東急9020系(元2000系)電車
東急9020系は1992年に製造された田園都市線向け車両、2000系を改造した車両です。
10両編成での運用を想定して造られた車両を大井町線転用にあたって5両編成に改造されました。
制御装置は日立製のGTO-VVVFインバーター制御から三菱製のSiC-VVVFインバーター制御に交換、内装も田園都市線の2020系などの新型車に類似した内装に改造されました。
インバーターの不具合などもあってか、デビュー当初は営業運転にあまり入らなかったこともありますが、現在は第一線で活躍しています。
3編成が存在しており、いずれも2000系を種車にしています。
なお、9023Fは更新工事が施された後も2000系を名乗っていましたが、しばらくして9020系に編入されました。
この9020系も最終的には東急線での営業運転を終え、西武鉄道に譲渡される予定です。
この車両は座席下に荷物をしまえるスペースがあったり、車端部にフリースペースがあり、「人にやさしい車両」ならではの配慮もあり、快適性に優れています。