JR西日本の子会社である「嵯峨野観光鉄道」は、2027年(令和9年)春に新たなトロッコ列車の運行を始めると発表しました。JR西日本から譲渡されたディーゼル機関車1両と客車4両(SK300形はJR西日本から譲渡後に改造)で運行していましたが、そろそろ寿命となったようで今回の新車投入となりました。一方で、木次線を運行していた「奥出雲おろち号」ですが、機関車であるDE10形はまだ現役で働いています。
JR西日本ホームページ
嵯峨野観光鉄道
旧山陰本線の路線を活用した観光用の路線でトロッコ列車が1日10往復(定期列車8往復・臨時列車2往復)運行しています。旅行客を中心に人気があり、秋の紅葉の時期の景色は素晴らしい景色が広がり。特に夜間にライトアップされた光景はとても神秘的なものがあります。今年は、3月20日(木・祝)より運行を開始しています。
- 路線 嵯峨野観光線(トロッコ嵯峨駅~トロッコ亀山駅) 7.3キロメートル
- 営業形態 第二種鉄道事業(路線の所有は、JR西日本)
ダイヤ
下り(嵯峨駅→亀山駅) | ||||
列車名 | 嵯峨 | 嵐山 | 保津峡 | 亀山 |
1号 | 9:02 | 9:05 | 9:13 | 9:25 |
3号 | 10:02 | 10:05 | 10:13 | 10:25 |
5号 | 11:02 | 11:05 | 11:13 | 11:25 |
7号 | 12:02 | 12:05 | 12:13 | 12:25 |
9号 | 13:02 | 13:05 | 13:13 | 13:25 |
11号 | 14:02 | 14:05 | 14:13 | 14:25 |
13号 | 15:02 | 15:05 | 15:13 | 15:25 |
15号 | 16:02 | 16:05 | 16:13 | 16:25 |
81号 | 17:10 | 17:13 | 17:24 | 17:38 |
91号 | 18:26 | 18:29 | 18:42 | 19:00 |
上り(亀山駅→嵯峨駅) | ||||
列車名 | 亀山 | 保津峡 | 嵐山 | 嵯峨 |
2号 | 9:30 | 9:42 | 9:53 | 9:56 |
4号 | 10:30 | 10:42 | 10:53 | 10:56 |
6号 | 11:30 | 11:42 | 11:53 | 11:56 |
8号 | 12:30 | 12:42 | 12:53 | 12:56 |
10号 | 13:30 | 13:42 | 13:53 | 13:56 |
12号 | 14:30 | 14:42 | 14:53 | 14:56 |
14号 | 15:30 | 15:42 | 15:53 | 15:56 |
16号 | 16:30 | 16:44 | 17:01 | 17:04 |
82号 | 17:43 | 17:55 | 18:09 | 18:12 |
92号 | 19:10 | 19:26 | 19:42 | 19:45 |
「嵯峨野81号」「嵯峨野82号」「嵯峨野91号」「嵯峨野92号」の運転日は、嵯峨野観光鉄道ホームページで確認してください。
嵯峨野観光鉄道ホームページ:2025年 嵯峨野トロッコ列車運行予定日
料金
乗車する区間に関わらず一定の料金となります。障がい者の方は本人と同行の方一人に割引運賃が適用されます。
おとな | こども | |
一般 | 880円 | 440円 |
障がい者 | 440円 | 220円 |
15名以上の場合団体割引が適用されますが、季節によって料金が変化しますので嵯峨野観光鉄道のホームページで確認してください。
今回の発表について
2026年(令和8年)をもって現在運行しているディーゼル機関車および客車は引退し、新型の車両と置き換わります。今、運行している車両は廃車となる見込みです。天井や、側面をガラス張りにした車両となりより開放感が感じられる車両となります。2027年(令和9年)からの登場となっており今から楽しむです。
ひとこと
山陰支社で使用されている「奥出雲おろち号」で使用されていたディーゼル機関車は、まだ現役で活躍しています。トロッコ車両が老朽化したためという理由で「奥出雲おろち号」は、廃止となりましたが、「嵯峨野観光鉄道」で新しくトロッコ車両を作るのであれば、私個人としては一緒に「奥出雲おろち号」用のトロッコ車両製造してもらいたかったと思います。
現在木次線を運行している「あめつち」では、木次線の一番のポイントである三段スイッチバックを運行しません。鉄道ファンの人たちにもその魅力を知ってもらうためには、やはり三段スイッチバックをうんこうする観光列車は必要だと思います。
まとめ
嵯峨野観光鉄道は、2027年(令和9年)より、新型の機関車とトロッコ車両を使用して嵯峨野観光線を運行します。新しい車両についてもその活躍を応援したいと思います。
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