JR西日本岡山地区で活躍する105系F-01編成が、下関総合車両所本所での全般検査を終えて3月22日、所属先の岡山電車支所に回送されました。トップナンバー車のクモハ105-1とクハ104-1で組成される同編成。きれいになった姿を21日の本線試運転で見てみました。
本線試運転を行う105系F-01編成=新下関—幡生
下関総合車両所から出てきた105系F-01編成。排障器がグレー色になりました
105系は地方電化線区向けに1981年に登場。F-01編成の2両は福塩線用として府中電車区(後に廃止)に配置されました。現在は同線を含む岡山近郊で活躍しています。
岡山の105系で3年ぶりに全検となったF-01編成。車体や台車などがきれいに輝いています
個人的には身近な105系も、トップナンバー車を見るのは初めて。今回カメラに収めようと訪れてみました
下関には現在、岡山地区向けの227系500番台「Urara」の増備車が回送されてきていて、世代交代を実感する中、105系の全検出場は国鉄形ファンとしてはうれしいものです。来年車齢45年を迎えますが、もう少し活躍が見られそうです。
80年代前半の「国電」の雰囲気を残す105系。新しい車両も魅力がありますが、筆者世代には昔からの顔なじみといった感じで、1年でも長く走ってほしい存在です
※以下の記事では105系の冷房装置WAU102形について調べてみました(2023年10月)