富士を出発し、雄大な富士山を見ながら、列車は北上していきます。
途中、富士宮までは複線です。ただ、スピードは出ずに60~70㌔を行ったり来たり。比較的線形の良い区間でもこれぐらいです。
富士宮には以前、某学会の総本山的なお寺があり、そこに向かう臨時列車が多数運行されていたため、複線になっているとのこと。現在は、そのお寺を破門になったのですっかり運行本数が少なくなってしまったみたいです。
まあ、この区間は毎時3本ぐらいは運行されてますから、複線でもおかしくありません。
富士宮を出ると、一気に昇り勾配がきつくなってきます。速度もさらに落ち、60㌔を下回るように・・・
一応、使用車両の373系は110k/mまで出せまして、静岡~富士の東海道線内では最高速度で走っているのですがね。
基本的に身延線は富士川に沿って敷かれており、富士山が見えなくなると、このように川の景色が見られます。
ただ、川に沿って・・・ということは、かなりカーブが多く、グネグネした線形であるということ。373系は振り子車ではないので、速度は出せません。
もう聞いたことない地名ばかりで、どこを走っているかさっぱり分かりません。(笑)
この区間の普通列車は、デイタイムは2時間に1本。貴重な交換風景です。
駅周辺以外にはほとんど家がなく、規模の大きな街もないので、2時間に1本は適正かもです。
山間部の区間では唯一、線路の名前にもなっている身延周辺は街という感じ。
山梨県側に入り、鰍沢口まで来ると、再び列車の本数が増えます。デイタイムでも、40分間隔ぐらいで普通列車が運行されています。
盆地だ・・・
時系列バラバラですが、下部温泉駅の前にある温泉、行きたかったなぁ・・・。待ち時間的には全然すごせそうだったのですけど、なにせこの後の行程が詰まっているので、断念しました。
ひょっこり富士山。
富士から1時間50分、ようやく甲府に到着です。乗車時間は2時間未満なのですが、体感3時間ぐらいでした。
線形や勾配、それに路盤やポイントの改良もほぼされていないので、基本60㌔ぐらいしかスピードが出ないんですよね。
身延線内だけで見ると、表定速度は50キロを下回っており、もう観光列車レベルなんですよね。乗車率もいいとは言えず、中々苦しそうですね。
甲府で降りるのは初!といことで、遅いお昼は名物・ほうとう!野菜たっぷりで美味しかった!
あ、次こいつに乗ります。