2月28日に発売されたTOMIXの「国鉄 72・73形通勤電車(京阪神緩行線・明石電車区)セット」(品番98883)は、手持ち車両でセット編成を再現できるため購入を見送りましたが、製品内容が気になるので、車両ケースと付属品の一部をオークションで入手してみました。

 

TOMIXの「国鉄 72・73形通勤電車(京阪神緩行線・明石電車区)セット」(品番98883)の車両ケースです。

 

入手した車両ケースには、説明書と注意書きのみで付属品は添付されていません。

 


説明書には、付属品のイラストと添付数量が記載されていました。

 

オークションには付属品が個別に出品されており、その画像を確認した結果を記述します。「運行番号と前面方向幕」は、透明プラ素材で、運行番号は印刷済み(13・26・65・47Mでサイズ違いが各3枚)ですが、前面方向幕はサイズの大小が各4枚、それぞれ半数が白色無地印刷と印刷なし(透明)になっています。「ATS車上子と台車排障器」は、何れも黒色プラ素材で従来品と同一品です。

 

「シール」と「転写シート」は、イラストが記載されていないので、別途入手してみました。

「シール」は、行先を印刷した紙製(裏面が糊付き)です。京阪神緩行線で使用された前面サボが、9種類(京都・高槻・大阪・神戸・西明石・吹田⇔甲子園口・住吉⇔須磨・大阪⇔西明石・京都⇔西明石)で各6枚。付録として房総地区(津田沼所属)に転出後の前面行先表示が、4種類(安房鴨川行・木更津行・千葉行・成田-我孫子)で各4枚。

 

京阪神緩行線は前面中央窓の下に、千葉地区は助手席窓上部に貼り付けます。

 

京阪神緩行線(高槻行)のクハ79300番台 (1964年 高槻~摂津富田)

 

京阪神緩行線のクモハ73049 (1964年 京都駅)

 

京阪神緩行線のクモハ73233 (1964年 京都駅)

 

京阪神緩行線の前面サボは、上部2箇所の爪で吊り下げるタイプで、車両前面中央に設けられた掛け金具に引っ掛けてありました。前面手スリの位置に掛け金具がある車両が多かったように思いますが、掛け金具の設置位置にはバラツキがあり、製品説明書のように高い位置の車両もありました。

 

 

付属品の転写シート(インレタ)です。

 

上半分に、①車体番号のクモハ73形(クモハ73037・73049),モハ72500形(モハ72663・72665)、クハ79300形(クハ79354・79402)、クハ79300形・後期型(クハ79451・79453)、モハ72920形(モハ72942・72946・72953・72962)、クハ79920形(クハ79920・79922・79949) の各車番が3枚、②乗務員室表示(縦書き・横書きが各12枚)、③ATS標記(12枚)、④所属標記(大アカが20枚)。

 

下半分は[付録]で、車体番号(クハ79397・79407・79932・79945,モハ72575・72580・72944・72957,クモハ73189・73243,モハ72069・72087,クハ79146・79222,サハ78213・78234が各3枚)。予備車体番号(クハ79,モハ72,サハ78,クモハ73が各3枚。バラ数字1~9・0が各10個)。更にATS標記(10枚)、所属標記(千ツヌが20枚)。

 

最後に、説明書の「セット内容・編成について」を転記しておきます。

 

昨夏に発売予告があった際に投稿した下記記事に、車両の個別概要を記載しています。

 

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