大宮の鉄道博物館・第15回目は9856号機という9800形を名乗る蒸気機関車になります。聞きなれない形式の蒸気機関車は大正時代に輸入されたカマでイメージは西部劇に出てきそうな井出達です。お馴染みの「ふたまたせん」さんから。
大正時代に輸入されたテンダー型マレー式蒸気機関車です。丹那トンネルができる前の東海道線の山北~沼津間(現御殿場線)などの、勾配区間の幹線に使用されました。
マレー式は外観上はボイラー1つに対して、シリンダー・ロッド・動輪の足回りが左右各2組ずつあって、車軸配置は0-6-6-0(C-C)となっていますので構造上、カーブのきつい所でも小回りが利くようになっています。
展示機はカットモデルになっていて、各機器の内部が分かるようになっています。
※撮影は全て「ふたまたせん」さんです。