鵠沼海岸駅【神奈川県】(小田急江ノ島線。2023年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
神奈川県藤沢市南部、閑静な住宅街に位置する小田急小田原線の駅で、駅名の通り鵠沼海岸への最寄駅であり、神奈川県立湘南海岸公園への最寄駅でもありますが、駅名とは裏腹に駅から海を全く見ることができない難読駅、
鵠沼海岸駅 (くげぬまかいがんえき。Kugenuma-kaigan Station) です。
 
 
駅名  
鵠沼海岸駅 (OE 15)  
  
所在地  
神奈川県藤沢市   
 
乗車可能路線  
小田急電鉄:江ノ島線  
  
隣の駅  
相模大野方………本鵠沼駅  
片瀬江ノ島方……片瀬江ノ島駅  
   
訪問・撮影時  
2023年7月  
 
 
駅概要   
駅形態……………地平駅(1929年開業)。
駅舎………………西側の上り2番線ホームに面して駅舎があります。
出入口……………西側のみ。東からは約80m北or約90m南の踏切を渡って西側へ。
バリアフリー……○(改札~2番線はスロープ併設。1番線への跨線橋はエレベーター併設)。
点字ブロック……駅出入口~改札~各ホームに設置。
駅前広場…………×(駅近くを通るバス路線はありません)。
 
 

駅舎です。北方向を望む。
線路西側にあります。平屋建てで、オープン構造です。
改札口は左側にあります。右側のシャッターが閉じられている場所にはかつて売店がありました。現在は期間限定ショップのスペースになっているようです。
尚、駅前が手狭なため、駅前広場は整備されていません。
また、自動車で駅舎前に乗り入れるのは困難です。
 
鵠沼海岸方面への駅前通りは写真左後方へ延びています。
写真左奥には有料駐輪場があり、それと線路の間の路地を通り抜けると北側の踏切へ行けます。
写真右前方のATM横にも線路沿いに路地があり、南側の踏切へ抜けられます。その右前方の線路沿いには交番があります。
 
 

写真は南方向を望む。
 
 

駅前です。南西を望む。右後方に駅舎があります。
奥に延びる駅前通りはブロック舗装されていて、おしゃれで高級な感じを醸し出しています。
沿道は商店街になっています。
また、駅周辺は戦前より湘南の別荘地として開発されており、今でも高級住宅街として名高いです。駅の東西とも閑静な住宅街が広がっています。
 
駅名は「鵠沼海岸駅」ですが、駅前に海岸はありませんw
約600m南、国道134号線をくぐった先に神奈川県立湘南海岸公園があります。
公園を通り抜けると、ようやく相模湾に面した鵠沼海岸(東岸)に到達します(駅の約800m南)。
尚、江の島は鵠沼海岸のさらに2km南東に位置しているため、片瀬江ノ島駅のご利用が便利です。
そして、駅の約800m南西、引地川を渡る国道134号・鵠沼橋の西側には鵠沼海浜公園があり、その南側の相模湾沿いにも鵠沼海岸(西岸)が延びています。
 
ちなみに、約1.5km東には江ノ島電鉄線【江ノ電】の鵠沼駅がありますが、距離があるため、乗換には適しません(藤沢駅での乗換が便利。片瀬江ノ島駅~江ノ島駅間は600mほどの距離があります)。
 
 



改札口です。1枚目と2枚目は東方向を、3枚目は南方向を望む。
 
駅員配置………あり(有人駅)。駅員不在時間あり。改札内外にインターホン設置。
自動改札機……あり(5通路)。  
ICカード………『PASMO』のエリア内。
幅広通路………窓口に面した右端通路。点字ブロック設置。
有人通路………窓口に面した右端の幅広自動改札通路が有人通路を兼ねています。
窓口……………あり(改札窓口のみ。右手前の出札窓口は閉鎖)。
自動券売機……あり(出札窓口の右側。ICチャージ可)。
          一部は特急券または通勤定期券も購入可能。
自動精算機……あり(ICチャージ可)。
トイレ…………改札内(下り1番線ホームに設置。多機能トイレ併設)。
改札外設備……銀行ATM。
改札内設備……コインロッカー。
売店……………なし。  
コンビニ………なし(約120m南にファミマが、約120m北にセブンがあります)。
 
