おはようございます。
青春18きっぷの難所といえばどこでしょうか。全国探せば鉄道はあるもの利便性というのが極端に低いところが多くあると思います。その中でも有名なのが「宗太郎越え」というのが大分県と宮崎県の県境にあります。この区間は特急列車が1,2時間に1本程度は走っていますが、普通列車は1日に1.5往復と極端に少ない状況です。今回の記事の旅ではこの宗太郎越えに挑んでいこうと思います。
前回は日南線で宮崎県の名所、鬼の洗濯岩がある青島までやってきました。日南線は日豊本線から枝分かれした路線で行き止まりであるため来た道をいったん戻る必要がありますので、宮崎まで進みます。ちなみに日南線はよく台風などの大雨で不通になることが多く、経営状況も厳しい路線であるため今後の存続が一部区間で危ぶまれていますので、近いうちに全線乗りに行きたいところです。
宮崎駅からは日豊本線の普通列車に乗り換えひたすら北上していきます。途中の高鍋絵でき乗換があったもののどこかによることはせずひたすらに進んでいきます。ここまでは特急にも多く乗車してきましたが、ここから先は基本普通列車のみの移動となります。日豊本線の延岡までは比較的線形もいいようで結構なスピードが出ており意外とあっという間に感じます。この日の旅はいったん延岡で宿泊。もうお分かりの方も多いでしょう。
翌日は朝の5時台に起床、6時には駅に向かいます。やって来たのは787系で運転される普通列車佐伯行き。この列車は延岡から佐伯まで行く始発列車でありながら、午前中に出る最終便なのです。この次の普通列車は夜の20時台というとんでもない秘境区間になります。これが俗にいう「宗太郎越え」と呼ばれる区間であり、マニアに人気な区間です。この日も朝6時に発車するというのに延岡には複数に乗客が待機している状態でした。
列車は緑が深く民家も少ないエリアを通過していきます。この秘境区間で認知度の高い宗太郎駅ではマニアらしき人たちが数人降りていきました。ダイヤ上、延岡からこの列車に乗車し、宗太郎で降りるとちょうどこの10分後ぐらいに延岡行きの始発兼最終列車がやって来るので日帰りで両方の列車に乗って秘境駅を楽しめるらしいです。
約1時間ほど乗車して列車は佐伯駅に到着、787系の普通列車はここまでとなります。ここらはまた普通列車に乗り継いで大分県の絶景スポットを目指していきます。宗太郎越えのところにスポットを置いて記事を書き始めたのでここまで長くなりましたね(笑)大分県で狙うのはこれまた鳥居です。(私鳥居撮るの好きかもしれません笑)今回は海に浮かぶ島の鳥居ということでこちらです!
日豊本線の日代駅から徒歩10分ぐらいにあるこの島は網代島と呼ばれる島であり、そこに宿るかミサを祀った神社の入り口として島に鳥居がおかれています。今回は満潮時に行きましたので島はすっかり海に囲まれていますが、干潮時には広島の厳島神社のように島まで陸続きとなり鳥居の目の前まで行くことができるようです。この島の歴史はかなり古いらしく島自体は古代で来たものであり、地球の歴史を知る上で貴重な地質で構成されているとのことです。そこに宿る神をまつったのが日代網代島神社です。その鳥居がこの少し不思議な光景を生み出しています。
ということで大分県まで旅はやってきました。これまで九州6県をぐるっと回りながら名所を巡ってきました。残すは福岡県のみ、次回が最終回となる予定です。九州を再発見できる旅として最後にふさわしい光景がみられることに期待して今回の記事は終了です。ぜひ次回もお楽しみに!