昨年、僕は2回福岡県に行きました。大学が北九州市にあり、その時の同期の結婚式に行ったのが3月です。そして今回(11月)は先輩の結婚式でした。博多で結婚式を挙げるとのことで、松江発の夜行バスで博多に向かった訳です。しかし、結婚式は午後なので、午前は私鉄を巡ろうと考えました。


博多駅(でかい)


 まず腹ごしらえという事で、やはり駅弁から朝ごはんをチョイスです。


鹿児島黒豚めんたい弁当


 こちらを手掛ける「博多松栄軒」さんの本店「松栄軒」さんは鹿児島県出水市に本社を置く鹿児島県の駅弁屋で、鹿児島らしい黒豚を始めとしたメニューや福岡•九州要素を取り入れたお弁当を数多く手掛けています。味は濃いめですが、ペロリとホームで平らげました。

 弁当を平らげた辺りで鹿児島本線の大牟田方面行きが来ました。これに乗って基山駅まで行きます。


基山駅

 鹿児島本線や九州新幹線は博多と久留米の間の区間で一度佐賀県を通ります。基山駅も又、佐賀県基山町にあります。そして、この駅こそが甘木鉄道のスタート地点でもあります。

 甘木鉄道は1939年に開通した国鉄甘木線が発祥となります。1981年に第一次特定地方交通線にしていされ廃線が決定しました。ここで意見が食い違ったのが県と地元自治体です。西鉄甘木線の存在もあり、廃線方向で進める県に対し、地元甘木町(現:朝倉市)は存続を希望しました。その過程もあり、県からのお金はほぼ落ちなかったと言われています。1986年に第3セクターとして再出発した甘木鉄道は、交差する路線とのダイヤ調整、新駅開設、何よりも福岡市郊外の発展の恩恵も受けて現在では比較的安定した運営を続けています。

基山駅の地元特産品紹介コーナー


 元々国鉄だっただけに、駅の自由通路から甘木鉄道のホームに降りることが出来ます。





 甘木鉄道の短い旅がスタートします。