鉄道コレクション 東急電鉄7200系東横線・非冷房車 4両&2両セット のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

先月の養老鉄道7700系に続いて、18m級の東急オールステンレスカーが熱い鉄コレ

 

わたしの街~扱いで出た3000系に続いて、今回は7200系が通常のオープンパッケージ扱いで発売となりました。

 

再生産でも十二分熱いですが、原型の非冷房屋根と中間車を引き連れての発売で(お値段差し引いても)テンションアゲアゲ

 

ということで、レビュー的なものでございます。

 

 

まずは4両セットの方から眺めていきます。

 

パッケージ自体は至って普通、何時も通りの鉄コレフォーマット

 

 

流石にこの世代で「東急電鉄」表記は違和感があるものの、そこは大人の事情ということで

 

 

パッケージ上下面は正面イラストと側面の線画

 

デハ7212号車が描かれています。

 

 

左右面は編成での側面イラスト

 

 

裏面

 

解説文と諸注意他

 

実車写真無しは年代が古いのでしょうがないと思います。

 

 

続いて2両セットの方

 

球数的にはこちらの方が必要数多め、手を取りやすい価格(相対的に)というのも相まって4両セットよりこちらの方が早期に亡くなりそうな予感?

 

欲しい人は早めに押さえといた方が良いかもです。

 

 

こちらも上下面は前面イラストと側面の線画

 

車番はセット内容に合わせてデハ7207号車に変えてあって芸が細かいです(笑)

 

 

左右面は編成での側面イラスト

 

田園都市線の鷺沼以西やこどもの国線であれば、この2両編成でもOKです。

 

 

裏面

 

説明文と諸注意ですが、セット内容の変更に合わせて説明文の内容が変更されており芸が細かいです(笑)

 

 

…何がとは深く言いませんけど、感慨深いなと思いつつ(笑)

 

 

4両セットの方から開封

 

 

ステッカーは両セットで共通のものが新規

 

書いてある通り東横線以外の内容もしっかりと網羅してくれていますが、運番は0なのでGM辺りから引っ張ってきましょう。

 

前面の急行板は専用のパーツがあるにも関わらず、ステッカーにも含まれます。

 

 

今回の製品で特長的と言える急行板

 

アンテナパーツと一緒に封入されています。

 

他の車両や田園都市線通勤快速との仕様共通化を踏まえると、折角入れて頂いたのですが、使うかどうかは微妙なラインです。

 

余談ながらアンテナは要注意で、この時代は日常的に先頭に出ていない車両には取り付けられていないケースが殆どでした。

 

過去の鉄道ピクトリアル東急特集などで、再現したい編成&時期でアンテナ設置の有無を事前に調べられることをお勧めします。

 

 

台車枠はお馴染みのTS-807

 

何時もはアンテナとセットなので、単体で入っているのは珍しく感じます。

 

 

2両セットの方

 

車両以外の内容物は一緒なので、これだけ…

 

地味に封入されてるアンケートの折りたたみ方が違うという、非常にどうでもよい発見(笑)

 

 

ということで、車両を眺めていきましょう。

 

まずは4両セットの方から、渋谷方先頭車のデハ7200形のデハ7212号車

 

 

前面


車体の金型自体は事業者限定版と一緒だと思いますが、銀の塗りが非常にキレイです。

 

 

下部にステップ無しの7200系本来の姿

 

東急時代の更新で消滅した姿ですので、当然ながらこの仕様で出たのも事業者限定版以来(笑)

 

格好良いです。

 

 

側面

 

 

前面もですが、車番は印刷済み

 

とはいえ、ステッカーなりインレタを上から貼っちゃえばOKなので変更は簡単です。

 

自分が再現したい編成にどんどん変えちゃいましょう。

 

 

東急マークは印刷方法が変更に

 

今まではベタでそのままだったものを、台座の銀色をしっかりと再現してくれたので見栄えが良くなりました。

 

一方で台座のモールド化は見送られていますので、T.K.K.にしたい方も安心です(笑)

 

 

妻面サイド

 

車内の座席パーツはモケットの色を反映して小豆色

 

事業者限定の冷房車はオレンジ色になっていたので、時代考証に則して改善?したといえる部分でしょう。

 

 

目玉であります、屋根周り

 

非冷房車のスッキリとした美しい姿は新規です。

 

 

非冷房の7200系や8000系1次車で使われていたベンチレーター

 

今までトレジャータウンから金属製のものは発売されていたものの、プラ量産品ではGMエコノミーキット付属品を除いて史上初となります。

 