トイレは跨線橋を渡った先の下り片瀬江ノ島行き1番線ホームのみにあり、不便です。
 
そして、改札を通って階段またはスロープを登ると上り藤沢・相模大野方面2番線ホームです。
2番線に出て右へ進むと下り1番線ホーム行きの跨線橋があります。階段のほかエレベーターも併設されています。
鵠沼海岸駅はバリアフリーに対応しています。
 
 

改札内より改札口を撮影。西方向を望む。
2番線ホームと改札口の間は、結構高低差があります。
改札口の左手前に自動精算機があります。
 
 

下り1番線に設置の建植式駅名標です。非電照式です。
新デザインですが、外国語は英語(ローマ字)のみです。
駅ナンバリングが併記されています (OE 15)。
 
 

こちらは2番線に設置の吊下式駅名標です。
電照式かどうか不明です。電照式の場合、バックライトは蛍光灯の可能性が高そうです。
それにしても、よそ者にとって「鵠沼」を「くげぬま」とは読めないですね~。
しかも岐阜県や愛知県で育った私は「鵜沼(うぬま)」と混同してしまいますwww
 
 



駅構造……地平駅(北東~南西方向)。
配線………相対式ホーム2面2線。
 
右ホーム(東)は1番線で下り片瀬江ノ島行き、左ホーム(西)は2番線で上り藤沢・相模大野方面ならびに新宿方面です。
現在、当駅に停車する列車は各駅停車のみで、しかも新宿直通列車はありません。
  
ホーム有効長……6両分。
ホームドア………なし(2023年7月時点)。通過列車に注意。
ホーム幅…………各ホームとも中ほどに広い箇所があるものの、
        全体的に狭いです。
上屋(屋根)………各ホームとも中ほど約4両分に設置。 
ホーム上設備……ベンチ・飲料自動販売機・インターホン(各ホーム)。
ホーム上設備……トイレ・多機能トイレ(1番線のみ)。
 
中ほどに両ホームを結ぶ跨線橋があり(EV併設)、跨線橋の相模大野寄り1番線側(3枚目写真左側)に駅舎・改札口があります。
 
写真は3枚とも2番線より藤沢方・相模大野方を望む。
 
 


2枚とも2番線(右)より片瀬江ノ島方を望む。
1番線の藤沢方・相模大野方にトイレと多機能トイレがあります。
全体的にホーム幅が狭いので、混雑時は注意が必要です。
 
 

2番線より藤沢方・相模大野方を望む。
ホーム端のすぐ先に踏切があり、これ以上のホーム延伸は不可能です。
この先、畑も残る住宅街の中を連続で右カーブで走り、進路を北東に変えてしばらく進むと本鵠沼駅へと至ります。
 
 

2番線より片瀬江ノ島方を望む。
こちらもホーム端のすぐ先に踏切があるためホーム延伸が無理です。
結果、鵠沼海岸駅を10両対応ホームにする場合は立体化または踏切の廃止以外に方法がありません。また、当駅だけが原因ではありませんが、ホーム有効長の短さが、江ノ島線の各駅停車が6両編成以下に制限される一因になっています。まぁ需要面からして現状の6両で十分かもしれませんが…。
 
この先、左へカーブして閑静な住宅街の中を南東へ走りますが、やがて右へカーブして進路を南南東に変えると右手の踏切道越しに海が見えそうで見えません…。そして最後は左へカーブして進路を南東に変えると、終点の片瀬江ノ島駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・2023年(駅訪問の為)。          
  
相対式ホーム2面2線で、藤沢方面2番線ホームに面して駅舎・改札口があります。駅前は駅名に相応しいおしゃれな雰囲気が漂っていますが、駅前広場が無く手狭で、人が多いと駅舎周りがごちゃごちゃしてしまいます(私の訪問時がそうでした)。
 
鉄路のみでのアクセス(ルートは一例です)    
新宿から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       小田急線江ノ島線直通の快速急行に乗車。藤沢で片瀬江ノ島行きに乗換。
大阪から・・・当日到達可、日帰り往復可。
       東海道新幹線(小田原)東海道線(藤沢)小田急江ノ島線。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり (約120m南にファミマが、約120m北にセブンがあります)   
飲食チェーン店・・・なし (最寄店舗は約650m南「マクドナルド」)      
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急江ノ島線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は鵠沼海岸駅でも途中下車してみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)