本日、最後まで残っていた後藤総合車両所出雲支所所属の381系が廃車回送されたとの事で、これにて381系全車が退役する事となりました。



  ​381系の概要


(381系電車)

381系は1973年から1982年にかけて製造された車両で、カーブを高速で通過する事が出来る「振り子式車両」となっているのが特徴の車両です。

JR東海所属の車両は2008年に全車が廃車、JR西日本所属の車両は近畿エリアでは2015年10月30日に、最後まで残った岡山と出雲市を結ぶ特急「やくも」についても2024年6月15日に定期運行が終了していました。


  ​定期運用終了後

2024年6月15日に定期運用からは退きましたが、お盆や年末年始といった多客が見込まれる期間に273系で運用される「やくも」の両数を確保するため、定期列車の代走として「やくも」の運用に就く場合がありました。しかし、代走を行う期間はそれ程長くなく、全車が退役する事となりました。



  ​一言

以前にもチラッと言ったことがありますが、「やくも」の増結が満足に出来ない事が心配な点ですね。増結編成の導入を行う等、何らかの対応はして頂きたいところです。

ただ、381系は最も若い車両でも車齢40年を超えていますし、継続使用が困難という点についてはやむを得ないのかなと思います。381系全車が本線上から退く事となりますが、名古屋の「リニア・鉄道館」に381系が1両保存されています。動く事はありませんが、381系を間近に見るという事は今後も出来ると思います。


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