神戸駅で降車後下り1・2番線から上り2・3線ホームへと移動、
1番線に停車している本日の主役を見ていきます。
ちょうど手前を通り過ぎた貨車越しに、
ここで外観の全容を、
ベースカラーになっている正面の顔の色は「蘇芳(すおう)色」。
蘇芳色とは蘇芳という南アジア原産の木を燃やした灰から作られた染料の色で飛鳥時代に日本に伝わり平安時代の貴族に好まれた色とのこと。
MAHOROBA LIMITED EXPRESSの文字と窓の上下に天平文様のグラフィック帯、
サイドは金色で万物を照らす陽光がコンセプト、
683系6000番台、N01編成
特急「まほろば」 第1編成-安寧-
特急「まほろば」はこの3月15日のダイヤ改正でこれまでの臨時列車から定期運用列車に格上げ、
それにあわせて4月から導入される専用車両の第一編成がこの「安寧」
改造ベースになったのは元北陸特急の683系2000番台、
秋には第二編成として「悠久」の導入も予定されています、
臨時列車の頃の「まほろば」といえば、
昨年大和路線の河内堅上-三郷間の大和川第四橋梁や
大山崎名神クロスで送り込みを見た、このような287系の白無垢の車両でした。
そんな派手になった「まほろば」のサイドビューを向かいのホームから、
1号車先端部、
1号車と2号車連結部、
1号車にゴテゴテした碍子など周辺機器の付いたパンタグラフ、
1号車からクハ-サハ-クモハの構成なのでパンタグラフがM車(動力車)ではなくT車(付随車)に付いています。
683系と3の桁が6であることから交直流両用の車両、まほろばの走るおおさか東線と大和路線は直流区間完結なのでラッピング装飾車を仕立てるとしても287か289を予想していたのですが683、
将来的に運用区間の延伸、もしくはここ以外の「何か」に充当する構想があるのでしょうか。
2号車と3号車連結部、
3号車先端部、
そうこうしているうちに
内部公開の時間が来たので改札外にある受付へ、
実は今回の展示会、事前申し込みをしていて当選していました、くじ運は弱い方なので久々の当選、
おそらく2年前のヤマザキビスケットのWエアリアルキャンペーンのガンプラ以来の当選なのではないかと。
その証である首からぶら下げる来場者パス、有人改札でこれを提示して再入場。
こういったものも模型コンテスト以来かも、
閉鎖されていることの多いレアな1番線のホームに上がると、
仕立てあげられたばかりのピカピカの車体、
正面には大きくロゴを配し圧倒的な存在感、この日は晴天だったこともありさらに映えます。
サイドは想像していた以上に金ぴかです。
乗車口から車内へと入ります。
1号車、クハ682-6701(旧2701)
先ずは車内の全容から、
1号車の座席を前後から、
1号車から2号車に向かう通路には洗面台とトイレ、そして「奈良の文化に触れる」ギャラリースペース、
その展示コーナーには
手、
指の動きに表情があってリアルな造形です。
国宝 聖林寺十一面観音立像」の右手、その原寸大レプリカ
この像は奈良時代後期に作られた「木心乾漆十一面観音立像」
京都広隆寺の弥勒菩薩像などともに最初の国宝彫刻に指定された24体のうちの1体。
聖林寺に所蔵されている現物は手だけではなく全身像、さらにこのような金ぴかではなく、こちらは完成当時の状態を再現したものだそう、
場所は桜井市で奈良の中でも最近訪れた大神神社や長谷寺と同じエリアになるのでまたいずれ見に行こうと思っています。
ここから2号車に入ります、
ここで2号車の扉を出て外の様子を、
中間車両である2号車はサハ683-6401(旧2401)
2号車の座席を前後から、
2号車の1号車寄りには車椅子スペース、
2号車から3号車に抜ける通路にもトイレ、
当然のことながらこの日は「ご利用いただけません」