KATO EF81-500 JR貨物色 レビュー(品番:3022)2001年ロット

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KATO EF81-500 JR貨物色 レビュー(品番:3022)2001年ロット



2025年3月のダイヤ改正をもって、ED76やEF81など国鉄形電機が定期運用離脱となり、最後の銀釜であるEF81-303はTVなどでも大きく報道されておりましたね。

ところで、銀釜ほど目立つ存在ではありませんが、つい最近まで活躍していたEF81-500の存在をご存知でしょうか?

EF81-500は、JR発足後の1989年に日本海縦貫線の輸送力増強用に登場した比較的若いカマ(といっても製造後36年が経過していますが・・・)で、501、502、503の3両が製造されました。
その後2013年に3両とも門司機関区に転属となり活躍しておりましたが、2021年10月に502が、2022年1月に503が運用離脱し、2024年3月のダイヤ改正後も501が最後の活躍を見せておりました。
なお、2025年3月のダイヤ改正では、EF81を含む国鉄形電機の定期運用が終了したとのことです。


と、ここまでは実車の話なのですが(実車写真を持ち合わせておらずすみません・・・)、


この度、当車両センターにおいて、他社譲渡(中古購入)により KATO EF81-500(品番:3022)2001年ロット を導入する運びとなりましたので、みなさまにご紹介したいと思います。


なお、当車両センターの車両導入は、基本新製導入(新品購入)を原則としていますが、2001年当時の製品など新品市場にあるわけもなく、他社引退車両の譲渡(中古市場)からの導入となっております。


こちらの記事では、2001年製 KATO EF81-500 のレビューをご紹介するとともに、コレクターとして中古市場で購入する場合の留意点を解説していきます。


ぜひ、最後までご覧くださいませ。


今回の記事では、「KATO <3022> EF81 500 JR貨物色>」(2001年発売)を見ていきます!




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KATO EF81 500(品番:3022) について

品番品名税抜価格税込価格発売時期
3022EF81 500 JR貨物色6,0006,300
(消費税5%)
2001.07(?)


発売時期は、ホビーサーチさんのページからの引用となります。説明書の記載も2001年とあるため、2001年に発売されたのは間違いないでしょう。
正確な発売月・再生産の有無は、当方では把握できておりませんm(_ _)m



なお、門司機関区に転属となったのは2013年のようですが、KATOからの発売は2001年となるため、日本海縦貫線で活躍していた頃の姿となります。(実車は直近ではスノープロウがはずされておりまして、そのあたりはこのモデルと異なっております。)

ホビーサーチさんのHP情報でリニューアル新発売とあるのは、2001年発売の品番3022の旧製品として品番3010-4がありまして、そこからのリニューアル新発売ということになろうかとおもわれます。
なお、品番3010-4のEF81-500も先日入線しましたので、別の機会にご紹介したいと思います!



サイドビューなど


サイドビュー俯瞰

■ 2-4位側(左が1エンド)

■ 1-3位側(左が2エンド)


サイドビュークローズアップ

■ 2-4位側(左が1エンド)


■ 1-3位側(左が2エンド)


20年以上も前の製品ですが、運転室はシースルーとなっております。

フロントマスク

■ 1エンド側


■ 2エンド側


最近の車両は、ライト基板にコンデンサが取り付けられており、停車時ライト点灯が難しいですが、この頃の製品ではコンデンサの取り付けなどなく、停車時ライト点灯にて撮影できます。(ただし、ライト点灯は暗めではあります・・・)

なお、この時代の製品は、手すりや解放テコの表現はありませんが、個人的に不満はありません。

屋根上側パンタ部

■ 2-4位側(左が1エンド)


KATO現行品のEF81では、ガイシは別パーツで緑色、高圧線も金属線での表現となり、かなりアップデートされてはいます。
ただ、24年前のこちらの製品でも、そんなに悪いものでもないと思います。(感じ方は個人差あると思いますが・・・)

パッケージ


KATO標準の単品ケースとなっております。
中古購入ですが、20年以上前の製品と思えないほどきれいな状態です。


ケース裏側です。
公式側(1エンドが左側)のイラストが掲載されておりますが、車両の封入自体は非公式側が上(イラストと向きが逆)となっています。

現在の製品では右下にロット番号などが記載されておりますが、この時期は「●製作協力:日本貨物鉄道株式会社 Made in Japan」のみの記載となっております。


上蓋を取りました。車両保護用のプチプチが敷かれておりますが、それも取り外しました。

まだ車両が見えませんが、前オーナー様が当車両センターに発送される際に、車両保護のためにティッシュを敷いていただいております。このような配慮も大変ありがたいですね。


