今日の1台・1214

テーマ:

 

所有事業者:江ノ電バス(神奈川)

仕様・用途:一般路線仕様

登録番号:湘南200 か 1582

社番:524号車

配置:湘南営業所

初年度登録:2009年

シャシー製造:日産ディーゼル工業

搭載機関:日産ディーゼルMD92型

車体架装:西日本車体工業

車体型式:西工96MC B-Ⅱ型

車両型式:PKG-RA274MBN

車名:日産ディーゼルスペースランナーRA

撮影日:2025年3月20日(木曜日)

撮影場所:藤沢駅南口

 

久々の江ノ電バスになります。

路線仕様車としては2017年以来、8年ぶりになりますが、その時はまだ分社していた頃。

江ノ電バスは元々、「江ノ電」でお馴染みの江ノ島電鉄直轄だったんですけど、1998年にバス事業を分離して「江ノ電バス株式会社」となり、さらにバス事業も分社化することになって、2007年に横浜営業所と鎌倉営業所管轄路線を「江ノ電バス横浜」に、2008年に藤沢営業所と当時の手広営業所管轄路線を「江ノ電バス藤沢」にそれぞれ移管しましたが、経営合理化と運転手不足の兼ね合いから元の鞘に収まることになり、2019年に「株式会社江ノ電バス」として再出発して現在に至っています。なお、2011年に藤沢営業所と手広営業所が統合して湘南営業所が発足しています。

 

画像の524号車は当時の江ノ電バス藤沢時代に導入したものになります。

電鉄直轄時代から日産ディーゼルの組織率が高く、同社のバス製造事業撤退前は日デが与党だったんじゃないかと思われます。2019年現在では三菱ふそうが与党で日デは野党第一党でしたが、日デ車は年々数を減らしており、今はふそうに次ぐ野党第一党はいすゞじゃないでしょうか。

 

2009年式ということで、オリジナルの日デ車としては末期のモデルになります。以降はふそうとの経営統合の兼ね合いでエアロスターをOEM供給し、「スペースランナーA」としてデリバリーしていますが、これが無ければ日産ディーゼルも西日本車体工業も存続していたかもしれません。

 

 

【参考文献・引用】

バスラマインターナショナルNo.171

BUSRAMA SPECIAL11「UDマークのバス達」

(いずれもぽると出版社 刊)