2024年1月の旅行記。
2泊3日の東北縦断旅行2日目の後半です。
久慈駅も三陸鉄道とJRが別で駅舎を持ち、三陸鉄道駅舎には有人窓口が。
写真には写っていませんが、右側では名物の『うに丼弁当』を販売しています。
『あまちゃん』コーナーも。
衣装を着て、海女ちゃんになれちゃいますよ。
久慈駅前の様子。
この方向左側に、『あまちゃん』劇中に登場したあの建物が。
駅前デパート。
かつては百貨店のように様々なテナントが入っていたのでしょう。
このビルに、北三陸観光協会の事務室が入っていた設定のようです。
(北三陸鉄道とその沿線をなんとかするべく会議が行われていた場所)
久慈駅にも、この ロケ地でした看板 が立てられていました。
JRの駅舎はリノベーションされています。
改札を入り、構内踏切を渡って八戸線のホームへ。
三陸鉄道ホームに団体列車が停まっていました。
三陸鉄道の使用ホームは1本だけなんですね。
JR八戸線の旅。
久慈 13時03分 → 八戸 14時45分 八戸線 普通 八戸行き
島式ホームに停車していたのはキハE130系500番台。2両編成です。
キハE130系500番台は2017年12月より運用を開始しています。
扉脇のシート等へドア開放時の風直撃を抑えるためか仕切りが大きくなっているのがこの番台の特徴でしょうか。
3扉車ですが、ワンマン運転を行っているため一部駅を除いて最前と一両目後ろの扉しか開きません。
八戸駅出発直前に、八戸線のレストラントレインである『TOHOKU EMOTION』が入線してきました。
写真は撮れませんでしたが、1時間後くらいに折り返し追いかけてくるようです。
陸中夏井~侍浜~陸中中野間は内陸を標高を上げながら走行します。
久慈駅から20分ほどで、この旅で初めて雪が積もっているところをみました。
青森で雪に埋もれた今年(2025年)に比べるととても雪の少なかった旅です。
山林の中を走行。
そしてまた海沿いに出ます。
陸中八木駅付近の景色。
太平洋の雄大な景色が広がります。
階上駅(はしかみ)。難読ですね。
隣の大蛇駅(おおじゃ)もすごい駅名ですけども。
駅名標も特別なデザインが使用されています。
海沿いですが海岸線からは少し離れたところをしばらく走ります。
しばらく松林の中を走行。
鮫角灯台をまわりこんで左カーブ。
ここで一瞬、海と岩場の景色が広がります。
工業地帯をバックに、島のような場所にある神社が。
蕪嶋神社というそうです。
久慈から1時間20分で鮫に到着。読み方はそのまま『さめ』。
すでに八戸市内に入っており、これより八戸市街の利用の多い区間となります。
列車の本数もこれまで2~4時間に1本だったものが、3倍程度に増加します。
実際に車内の乗客も席を埋める程度に増加しました。
鮫から20分程度で終点の八戸に到着。
乗客が増えたので写真撮影等を控えめにしましたが、
乗客の入れ替えが一番だったのは高架の本八戸駅でしたね。
新幹線・旧東北本線乗り換え駅である八戸駅と、八戸市中心部の本八戸駅の役割の違いを見られた気がします。
八戸臨海鉄道の線路との並走や、高架のまま残っている廃線跡など面白い点が多かったです。
快速しもきたで下北半島へ。
次に乗車する列車はこちら。
八戸 15時14分 → 大湊 16時53分 青い森鉄道線・大湊線 快速しもきた 大湊行き
快速『しもきた』は、JR大湊線の快速列車。キハ100系で運転されています。
3.5往復が運転され、基本的に青い森鉄道線に直通し八戸駅発着とされています。
(片道1本のみ大湊線内、大湊→野辺地で運転。)
2両編成の列車は新幹線からの乗り換え客が多いのかかなり混雑していました。
途中の三沢駅での降車が多かったです。
それでも立ち客が多く出ています。
青い森鉄道線内も通過運転。旧JR東北本線なだけあって走りは快調。
雪を巻き上げながら走行。
外気と車内の気温差が大きくなってきたのか窓が結露してしまいました。
八戸から43分で野辺地に到着。
ここからJR大湊線に入ります。
青い森鉄道線と分かれます。
JR大湊線 路線データ
