
JR神戸線(JR東海道本線)塚本~尼崎にて
JR西日本683系6000番台近キトN01 回送
大阪と奈良をおおさか東線·大和路線経由で結ぶ特急まほろば号の定期運用化に伴い、特急まほろば号用に改造された683系6000番台「安寧」編成です。
元は特急しらさぎ号用として製造された683系2000番台のS21編成で、北陸新幹線金沢開業に伴い289系に改造されて福知山に転属しFH301編成となり、特急こうのとりやきのさきに充当されていましたが、他の289系と違って交直流転換機器を残していたため、同じく交直流転換機器を残していたFH306編成と共にサンダーバードの増結用に683系へ復帰し、金沢へ転属しました。金沢ではR14編成としてサンダーバードの増結編成として活躍していましたが、北陸新幹線敦賀延伸で京都へ転属となりました。
京都転属後はN01編成となりましたが、サンダーバードが全席指定になったのと、683系0番台や681系と座席配置が異なる事もあり、営業運転には入らずに京都や野洲で留置される日々が続いていました。
今回のダイヤ改正で特急まほろば号の定期化に伴い特急まほろば号用専用編成が準備されることになり、余剰となっていた683系2編成に白羽の矢が立ちました。
特急まほろば号用として2編成が準備され、余剰となっていた683系2000番台近キトN01編成とN02編成(金サワS26→福フチFH306→金サワR15→近キトN02)を改造し、N01編成は「安寧」編成に改造され、N02編成は「悠々」編成に改造される予定になっています。新番台区分として683系6000番台になり、安寧編成は4月7日から営業運転を開始し、悠々編成は秋頃から営業運転に入る予定になっています。