南大東駅【島根県】(木次線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
島根県東部、雲南市北東部、旧・大東町の南端部ではなく西端部に位置する木次線の駅で、駅舎が無くホーム1面だけの棒線駅である、
南大東駅 (みなみだいとうえき。Minami-Daito Station) です。
 
   
駅名  
南大東駅 (駅番号なし)    
  
所在地  
島根県雲南市 (旧・大原郡大東町)  
  
乗車可能路線  
JR西日本:木次線  
 
隣の駅    
宍道方…………出雲大東駅    
備後落合方……木次駅    
  
訪問・撮影時  
2023年5月  
 
 
駅概要  
駅形態……………地平駅(1963年追加開業)。
駅舎………………ありません。北側の県道24号線から坂を下ってホームに入ります。
出入口……………北側のみ。南からはすぐ東の踏切を渡って北側へ。
車いす対応………△(駅外~ホームは段差なしも、勾配がきつく手すりがありません。
          また、車両(キハ120形)はステップがあり非対応)。
点字ブロック……未整備。
駅前広場…………×(最寄りのバス停留所は約70m西の県道24号沿い)。
 
 

駅出入口です。西を望む。
南大東駅に駅舎は存在せず、木次線の右(北)を並行する県道24号線の交差点から坂を下った所にホームがあります。
出入口通路は階段ではありませんが、傾斜がきつく手すりが未設置なので(途中から左側にフェンスが設置されています)、要注意です。
駅前広場は整備されておらず、県道にも広い場所が無いので、自動車での送迎は難しいです。
写真右奥の県道沿いにはコミュニティバスの停留所があります。
 
 

ホームより出入口を撮影。東を望む。
出入口通路脇には石碑があります。内容は確認忘れましたが、おそらく開業記念碑だと思います。
坂を登ると駅前交差点に到達します。
 
 

駅前交差点より北を望む。左下に南大東駅があります。
駅周辺は山あいの農村風景が広がっていて、民家は多くありません。商店は見られません(かつては近くに鮮魚店がありました)。
 
 


駅前交差点より東を望む。右後方の坂下に南大東駅があります。
左前方に延びる道路は県道24号で、木次線と並走して出雲大東駅方面へ延びています。
右前方へ下る道路は駅南側へ延びる踏切道で、坂を下って右へ曲がると木次線と踏切で交差します。
駅南側から南大東駅へ行くには、踏切を渡って一旦坂を登ってから出入口の坂道を下る形になります。
 
 

駅前交差点より西を望む。左手の坂下に南大東駅があります。
奥に延びる県道24号線は木次線と並走し、旧・木次町方面へ延びています。
ちなみに、南大東駅は旧・大東町にありますが、県道を800mほど西へ進むと旧・木次町に入ります(今は平成の大合併により両町とも雲南市に)。
 
 

駅前交差点より南を望む。
右手に駅出入口通路があり、正面から右にかけての坂下に南大東駅のホームが延びています。
木次線から南側は、県道24号など駅北側より一段低くなっています。
農村風景が広がっていますが、すぐ近くまで山地が迫っています。
 
 



駅舎代わりになっている待合所です。
1枚目は備後落合方(西)を、2枚目は宍道方(東)を、3枚目は北方向を望む。
密室構造ではないため、寒さをしのげません。
また、改札設備はきっぷ回収箱(集札箱)のみとなっています。
壁面には時刻表と近距離運賃表が掲出されています。
 
駅員配置………無人駅(おそらく1963年の開業時より無人と思われます)。
自動改札機……なし(そのまま乗車して下さい)。
ICカード………利用不可(エリア外。
       もしICエリア内から乗り越しの場合は全区間現金精算になります)。
ホーム…………車いす対応幅、点字ブロック未設置。車両がバリアフリー非対応。
窓口……………なし。
自動券売機……なし(乗車時に車内で整理券を取り、下車駅で運賃を支払います)。
自動精算機……なし(車内精算です。乗り越しの場合は事前に運転士へ申し出て下さい)。
トイレ…………×(待合所の西隣にありますが、私の訪問時は施錠されていたと記憶)。
売店……………なし。
コンビニ………なし(1km圏内に店舗はありません)。
 
 

待合所の西隣にある便所です。
男女共用の汲取り式と思われますが、私の訪問時は扉に鍵か掛けられていたと記憶しています。
近年、合理化の下、無人駅のトイレが急速に減少していて、降り鉄には不便です…。
所によっては自治体が駅前に公衆トイレを設置してくれていますが…。
 
 

建植式駅名標です。非電照式ですが、反射材が使用されています。
JR西日本の標準デザインで、近年になって下部が木次線のラインカラーである黄色のものに取り替えられました。
存廃問題が浮上している線区で駅名標が更新されていたりすると、何だかホッとします。
尚、木次線において駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

こちらは縦型の駅名標です。
 
 


駅構造……地平駅(東南東~西北西方向)。
配線………単式ホーム1面1線(棒線駅)。
 
のりば番号は設定されておらず、下り木次・備後落合方面、上り宍道方面とも同じホームから発車しますので、乗り間違えないよう注意が必要です。
  
ホーム有効長……5.5両分。  
ホームドア………なし。
ホーム幅…………全体的に狭いです。
点字ブロック……未整備。
上屋(屋根)………ホーム中ほど宍道寄り(奥側)で待合所の庇が延びていますが、
        線路際まで届いていません。 
ホーム上設備……集札箱・ベンチ(いずれも待合所内)。
 
待合所の奥(宍道方)に出入口があります。
左側を並走する県道24号線が一段高い所を通っているため、ホームと県道の間に高低差が生じています。
 
写真は全て宍道方を望む。
 
 



写真は全て備後落合方を望む。
 
 

宍道方を望む。
ホーム端のすぐ先に鉄穴踏切があります。この鉄穴踏切は駅南側からのアクセス路です。
この先、進路を北東に変えて山あいの農村風景の中を走り続けます。そして旧・大東町の中心部に近づいてくると北へと進路を変え、市街地に入って出雲大東駅へと至ります。
 
 

備後落合方を望む。
この先、山あいの農村風景の中を西へ走りますが、沿線には次第に住宅が増えてきます。その後、左へカーブして右手を流れる斐伊川沿いに南下します。そして右手に商業施設が見えてくると、主要駅である木次駅へと至ります。
 
  
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年 (列車で訪問しました)          
 
旧・大東町西端部の山あいの農村地帯にある単式ホーム1面1線の棒線駅で、駅舎が無く、北側の県道から坂を下ってホームヘ入ります。無人駅です。駅周辺に住宅が点在していますが、駅利用は低調のようです。
  
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)    
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能(滞在時間1時間40分)。
       新幹線で岡山~伯備線特急『やくも』~宍道から木次線。 
       寝台特急『サンライズ出雲』も宍道駅に停車。
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。上記と同じルート。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・なし  
飲食チェーン店・・・なし   
 
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、木次線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南大東駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)