大湊線は野辺地~大湊を結ぶ58.4kmの非電化ローカル線。
『はまなすベイライン』という愛称が付けられています。
列車は1日9往復運行され、日中には3時間ほど間隔が開くことがあります。
快速『しもきた』の内、大湊線内で快速運転を行うものが2.5往復あり、
利用の少ない途中駅では利用機会がもう少し少なくなります。
JR東日本の『のってたのしい列車』の一つ、『ひなび』による
臨時快速『ひなび 下北』が八戸~下北に設定されることがあります。
沿線に風力発電の風車が確認できます。
大湊線の線形は直線的で、勾配も少なく、キハ100は性能を遺憾なく発揮し爆走します。ローカル線にしては表定速度は高めな線区だと思います。
有戸~吹越間では進行方向左側に陸奥湾を見ることができます。
遮蔽物なく海沿いの平原を走る光景はあまり日本の鉄道で見られない景色ですね。
野辺地から25分ほどで陸奥横浜に到着。ここまでノンストップ。
大湊線内唯一の交換可能駅です。
続いて2駅先の近川駅に停車。
ここの乗降は少なめで、乗客は基本的に下北・大湊へ向かうようです。
日が落ちてきました。
終着一つ手前の下北駅は、今や棒線駅ですが、むつ市の中心駅で利用客が多く、
半分ほどの乗客が降りて行きました。
かつては下北交通大畑線という路線が分岐していました。
下北半島は思ったより大きい。
大間なんかはまだまだ先です。
野辺地から53分、八戸から1時間40分で終着の大湊に到着。
2面2線の頭端式終着駅です。
ようこそ下北 大湊 と書かれたモニュメント。
駅前は静かです。
暗くて駅舎が写らない。
有人駅で、列車別の改札が行われていました。
『てっぺんの終着駅』。緯度的には下北駅の方がわずかに北にあるそうです。
滞在時間わずか8分。
折り返しの普通列車で野辺地へ戻ります。
夏とかに来たら明るいんでしょうが、外はもう真っ暗。
下北駅などに立ち寄ろうか薄々と考えていたんですが、
なんせこの日は五所川原まで向かうので、ずっと真っ暗なのもな…
と、予定を短縮したのでした。
終着駅・始発駅らしいお見送りメッセージ。
大湊 17時01分 → 野辺地 18時02分 大湊線 普通 野辺地行き
来た列車に再び乗って来た道を戻ります。
撮影は省略。
列車は空いてはいましたが、意外にも各駅から乗車があって、
野辺地に着くころには座席は埋まっていました。
青森県を横断するべく移動は続く。
野辺地 18時08分 → 青森 18時58分 青い森鉄道線 普通 青森行き
青い森701系2両編成のワンマン列車。
乗り換え客は八戸方面の方が多く、こちらにはあまりいませんでした。
青森に到着。
夜の移動なのでサクサク行きます。
乗り換え時間があったので一旦、駅の外へ。
1月なのにほとんど積雪していません。
つくづく雪の少なかったと思う昨年。
青森駅名物、りんごジュースだけの自販機。
来る度に撮ってる気がする。
青森 19時26分 → 新青森 19時31分 奥羽本線 普通 津軽新城行き
奥羽本線に乗車。
晩ご飯の調達のため新青森駅へ。
新青森 20時03分 → 川部 20時31分 奥羽本線 普通 大館行き
お弁当的な何かを手に入れて先へ進みます。
今年、散々な目に遭った奥羽本線。
雪の少ない昨年は何事も無く。
比較用にリンクを貼っておきます。
川部 20時35分 → 五所川原 21時01分 五能線 普通 鰺ヶ沢行き
こんな時間にこんな需要はなさそうなので翌朝への送り込みでしょうか。
乗客は案の定、1両に数人程度。
ガラガラで車内観察が捗ります。
五所川原に到着。
列車は時間調整のため数分停車。
最終列車の1本前。
当初の予定では1時間後の最終列車で到着するつもりでした。
五所川原駅のJR駅舎。
津軽鉄道線は乗り換え。
翌日は、その津軽鉄道に乗車します!
閑散とした駅前通り。
雪は少しだけ塊がありますが、やはり厚く積もってはいません。
ホテルに入ってこの日は終了。
ホテルで食べた晩ご飯は新青森駅で調達した海鮮弁当。
ちょっとだけ贅沢。(割引してたやつですけども)
次回は津軽鉄道の旅。
念願のストーブ列車に乗車します!
お楽しみに。