立山黒部アルペンルート全駅間歩き(黒部ダム-室堂) その4・涸れ沢をいくつも渡って | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その3からの続き

 

-(黒部平駅-東一ノ越間歩行中)-

 

 

黒部平駅に立ち寄り、いよいよタンボ平の登りに入りました。

 

道は時折、背丈を超える藪に覆われることも。

登山地図にも道迷い注意と書かれているので警戒していましたが、

道自体はわかるので、視界不良だったり焦ったりしなければ大丈夫そう。

 

ただ、これは熊がいたら怖いパターンだな。

 

 

 

しばらく歩くと、また視界が開けました。

確かに藪藪しているタンボ平ですが、そこまで険しくはない。

 

 

 

次の駅・大観峰駅がだいぶん近くなってきました。

大観峰駅は立山ロープウェイと立山トンネルトロリーバス(現・電気バス)の接続駅です。

 

大観峰駅の特徴は乗り継ぎ専用駅ということ。

いちおう道っぽいものはあるのですが、おそらく社員専用かと。

駅まで歩くことができないのは残念ですが、駅自体は後で訪問します。

 

 

 

向きを南寄りに変えて、階段を登り始めたところで初めて下山者とすれ違い。

登山者が少ないもんだから、「こんにちは」だけでなく二言三言会話を重ねます。

 

扇沢駅では登山客をたくさん見かけたはずなのに、

ここを歩く人は本当にいません。

 

 

 

そこから少し歩くと、再び涸れ沢。

涸れ沢の渡渉も道迷い注意の警告が出ていましたが、

岩に塗られたペンキを手がかりにすれば、対岸の道はちゃんとわかります。

 

 

 

涸れ沢から見上げると、右奥には大観峰駅が。

たぶんこのあたりが、大観峰駅に一番接近している。

 

実は雷殿駅跡も見えているのですが、わかりますか?

 

 

 

上の写真だと左上にあたる場所。

坑口の上半分が顔を出しています(坑口自体は健在)。

駅としては廃止された現在も、坑口自体は非常口としての役割を担っています。

 

現在地は雷殿駅跡のほぼ直下。

昔は雷殿駅まで登山道が繋がっていましたが、

その登山道が崩壊しているため、雷殿駅にも行くことができません。

 

 

 

また別の登山者とすれ違い。

その方曰く「このコースを登ってくる人なんて珍しい」と。

確かに、このコースは下山コースとして紹介されてることが多い。

 

 

 

またもや涸れ沢が見えてきました。

今度の沢はちょっと深そう…

 

 

 

もともと沢へ下るために階段が用意されていましたが、

壊れてしまって使い物になりません。

 

とはいえ、安全に降りられる場所も限られているので、

壊れた階段を利用しつつ強引に下りました。

 

 

 

ここもペンキの先に道が続いている。

 

 

 

いつの間にかずいぶん登ってきました。

 

このあたりで標高は2100メートルくらい。

黒部ダムからは650メートルほど登りました。

 

 

 

極端な登りではないので、右足の痛みはほとんどありません。

とはいえ、ここで行動不能になるのは絶対に避けたいので、

なるべく右足に負荷をかけないよう慎重に登りました。

 

 

 

また涸れ沢渡り。

ここもペンキを見れば大丈夫。

 

 

 

そこから5分ほど歩くと、一気に視界が開けました。

どうやら灌木帯を抜けたようです。

 

 

その5へ続く

 

 

大観峰駅周辺のGPSログ(1/10,000)です。

 

 

追伸:

今日は東京23区内を100kmウォークしているので、

皆様のブログにお邪魔できません。申し訳ありません。

この様子は落ち着いた頃にまたアップしたいと思います。