 

形状なんかも文句は無いのですが、どうにもゲートの位置が宜しく無いようで…ここは何時も通りの鉄コレで勿体無い部分

 

塗り直す序に削ってあげましょう。

 

色自体は完全に屋根と同色に見えますが、過去の写真を見るとほぼ同色で正解だった時期もありそうで…要検証案件です。

 

 

パンタ周り

 

ヒューズ箱の位置が車両中央に寄っている非冷房車ならではの姿

 

配管の回り方が日立車と東洋車で違ったとの話を見かけたものの、手持ち資料では詳細分からず

 

 

外して裏を除いてみますと…

 

屋根板のアルファベット表記は「A」の文字

 

 

もしや?と思って冷房車の屋根を引っ張り出しましたが…こちらは「C」の文字

 

かなり昔から企画自体はあったようですね。。。

 

ちなみにですが、順当にクハ7500形の非冷房車は「B」で、冷房車は「D」となってます。

 

 

続いて中間車のデハ7300形7302号車

 

 

豊橋鉄道1800系で製品化されていたものの、東急仕様では待望の7200系中間車となります。

 

床下機器はデハ7200形と完全に同一で仕上げられいます。

 

 

豊橋鉄道1800系では方向幕設置車

 

モールドそのままだったらどうしようと心配しておりましたが、要らない心配だったようです。

 

 

当たり前ですが、妻面などは先頭車と大差なく

 

 

屋根周り

 

先頭車とは異なるベンチレーターの配置をしっかりと再現しています。

 

 

屋根板のアルファベット表記は、Dの次で順当にEかと思っていましたが…

 

なんと「K」の表記

 

E,F,G,H,I,Jの6種類は隠し玉がありそうな雰囲気を感じるものの…何処まで考えて設計しているのでしょうね。

 

 

続いて中間車その2のデハ7400形7402号車

 

電動発電機と補助電源の有無があるものの、模型的には車番以外デハ7302号車と同様です。

 

寧ろ模型的には気にせずに転用できるので好都合かも(笑)

 

 

最後に桜木町方の先頭車、クハ7500形のクハ7512号車

 

 

非冷房屋根になった以外は変化無し…?と思いきや

 

 

あれ?こんなに床下スカスカだったかな、という違和感

 

 

 

もしや?と思って、冷房車のクハ7500形を引っ張り出してみたら、冷房化時の補助電源の有無で作り分けていました。

 

何処まで正確か検証は必要なものの、純粋に違いを表現しているのは好印象です。

 

 

続いて2両編成の方

 

と言っても、4両セットから中間車を間引いただけなので、2両並べての写真だけで略

 

こちらはデハ7207号車とクハ7507号車のオーソドックスなペアです。

 

今回のセット構成を1箱ずつ買って購入すると

 

デハ7212-デハ7302-デハ7402-クハ7512+デハ7207-クハ7507の6両編成となります。

 

1980年4月時点での編成表を確認する限り、この6両編成を組んで東横線を走っていた時期もあったようです。

 

が、6両かつ非冷房車がこの時期に急行運用に入っていたとは考えづらいです。

 

1974年~1979年までの5年間は、先述の6両に+デハ7208-クハ7508を桜木町方に加えた8両編成で走っていたようで、そちらであれば間違いなく急行運用で走っていると思います。

 

順当に東横線で遊ぶとしても、2両セットは2つ買った方が良さそうです。

 

 

ということで、鉄道コレクション 東急電鉄7200系東横線・非冷房車 4両&2両セット のレビュー的なものを書いてみる でした!

 

順当にオープンパッケージで発売となり、作るのが地味に大変だった非冷房車ということで、お値段を踏まえても大変嬉しい製品となりました。

 

出来れば屋根板の仕込みを回収して欲しいなとは思いつつ、マイクロ製GMブランドの製品も間近に迫っていますので、何処までフラグが回収されますやら…

 

今回の7200系非冷房車の為だけにベンチレーターを起こしたとも思えないので…という部分も期待したいです。

 

 

今回は4両セット×3と2両セット×2が入線

 

順当に東横線の4+2+2の非冷房車8両急行と、田園都市線で遊ぶよう、そして目蒲線で遊びたいと思います。

 

本当は大井町線も…でしたが、やはりお高いですねorz

 

 

とまぁ…価格はヤバいなぁと思いつつ、1984年夏前にだけ見られた目蒲線の凸凹編成が無加工で楽しめるようになったのは良い時代だと思います。