの問題です。E131系は14編成が誕生しますが、4月から落成が始まるとなると、営業運転開始の12月までに相当数が落成しているはずです。この期間、試運転を行いながら、留置をしなければならないということになりますが、果たして宮城野にそんなにキャパがあるのか?という問題が出てくるのではないかなと思われます。仙石線205系時代最多で19編成在籍していましたが、現在は15編成が在籍しています。そのため4編成分は何ら問題なく留置できると思われますが、それ以上の車両たちは果たしてどのぐらい留置できるのでしょう?鶴見線E131系1000番台が営業運転ギリギリまで国府津疎開されたように、仙石線E131系800番台も営業運転開始までどこかに疎開する可能性もあるのかな?と思うところです。ただ、東北地区の多くの路線は交流ですから、疎開するとなれば首都圏になりそうです。どうなるでしょうね。
また、205系マンガッタンライナーⅡの引退時期は追って発表するとのことです。

写真公開!写真から判明した仕様は?

続いてはプレスリリース中に掲載されている製造中の実車の写真を見てみたいと思います。ここから一部の仕様が見えたのではないかと思います。まず目につくのはATACSの番号ですね。ATACS番号はID-151となっています。
続いて車体形状の仕様です。まず前面貫通扉が設置されていないというのはこの写真で確定しましたね。顔つきがこれまでのE131系とは異なります。側面などをみる限り、ドア以外の車体形状の変更は無さそうに見えます。また、カラーは205系よりも若干水色が濃いようです。
続いて注目のドアですが、E231系などで使われていたドアとは異なるようです。ガラスはE131系1000番台と同様東急似のガラスのようですね。東急似のドアということで複層ガラスの可能性が高くなったのかな?と思います。ただドアは1000番台や東急のような光沢のあるドアではなく、通常仕様のドアのようです。東急窓×通常仕様ドア×拡幅車体という新たなドア形状の誕生でしょうか。今後はこの東急タイプの窓が一般的な仕様になっていくのでしょうかね?
写真から見えるのはこんなところでしょうか。

それにしてもJR東日本がこんなプレスリリースを出すんですね…。試運転時期まで載せたこんなに詳しいプレスリリースを出すなんて異例ですね。少なくともこれまでE131系が導入された路線ではなかった動きです。このプレスリリースを出しているのを見るに、国鉄以降の仙石線で初の新型車両ということで、東北本部や地元もウキウキで歓迎しているのではないでしょうか?盛り上げ方の熱量は他支社と比べても凄いと感じます。これだけ目玉になるなら、E233系の転属ではなく、E131系導入に計画変更となってよかったのではないでしょうか。
ポスターや製造過程公開など様々なプロモーションをするようなので今後の情報発信も楽しみにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!