こんにちは

OLIVEです

今回はヨーロッパ乗り鉄旅のPART2

この記事の続きです


ペンザンス駅の駅舎です


1852年に開業した駅で、花崗岩で造られた駅舎からその歴史を感じますね


歓迎の石碑もあります

下にはコーンウォール語で刻まれています

最南端まで来たという実感がわきますね


ペンザンスの町並みです

穏やかな港町の雰囲気ですね

ここまで来たので少しだけ観光もしました

このブログでのメインは鉄道なので、観光部分はさらっと書きます(笑)

観光地までは歩いていきましたが、海と線路に挟まれた見ごたえのある道でした(笑)

駅の手前には信号所があったり、車両基地もありました


入換用の機関車も発見

可愛らしいですね

しっかりGWR塗装になってました

着いた観光地がここです


セント・マイケルズ・マウント

ここは干潮時のみ島への道が出現するタイダル・アイランドです

干潮時以外は道は海の底に沈んでしまうため、干潮時のみ歩いて島まで渡ることができます

ちょうどペンザンス滞在時の時間帯が歩いて渡ることのできる時間帯だったので渡ってみました


石畳や石で造られた建物が多く綺麗でした

さて、鉄道に戻ります(笑)
セント・マイケルズ・マウントから再びペンザンス駅まで戻ってきました

まだ帰りの列車まで時間があるので少しだけコーンウォールの列車に乗ることにしました


乗った列車はHST



HSTはInterCity 125とも呼ばれ、1976年に最高速度125mph(時速201km)での営業運転を実現させました

時速200km以上での営業運転の実現は日本の新幹線に次いで世界で2番目の偉業であり、イギリス国内の様々な路線で活躍し、イギリスを代表する車両となっています

HSTはディーゼル機関車のClass 43とMark 3客車で構成されており、ヨーロッパではよく見られる機関車で客車を挟む形で運用されています

現在はイギリス国内の主力車両がClass 800シリーズになったため、GWR所属車は機関車を含めた6両編成に短縮し、Class 255 Castle Classとして末端のローカル区間を走っています

イギリスに行ったからにはHSTには乗ってみたかったですし、HSTが走っている末端のローカル区間にも来れたので今回乗ってみることにしました


車内は全車自由席で2+2列の座席配置となっています

車内のカラーも緑中心ですね


客車の一番前からは機関車との連結部が見れました


今回は時間の関係でペンザンスから4駅戻ったレッドルース駅で降りました

HSTの停止位置目標がありますね


Class 43にもそれぞれ城の名前が付けられています

プリマス方の機関車、43156はMaen Castleという名前でした


レッドルース駅で1枚

流線形の機関車がかっこいいですね


ペンザンス方の機関車、43187はCardiff Castleの名前が付けられていました


さらに43187の方には現在のHSTの走行区間に含まれるウェールズの人を意味するWelshman、そしてそのウェールズ語表記であるCymroが書かれていました

また、ウェールズのシンボルである赤い竜が描かれています


イギリスを代表する車両、HSTに乗れてよかったです



レッドルース駅はこんな感じでした


ローカル区間の途中駅の1つなので特別変わった設備はありませんが、こういう機会がないと降りることもないので今回行けていい経験になりました


駅名がレッドルースだからかは分かりませんが、駅舎も赤いですね(笑)
30分程滞在して反対側の列車で再びペンザンスに戻ります


帰りは現在のGWRの主力車両、Class 800

先頭の連結器カバーが開いたまま走ってます(笑)
おおらかなヨーロッパならではですね

Class 800は日立製の車両で、イギリス国内の次世代の在来線高速列車の標準車両です

Class 395で実績のある日立が製造元に選ばれました

日立の製造技術であるA-trainが用いられており、日本でも馴染みのある外観となっています

全体的な雰囲気は885系に近い感じですね

Class 800は5両編成と9両編成の2種類があり、5両編成は2本連結して10両編成として運転することもできます

また、バイモード車両で電化区間はパンタグラフを上げて電車として走行し、搭載されているディーゼル発電機を使うことで非電化区間も走行することができます

乗った車両はトップナンバーの800 001でした

Class 800は大量に製造するため、イギリス国内の工場での製造がメインですが、初期の一部編成のみ日本の笠戸事業所で製造されました

イギリスで日本製の車両に乗るというのも不思議な感覚ですね

そしてペンザンスから乗る帰りの列車は…

ペンザンス16:15発のパディントン行きのIntercity Express

日本でいう特急列車ですね

実はこの列車にはThe Cornishmanという愛称が付いています



日本のようにイギリスにも愛称付き列車があり、GWRのパディントン~ペンザンス間にも数本走っています

ただ日本の特急のようにすべての列車に愛称が付いているわけではなく、愛称によって車両や停車駅パターンが異なるわけでもありません

歴史にあやかって、という意味合いが強いのかもしれません

The Cornishmanは1890年にロンドン~ペンザンス間で初めて運転され、当時のコーンウォール方面への最速列車だったようです

その後様々な変化を経て、2006年に現在のGWRがThe Cornishmanの愛称を復活させ、現在に至ります

かなり歴史のある列車名ですね

The Cornishmanは1日1往復のみの運転で、パディントン方面の上り列車ではペンザンス16:15発の1本のみ

一応途中のタントン~レディング間はノンストップ運転をしており、これはThe Cornishman特有の停車駅パターンとなっています

時間になったのでホームへ移動します


Class 800/3 The Cornishmanです



GWR所属車のうち9両編成の編成がClass 800/3に分類されています

濃い緑色の車体がかっこいいですね

今度はカバーもちゃんと閉じています(笑)

編成は800 305でした



実はClass 800/3はClass 801という別の形式の車両として製造されました

Class 801はClass 800シリーズの1つですが電化区間に特化した仕様となっており、電車版のClass 800です

しかし、GWRの主要路線であるグレートウエスタン本線の電化工事が遅れたため、ディーゼル発電機を搭載し非電化区間でも走行できるClass 800に形式を変更しているというちょっと異色の経歴を持つ車両となっています

乗ったのはファーストクラスのCoach K

9両編成だと普通に考えるとCoach A~Iとなりそうですが、E、F、Iが欠番となっており、Coach A、B、C、D、G、H、J、K、Lとなっています

理由は分かりませんが不思議ですね


ファーストクラスの座席です

緑色のピローがいいですね

Class 800で運転されるIntercity Expressは座席指定をすることができ、座席指定をしていない乗客は空いている席を利用できるという方式となっています


そのため、JR東日本の特急列車と同じく各座席の上にランプが設置されています

ただし、色が緑は空席、赤は座席指定済とJR東日本の特急列車とは逆なので注意が必要です(笑)
どの区間でその席が指定されているかも表示されているので日本のよりも分かりやすいかもしれません

恒例の乗車は…

Class 800のBトレ



自作しました

元トレインは885系で塗装変更だけでなくいろいろ加工を重ねて作りました

結構大変でした(笑)
そして列車はペンザンスを出てから約5時間後の21時半頃、パディントンに到着しました


パディントンに戻ってきました


長旅でしたが、日立製ということもあり、どこか乗りなれているような雰囲気のおかげで快適に過ごせました

今回はここまでです

GWRの列車にたくさん乗れて楽しいコーンウォールの鉄道旅でした



次回は3日目

ベルギー、フランスへと向かいます

日本でも有名な列車たちに乗ってきました

ではまた

OLIVE