いよいよ、車両のお目見えです。非常に綺麗な状態です。


中古購入ですので、念のため内容物を確認します。


付属品は未開封で、選択式ナンバープレート(EF81 501、502、503が収録)とKATOカプラーアダプターが封入されております。


付属品を確認したところで、車両本体を取り出します。
車両自体は、ウレタン形状などから非公式側(1エンドが右側)で封入されています。


車両を取り出しました。


ウレタンを取り出しました。


ウレタン下敷きを取ると、説明書が封入されています。


説明書には、製造年が記載されているようです。

2001との記載がありますので、2001年製のようです。24年も前の製品となります。

LOT番号?などの記載があるようです。

「●製作協力:日本貨物鉄道株式会社 003-1892-0106」となっています。



最も気になっていた、付属品を見てみると、未開封でした。(先ほどの再掲です)

中古購入時の画像上は未開封のようでしたが、画像のみでの確認のため、もしかしたら開封済みの場合もあるかもしれませんが、実際に届いた状態が未開封でしたので安心しました。



コレクターの私としては、中古購入時は以下の点を気にしながら購入しています。
(あくまで、コレクター目線となります。)

  • 付属品は未使用か?
    → 車両にパーツが取り付けられていたら、間違いなく未使用ではないため、車両の状態も確認します。
  • 付属品袋などテープ封入されているものは未開封か?
    → 未開封状態を画像でしっかり確認します。画像でわかりにくい場合は販売者に質問してみます。
  • 新品購入時に付属しているものに欠品がないか?
    → KATOでしたら車両保護のプチプチ、若しくはビニール、TOMIX単品でしたら車両を包むビニールなど、これらに欠品がないか、若しくは販売当時のもととは別のもの(例えば、KATOの場合、プチプチなのかビニールシートなのか、販売時期によって保護シートに違いがあります)になっていないかを確認します。画像だけでわからない場合は質問します。
  • 価格は相場と照らし合わせて適正か?
    → 中古品の場合、定価以下で購入できることが多いですが、発売タイミングや品薄の状況により、商品によっては定価の2倍以上の価格が付されていることがあります。中古販売店、ヤフオク、メルカリなど複数の相場を確認し、状態と価格が釣り合っているかを確認します。
  • 販売者・出品者の評判・評価は悪くないか?
    → 販売ページだけ見ると良い状態のように記載されていても、評判や評価が全然違う(悪い)場合があります。このような販売者から購入すると、トラブルになる可能性があるため、それを承知のうえで購入する決意をした時以外は避けたほうが無難です。


細かくいいだすと、いろいろ気にするポイントはありますが、購入して後悔しないようにわからないことは事前に質問することが大事です。

質問した場合に、的確に答えてくれない場合や返信がない場合などは、購入時にトラブルがあった時に対応に不安が残ります。
その販売者からでないと購入できないものや、購入後に自分の思う状態と違うものが届いても仕方ないか・・・と思えるもの以外、その販売者からの購入は控えたほうがいいでしょう。

自分が納得できる形で購入するのが大事ですね。

今回は、ケースも24年前のものと思えないほど綺麗な状態で、付属品も未使用未開封、説明書やインサートなども全く汚れもなく、前オーナー様が発送される際にティッシュで車両保護をされているなど、とても丁寧に取り扱いされていたんだろうなぁと思います。結果的にとても良い取引となりました。いつもこのような形となるわけでもありませんので、そこが新品購入とは違って面白いところかもしれません。


梱包状態


中古購入後、ゆうパケットプラスで送られてきました。


梱包箱もしっかししており、安心感があります。


新聞紙が緩衝材として封入されておりました。


緩衝材の新聞紙を取り除くと、車両がエアパッキンに入れられた状態で現れました。
輸送時にがたがた動いてスレやキズができないよう、しっかり配慮いただいております。


大き目のエアパッキンに厳重に梱包されております。


エアパッキンから商品を取り出しました。

通常は、車両ケース内のぷちぷちがメーカー出荷時の車両保護となりますが、前オーナー様がさらにティシュをぷちぷちと車両の間に挟んでいただき、輸送時に極力キズやスレが起きないようご配慮いただいているのがわかります。

さきほどご紹介したとおり、ケースも本体もすべて綺麗な状態でした。今回は大変満足のいく取引となりました。


ということで、今回は中古購入の KATO EF81-500 JR貨物色をご紹介しました。

みなさまも中古購入される際は、ご自身のポリシーに従って、しっかり確認のうえ購入するといいですよ。
もちろん、ご自身で改造や補修ができる方で、コレクション目的でなければ、結構掘り出し物も見つかるので、中古市場も面白いと思います。


それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!


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